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公開日 2019/12/11 17:04
パナソニックと寝具の西川がコラボ。一人一人にあわせた快適な睡眠環境を提供する新サービス開始
2020年3月18日から
パナソニック(株)は、寝具や眠りに関連するサービスを展開する西川(株)と「快眠環境サポートサービス」を共同開発し、サービスの提供を開始する。西川とパナソニックのメンバーが出席し、12月10日に発表会が開催された。
「快眠環境サポートサービス」は、一人一人にあわせた快適な睡眠環境を提供するもので、専用アプリ「Your Sleep」と、西川による新開発のSIマットレス「エアーコネクテッド」、およびパナソニックの家電で構成される。SIマットレス「エアーコネクテッド」で睡眠状態のデータを計測。そのデータとアプリを連動させ、パナソニックのエアコンや照明を制御し、よりよい睡眠のための寝室環境を自動調整する。また専用アプリにより睡眠状態のデータを可視化し、一人ひとりに合ったよりよい睡眠のためのアドバイスを行う。サービスの開始は2020年3月18日。利用にあたっては、マットレスや対応家電の代金に加え、サービス利用料として月額990円(税込)が必要となる。
「エアーコネクテッド」(価格140,800円・税込)は、同社のコンディショニングマットレス「エアー」に独自センサーを搭載したもの。表面にある1,860の凹凸で身体を支え、血行を妨げにくく圧迫感を緩和。ベース部が体の沈み込みを調整し、無理のない快適な寝心地を実現する。センサーは、西川と日本理工医学研究所とコスモリサーチが共同開発した圧電ラインセンサー。マットレスの構造から導き出された、睡眠計測に適した位置に内蔵されている。※初出時「エアーコネクテッド」の価格は148,000円・税込と記載しましたが、これは140,800円・税込の誤りでした。お詫びして訂正します。
睡眠中の人の呼吸など微細な動きから、睡眠時間や睡眠状態をはじめパーソナルデータを計測。これらのデータをパナソニック提供の専用アプリ「Your Sleep」が連携し、睡眠環境の制御やパーソナライズド アドバイスを可能にするという。
アプリによる環境制御に対応するのは、パナソニックのエアコン(2018年WX/Xシリーズ、2019年WX/X/AX/EXシリーズ、2020年X/UX/TXシリーズ)と、LEDシーリングライト(LINK STYLE LEDシリーズ)。エアコンは入眠のタイミングや睡眠状態に合わせて快適な温度、風向、風量で運転し、起床に近づくと設定温度を徐々に上げていく。LEDシーリングライトは、起床前の睡眠状況をみて徐々に明るくし、すっきりした目覚め環境をサポート。スピーカー搭載機種の場合、おやすみ開始から音楽の音量を徐々に小さくし、入眠検知後に自動で消音する。スマートフォンにダウンロード済みの好みの音楽の再生も可能だ。
専用アプリ「Your Sleep」は、睡眠の結果を「睡眠深度」や「睡眠スコア」で表示し、その結果に基づき一人一人にあったアドバイスを表示する。「睡眠スコア」は睡眠時間、睡眠効果、寝つきまでの時間、中途覚醒回数、目覚めの状態、深い睡眠の6項目で評価しスコアを算出。履歴は日次、週次、月次で表示しての振り返りが可能。日次のアドバイスは、過去の睡眠スコアの平均よりも低かった日に表示される。前日の就寝前行動「飲酒・カフェイン・運動・お風呂」についての「行動アンケート」に答えると、より詳細なアドバイスが表示される。
この「快眠環境サポートサービス」は、パナソニックが新設するECサイト「くらしサービスストア」で提供。なおSIマットレス「エアーコネクテッド」単体でも、西川の一部店舗と公式オンラインショップ、「くらしサービスストア」で購入することができる。
パナソニックは創業100周年を迎えた2018年を皮切りに、個別の家電に止まることなく家電同士が連携しての新たな体験の提供に向けさまざまな取り組みを進めている。そのひとつとして理想の睡眠環境を届けるプロジェクトをスタート、眠りの知見を有する西川産業(当時)との共同開発を同年3月に発表していた。本件の発表会に登壇した西川(株)営業統括本部 営業統括 取締役 執行役員の竹内雅彦氏は「1年半が経過し、ようやくこの場所にたどり着いた」と振り返る。
