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公開日 2018/05/10 11:00
デノン、3.5万円の最廉価帯 5.2ch AVアンプ「AVR-X550BT」。HDRパススルーにも対応
5入力/1出力のHDMI搭載
デノンは、同社AVアンプに新エントリーモデルを追加。5.2ch AVアンプ「AVR-X550BT」を5月中旬に発売する。価格は35,000円(税抜)。
これまでのデノンのAVアンプのエントリーは“1000番台”のモデル(2018年モデルではAVR-X1500Hが該当)だったが、そのさらに下のクラスとして“500番台”の本機が追加された。500番台はこれまで欧米では投入されていたモデルだが、日本に導入されるのは初めてとなる。
AVR-X550BTは、5chディスクリート・パワーアンプ、2系統のサブウーファー出力を搭載。ロスレスサラウンドフォーマットはドルビーTrueHDとDTS-HDに対応する。ドルビーアトモスやDTS:Xなどには非対応。なおHDMI端子は5入力/1出力を備える。
実用最大出力は140W(1ch駆動時、6Ω)。映像については、HDCP 2.2や4K/HDRのパススルーに対応する。Bluetoothレシーバー機能を内蔵し、音楽再生や専用のリモコンアプリによる操作にも対応。ネットワーク機能は非搭載だが、USBメモリー経由で96kHz/24bitまでのFLACファイルが再生できる。
本機が新たに投入された背景について、デノンの宮原利温氏が紹介した。デノンは現在AVアンプのシェアを大きく伸ばしているが、特にECサイトでは、これまで同社が日本に投入してこなかった5万円以下のモデルが人気とのこと。このクラスに合わせて本機を投入したという。宮原氏は「エントリーとはいえ、上位モデルから厳選した機能、最新技術を投入している。シンプルな5.2ch構成ということもあり、AVアンプを初めて導入される方にも最適なモデル」と紹介していた。
■上位機と同様のディスクリート・アンプなどを搭載
パワーアンプ回路は、同時発表された上位機「AVR-X1500」と同様に、デノンHi-Fiオーディオアンプの設計思想を継承した全チャンネル同一のディスクリート構成を採用。アンプは厳選されたパーツで構成されているという。最大出力は140W。
また、2014年以降の同社AVアンプから見直しが図られた、出力段における保護回路も継承。パワートランジスタの発熱をリアルタイムにモニターすることで、電流リミッター回路の排除を実現。これによりピーク電流を大幅に向上した。
電源部のブロックコンデンサーには、6,800μF/63Vの大容量カスタムコンデンサーを2基採用。マルチチャンネルでの大音量再生時でも余裕をもった電源供給を可能にした。さらに、カスタムコンデンサーを出力段のパワートランジスタと同一基板上に配置し、最短距離での電源供給を実現している。
サラウンドフォーマットのデコードなどのために、デュアルコア32bit DSPを搭載。前述のようにドルビーTrueHDとDTS-HDに対応する。ドルビーアトモスやDTS:Xなどのオブジェクトオーディオには非対応。
音楽再生では、フロントパネルに備えたUSB端子よりUSBメモリー内に保存された、96kHz/24bitまでのFLACファイル再生に対応する(非圧縮のFLACファイルには非対応)。そのほか、WAV/MP3/WMA/AACファイルをサポート。圧縮音源の圧縮時に省かれてしまった信号を生成・復元する「リストアラー」機能により、圧縮前の音に近い状態を再現できるとする。
■HDR10/Dolby Vision/HLGに対応
映像については、HDR信号のパススルーに対応。HDMI入力端子は、エントリー機としては最多の5系統を備え、そのうちの3系統は、4k/60p、BT.2020、HDR10といったUltra HD Blu-ray規格をカバーする。また、HDR規格のDolby Vision(ドルビービジョン)、HLG(Hybrid Log-gamma)にも対応する。
またこれも前述の通り、Bluetooth機能を内蔵。AM/FMラジオチューナーを備え、ワイドFMにも対応する。付属のリモコンのほか、iOS/Android/Kindle Fire対応のリモコンアプリ「Denon 500 Series Remote」からの操作にも可能。AVR-X550BTとペアリングしたモバイルデバイスからの操作と音楽再生ができる。なお、同アプリはBluetoothによる安定した接続が確保されるため、快適な操作性を体験できるという。
そのほか、デノンのAVアンプの特徴であるユーザビリティも継承。配線時に迷わないよう、スピーカー端子がチャンネルごとに色分けされている。また、初期設定をグラフィックとテキストでガイドする「セットアップアシスタント」機能と、付属のマイクで接続するスピーカーや部屋の音響特性を測定してスピーカーの設定を自動で行う「オートスピーカーセットアップ」機能、フロントパネルとリモコンに用意された4つのボタンに“入力ソース/音量レベル/サウンドモードの設定”などを記憶させワンタッチで切り替えられる「クイックセレクトプラス」機能なども搭載する。
デザイン面では、デノンのフラグシップAVアンプ「AVC-X8500H」にも採用されたミニマルデザインを継承。従来のエントリーモデルではフロントパネルの真ん中の部分がくぼむ形のデザインだったが、新たにトラップドアを模した前にせり出すようなデザインと高品位なボタンを採用し、高級感を演出したとする。
■主な仕様
定格出力は70W+70W(8Ω、20Hz - 20kHz、THD 0.08%、2ch駆動)、適合インピーダンスは6 - 16Ω、周波数特性は10Hz - 100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時)、SN比は98dB(IHF-A、ダイレクトモード時)。接続端子はHDMI×入力5/出力1、コンポジット×入力2/出力×1、アナログ音声入力×2、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ヘッドホン出力×1、USB×1。外形寸法は434W×151H×319Dmm(フット、端子、つまみ含む)、質量は7.6kg。
