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公開日 2018/08/14 14:19
'18年上半期のAV市場はテレビの買い替え需要増。完全ワイヤレスイヤホンなども伸長でプラス成長に
金額面では前年をやや上回る
GfKジャパンは、全国の有力家電・IT取扱店の販売実績データ等を基に、2018年上半期(1-6月)の家電およびIT市場の販売動向を発表した。金額面では前年をやや上回り、冷蔵庫や洗濯機、テレビなど主要製品の好調が寄与したという。
国内家電市場の2018年通年の見通しとしては、前年の市場規模7兆700億円を1%程度上回ると予測。ただし、7月以降の記録的猛暑の影響で季節家電の販売が大きく前年を上回っており、予測をさらに上回る可能性があるとしている。また販売形態では、インターネット販売の成長が継続しており、2018年通年の家電小売市場における金額構成比は13%強となる見込み。
AV市場においては主要製品である薄型テレビの買い替え需要が増加し、それに伴う周辺機器の販売も回復。さらにワイヤレスイヤホンの伸長などにより、前年からプラス成長となった。
薄型テレビの販売台数は前年比7%増の260万台となった。また、6月期はワールドカップにより需要が押し上げられたこともあり、同25%増を記録している。4Kテレビは数量前年比40%増の100万台となり、薄型テレビに占める構成比は数量ベースで39%、金額ベースで69%と、いずれも前年同期から9%ポイント上昇した。
有機ELテレビも前年同期からモデル数が倍増し、販売台数は前年の約8倍を記録。薄型テレビに占める構成比は数量ベースでは2%ながら、金額ベースでは11%となった。薄型テレビの税抜平均価格は、4Kテレビや有機ELテレビといったハイエンド製品の販売増により、前年同期から3%上昇し約74,000円となった。
BDやDVDプレーヤー/レコーダーは前年から横ばいの190万台となった。その内訳はBDレコーダーが前年比4%増の94万台、DVDプレーヤーが同12%減、BDプレーヤーが同7%減。BDレコーダーは、シングルチューナー搭載機が数量構成比で8%(前年同期11%)、ダブルチューナー機が61%(同63%)へ縮小した一方、トリプルチューナー機は31%(同26%)へ拡大している。
イヤホンやヘッドホン市場は、前年比10%増の1,040万本と引き続き好調。ワイヤレスタイプの需要拡大が市場規模を押し上げており、特にBluetooth対応機は同78%増と大幅に伸長している。
市場におけるBluetooth対応機の数量構成比は、前年同期から13%ポイント伸長し32%となった。なかでも完全ワイヤレスイヤホンの販売本数は前年の約7倍と急伸し、市場に占める割合は数量ベースで6%、金額ベースで22%となった。
携帯電話は前年から横ばいの1,450万台で、スマートフォンがその90%を占める1,300万台の販売と下支えしている。またスマートフォンに占めるSIMフリースマートフォンの割合は、前年同期から1%ポイント低下し7%となった。
ウェアラブル端末は前年比3%増の58万台で、スマートウォッチは昨年後半に発売された新製品の販売が好調であったことを受け、数量前年比33%増となった。また、新モデルが相次いで登場したコネクテッドウォッチも同58%増と販売を伸ばしている。
パソコンとタブレット端末の市場規模は前年比5%増の1,020万台。このうちタブレット端末とスレート型PCが占める割合は前年同期の42%から40%へ縮小している。
デジタルカメラは前年比12%減の150万台。その内訳はコンパクトカメラが数量前年比9%減、一眼レフカメラが同19%減、ミラーレス一眼カメラが同4%減と、いずれもマイナス成長となった。金額規模でも前年比9%減となったが、ミラーレス一眼はハイエンドモデルの販売好調により単価上昇が続いており、同9%増を記録した。