西川(株)は1566年、室町時代に創業して以来日本の眠りを支えてきた。1984年に睡眠環境の研究・開発を進める「日本睡眠化学研究所」を創立。様々な分野での世界トップレベルの研究機関との共同開発を進めている。この研究所での成果をもとに、2009年には快適な睡眠環境を実現するというコンディショニングマットレス「エアー」を発売し、各分野のトップアスリートの快適な眠りを支えている。
また2017年3月から、日本で初めて自宅での睡眠環境を可視化する一般向けサービスである「ねむりの相談所」をスタート。経産省、厚生労働省のお墨付きのもと、科学的根拠に基づいたサービスを提供。眠りに新たな価値を創造する新たな事業を開発してきたという。
こうした眠りのソリューションに加えた取り組みが、今回発表されたもの。パナソニックとの共同開発で着手した、快適な寝室環境の整備である。「互いの強みを掛け合わせ、新しい眠りの価値を届けられるサービスを開発できた。人生の1/3を支えている睡眠で、2/3の起きている時間が輝くための第一歩を踏み出せると期待する」と竹内氏は自信を覗かせた。
続いて登壇したパナソニック(株)アプライアンス社 コンシューマーマーケティング ジャパン本部 くらしサービスビジネスユニット長 内田義人氏は、「パナソニックは創業100周年を迎えてお客様のくらしアップデートを支えると約束させていただいた。目指すのは、お客様のくらしに寄り添い、一人ひとりに合わせた顧客体験を提供し続けること。人生100年時代にお客様の心と身体の健やかさをお届けする。今回の発表は、そこに不可欠な睡眠」と語る。
パナソニックの睡眠への取り組みは1980年代にさかのぼり、あかりがもたらす睡眠への効果を数多く収得し製品化につなげてきた。昨今ではエアコンのネットワーク接続で寝室使用でのデータ収集が可能となり、藤沢のサスティナブル・スマート・タウンにて寝室のエアコン制御の実証をスタート。人それぞれに異なる睡眠の悩みへの対応がいかに重要であるか再認識し、西川のもつ眠りの知見とパナソニックの寝室環境の治験を掛け合わせ、睡眠についてのソリューションをともに考え検証を重ねてきたという。
両社のコラボで生まれた新たなサービスが、一人一人の快適で健康な生活に一役買うことが期待される。
「快眠環境サポートサービス」は、一人一人にあわせた快適な睡眠環境を提供するもので、専用アプリ「Your Sleep」と、西川による新開発のSIマットレス「エアーコネクテッド」、およびパナソニックの家電で構成される。SIマットレス「エアーコネクテッド」で睡眠状態のデータを計測。そのデータとアプリを連動させ、パナソニックのエアコンや照明を制御し、よりよい睡眠のための寝室環境を自動調整する。また専用アプリにより睡眠状態のデータを可視化し、一人ひとりに合ったよりよい睡眠のためのアドバイスを行う。サービスの開始は2020年3月18日。利用にあたっては、マットレスや対応家電の代金に加え、サービス利用料として月額990円(税込)が必要となる。
「エアーコネクテッド」(価格140,800円・税込)は、同社のコンディショニングマットレス「エアー」に独自センサーを搭載したもの。表面にある1,860の凹凸で身体を支え、血行を妨げにくく圧迫感を緩和。ベース部が体の沈み込みを調整し、無理のない快適な寝心地を実現する。センサーは、西川と日本理工医学研究所とコスモリサーチが共同開発した圧電ラインセンサー。マットレスの構造から導き出された、睡眠計測に適した位置に内蔵されている。※初出時「エアーコネクテッド」の価格は148,000円・税込と記載しましたが、これは140,800円・税込の誤りでした。お詫びして訂正します。
睡眠中の人の呼吸など微細な動きから、睡眠時間や睡眠状態をはじめパーソナルデータを計測。これらのデータをパナソニック提供の専用アプリ「Your Sleep」が連携し、睡眠環境の制御やパーソナライズド アドバイスを可能にするという。