Bluetoothはバージョン3.0+EDR、対応プロファイルはA2DP/AVRCP、対応コーデックはAAC/SBC。
これまでのデノンのAVアンプのエントリーは“1000番台”のモデル(2018年モデルではAVR-X1500Hが該当)だったが、そのさらに下のクラスとして“500番台”の本機が追加された。500番台はこれまで欧米では投入されていたモデルだが、日本に導入されるのは初めてとなる。
AVR-X550BTは、5chディスクリート・パワーアンプ、2系統のサブウーファー出力を搭載。ロスレスサラウンドフォーマットはドルビーTrueHDとDTS-HDに対応する。ドルビーアトモスやDTS:Xなどには非対応。なおHDMI端子は5入力/1出力を備える。
実用最大出力は140W(1ch駆動時、6Ω)。映像については、HDCP 2.2や4K/HDRのパススルーに対応する。Bluetoothレシーバー機能を内蔵し、音楽再生や専用のリモコンアプリによる操作にも対応。ネットワーク機能は非搭載だが、USBメモリー経由で96kHz/24bitまでのFLACファイルが再生できる。
本機が新たに投入された背景について、デノンの宮原利温氏が紹介した。デノンは現在AVアンプのシェアを大きく伸ばしているが、特にECサイトでは、これまで同社が日本に投入してこなかった5万円以下のモデルが人気とのこと。このクラスに合わせて本機を投入したという。宮原氏は「エントリーとはいえ、上位モデルから厳選した機能、最新技術を投入している。シンプルな5.2ch構成ということもあり、AVアンプを初めて導入される方にも最適なモデル」と紹介していた。
■上位機と同様のディスクリート・アンプなどを搭載
パワーアンプ回路は、同時発表された上位機「AVR-X1500」と同様に、デノンHi-Fiオーディオアンプの設計思想を継承した全チャンネル同一のディスクリート構成を採用。アンプは厳選されたパーツで構成されているという。最大出力は140W。
また、2014年以降の同社AVアンプから見直しが図られた、出力段における保護回路も継承。パワートランジスタの発熱をリアルタイムにモニターすることで、電流リミッター回路の排除を実現。これによりピーク電流を大幅に向上した。
電源部のブロックコンデンサーには、6,800μF/63Vの大容量カスタムコンデンサーを2基採用。マルチチャンネルでの大音量再生時でも余裕をもった電源供給を可能にした。さらに、カスタムコンデンサーを出力段のパワートランジスタと同一基板上に配置し、最短距離での電源供給を実現している。
サラウンドフォーマットのデコードなどのために、デュアルコア32bit DSPを搭載。前述のようにドルビーTrueHDとDTS-HDに対応する。ドルビーアトモスやDTS:Xなどのオブジェクトオーディオには非対応。
音楽再生では、フロントパネルに備えたUSB端子よりUSBメモリー内に保存された、96kHz/24bitまでのFLACファイル再生に対応する(非圧縮のFLACファイルには非対応)。そのほか、WAV/MP3/WMA/AACファイルをサポート。圧縮音源の圧縮時に省かれてしまった信号を生成・復元する「リストアラー」機能により、圧縮前の音に近い状態を再現できるとする。
■HDR10/Dolby Vision/HLGに対応
映像については、HDR信号のパススルーに対応。HDMI入力端子は、エントリー機としては最多の5系統を備え、そのうちの3系統は、4k/60p、BT.2020、HDR10といったUltra HD Blu-ray規格をカバーする。また、HDR規格のDolby Vision(ドルビービジョン)、HLG(Hybrid Log-gamma)にも対応する。
またこれも前述の通り、Bluetooth機能を内蔵。AM/FMラジオチューナーを備え、ワイドFMにも対応する。付属のリモコンのほか、iOS/Android/Kindle Fire対応のリモコンアプリ「Denon 500 Series Remote」からの操作にも可能。AVR-X550BTとペアリングしたモバイルデバイスからの操作と音楽再生ができる。なお、同アプリはBluetoothによる安定した接続が確保されるため、快適な操作性を体験できるという。
そのほか、デノンのAVアンプの特徴であるユーザビリティも継承。配線時に迷わないよう、スピーカー端子がチャンネルごとに色分けされている。また、初期設定をグラフィックとテキストでガイドする「セットアップアシスタント」機能と、付属のマイクで接続するスピーカーや部屋の音響特性を測定してスピーカーの設定を自動で行う「オートスピーカーセットアップ」機能、フロントパネルとリモコンに用意された4つのボタンに“入力ソース/音量レベル/サウンドモードの設定”などを記憶させワンタッチで切り替えられる「クイックセレクトプラス」機能なども搭載する。
デザイン面では、デノンのフラグシップAVアンプ「AVC-X8500H」にも採用されたミニマルデザインを継承。従来のエントリーモデルではフロントパネルの真ん中の部分がくぼむ形のデザインだったが、新たにトラップドアを模した前にせり出すようなデザインと高品位なボタンを採用し、高級感を演出したとする。
■主な仕様
定格出力は70W+70W(8Ω、20Hz - 20kHz、THD 0.08%、2ch駆動)、適合インピーダンスは6 - 16Ω、周波数特性は10Hz - 100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時)、SN比は98dB(IHF-A、ダイレクトモード時)。接続端子はHDMI×入力5/出力1、コンポジット×入力2/出力×1、アナログ音声入力×2、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ヘッドホン出力×1、USB×1。外形寸法は434W×151H×319Dmm(フット、端子、つまみ含む)、質量は7.6kg。
Bluetoothはバージョン3.0+EDR、対応プロファイルはA2DP/AVRCP、対応コーデックはAAC/SBC。