交換レンズ市場は前年比4%増の40万本を記録している。一眼レフ用レンズが同4%増、ミラーレス一眼用レンズが同5%増と共にプラス成長で、高価格帯の成長が市場を下支えしており、交換レンズの税抜平均価格は前年同期から3%上昇し約63,800円となった。特にミラーレス一眼用レンズの税抜平均価格は、前年から14%上昇し約64,400円と、一眼レフ用レンズの平均価格を上回る結果となった。
国内家電市場の2018年通年の見通しとしては、前年の市場規模7兆700億円を1%程度上回ると予測。ただし、7月以降の記録的猛暑の影響で季節家電の販売が大きく前年を上回っており、予測をさらに上回る可能性があるとしている。また販売形態では、インターネット販売の成長が継続しており、2018年通年の家電小売市場における金額構成比は13%強となる見込み。
AV市場においては主要製品である薄型テレビの買い替え需要が増加し、それに伴う周辺機器の販売も回復。さらにワイヤレスイヤホンの伸長などにより、前年からプラス成長となった。
薄型テレビの販売台数は前年比7%増の260万台となった。また、6月期はワールドカップにより需要が押し上げられたこともあり、同25%増を記録している。4Kテレビは数量前年比40%増の100万台となり、薄型テレビに占める構成比は数量ベースで39%、金額ベースで69%と、いずれも前年同期から9%ポイント上昇した。
有機ELテレビも前年同期からモデル数が倍増し、販売台数は前年の約8倍を記録。薄型テレビに占める構成比は数量ベースでは2%ながら、金額ベースでは11%となった。薄型テレビの税抜平均価格は、4Kテレビや有機ELテレビといったハイエンド製品の販売増により、前年同期から3%上昇し約74,000円となった。
BDやDVDプレーヤー/レコーダーは前年から横ばいの190万台となった。その内訳はBDレコーダーが前年比4%増の94万台、DVDプレーヤーが同12%減、BDプレーヤーが同7%減。BDレコーダーは、シングルチューナー搭載機が数量構成比で8%(前年同期11%)、ダブルチューナー機が61%(同63%)へ縮小した一方、トリプルチューナー機は31%(同26%)へ拡大している。
イヤホンやヘッドホン市場は、前年比10%増の1,040万本と引き続き好調。ワイヤレスタイプの需要拡大が市場規模を押し上げており、特にBluetooth対応機は同78%増と大幅に伸長している。
市場におけるBluetooth対応機の数量構成比は、前年同期から13%ポイント伸長し32%となった。なかでも完全ワイヤレスイヤホンの販売本数は前年の約7倍と急伸し、市場に占める割合は数量ベースで6%、金額ベースで22%となった。
携帯電話は前年から横ばいの1,450万台で、スマートフォンがその90%を占める1,300万台の販売と下支えしている。またスマートフォンに占めるSIMフリースマートフォンの割合は、前年同期から1%ポイント低下し7%となった。
ウェアラブル端末は前年比3%増の58万台で、スマートウォッチは昨年後半に発売された新製品の販売が好調であったことを受け、数量前年比33%増となった。また、新モデルが相次いで登場したコネクテッドウォッチも同58%増と販売を伸ばしている。
パソコンとタブレット端末の市場規模は前年比5%増の1,020万台。このうちタブレット端末とスレート型PCが占める割合は前年同期の42%から40%へ縮小している。
デジタルカメラは前年比12%減の150万台。その内訳はコンパクトカメラが数量前年比9%減、一眼レフカメラが同19%減、ミラーレス一眼カメラが同4%減と、いずれもマイナス成長となった。金額規模でも前年比9%減となったが、ミラーレス一眼はハイエンドモデルの販売好調により単価上昇が続いており、同9%増を記録した。
交換レンズ市場は前年比4%増の40万本を記録している。一眼レフ用レンズが同4%増、ミラーレス一眼用レンズが同5%増と共にプラス成長で、高価格帯の成長が市場を下支えしており、交換レンズの税抜平均価格は前年同期から3%上昇し約63,800円となった。特にミラーレス一眼用レンズの税抜平均価格は、前年から14%上昇し約64,400円と、一眼レフ用レンズの平均価格を上回る結果となった。