アプリによる環境制御に対応するのは、パナソニックのエアコン(2018年WX/Xシリーズ、2019年WX/X/AX/EXシリーズ、2020年X/UX/TXシリーズ)と、LEDシーリングライト(LINK STYLE LEDシリーズ)。エアコンは入眠のタイミングや睡眠状態に合わせて快適な温度、風向、風量で運転し、起床に近づくと設定温度を徐々に上げていく。LEDシーリングライトは、起床前の睡眠状況をみて徐々に明るくし、すっきりした目覚め環境をサポート。スピーカー搭載機種の場合、おやすみ開始から音楽の音量を徐々に小さくし、入眠検知後に自動で消音する。スマートフォンにダウンロード済みの好みの音楽の再生も可能だ。
専用アプリ「Your Sleep」は、睡眠の結果を「睡眠深度」や「睡眠スコア」で表示し、その結果に基づき一人一人にあったアドバイスを表示する。「睡眠スコア」は睡眠時間、睡眠効果、寝つきまでの時間、中途覚醒回数、目覚めの状態、深い睡眠の6項目で評価しスコアを算出。履歴は日次、週次、月次で表示しての振り返りが可能。日次のアドバイスは、過去の睡眠スコアの平均よりも低かった日に表示される。前日の就寝前行動「飲酒・カフェイン・運動・お風呂」についての「行動アンケート」に答えると、より詳細なアドバイスが表示される。
この「快眠環境サポートサービス」は、パナソニックが新設するECサイト「くらしサービスストア」で提供。なおSIマットレス「エアーコネクテッド」単体でも、西川の一部店舗と公式オンラインショップ、「くらしサービスストア」で購入することができる。
パナソニックは創業100周年を迎えた2018年を皮切りに、個別の家電に止まることなく家電同士が連携しての新たな体験の提供に向けさまざまな取り組みを進めている。そのひとつとして理想の睡眠環境を届けるプロジェクトをスタート、眠りの知見を有する西川産業(当時)との共同開発を同年3月に発表していた。本件の発表会に登壇した西川(株)営業統括本部 営業統括 取締役 執行役員の竹内雅彦氏は「1年半が経過し、ようやくこの場所にたどり着いた」と振り返る。
西川(株)は1566年、室町時代に創業して以来日本の眠りを支えてきた。1984年に睡眠環境の研究・開発を進める「日本睡眠化学研究所」を創立。様々な分野での世界トップレベルの研究機関との共同開発を進めている。この研究所での成果をもとに、2009年には快適な睡眠環境を実現するというコンディショニングマットレス「エアー」を発売し、各分野のトップアスリートの快適な眠りを支えている。
また2017年3月から、日本で初めて自宅での睡眠環境を可視化する一般向けサービスである「ねむりの相談所」をスタート。経産省、厚生労働省のお墨付きのもと、科学的根拠に基づいたサービスを提供。眠りに新たな価値を創造する新たな事業を開発してきたという。
こうした眠りのソリューションに加えた取り組みが、今回発表されたもの。パナソニックとの共同開発で着手した、快適な寝室環境の整備である。「互いの強みを掛け合わせ、新しい眠りの価値を届けられるサービスを開発できた。人生の1/3を支えている睡眠で、2/3の起きている時間が輝くための第一歩を踏み出せると期待する」と竹内氏は自信を覗かせた。
続いて登壇したパナソニック(株)アプライアンス社 コンシューマーマーケティング ジャパン本部 くらしサービスビジネスユニット長 内田義人氏は、「パナソニックは創業100周年を迎えてお客様のくらしアップデートを支えると約束させていただいた。目指すのは、お客様のくらしに寄り添い、一人ひとりに合わせた顧客体験を提供し続けること。人生100年時代にお客様の心と身体の健やかさをお届けする。今回の発表は、そこに不可欠な睡眠」と語る。
パナソニックの睡眠への取り組みは1980年代にさかのぼり、あかりがもたらす睡眠への効果を数多く収得し製品化につなげてきた。昨今ではエアコンのネットワーク接続で寝室使用でのデータ収集が可能となり、藤沢のサスティナブル・スマート・タウンにて寝室のエアコン制御の実証をスタート。人それぞれに異なる睡眠の悩みへの対応がいかに重要であるか再認識し、西川のもつ眠りの知見とパナソニックの寝室環境の治験を掛け合わせ、睡眠についてのソリューションをともに考え検証を重ねてきたという。
両社のコラボで生まれた新たなサービスが、一人一人の快適で健康な生活に一役買うことが期待される。