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公開日 2022/03/03 13:22

ヤマハ、完全ワイヤレスイヤホン「TW-E5B」。機能性と“楽器メーカーならではの音”を両立

聴覚をいたわる独自機能「リスニングケア」も
編集部:成藤 正宣
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ヤマハは、同社完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「TW-E5B」を3月25日より発売する。価格はオープンだが、市場では税込16,500円前後での実売が想定される。

「TW-E5B」

ブラック/グレー/ブルー/ブラウンの4色をラインナップ

音楽リスニングはもちろん、動画視聴やゲーム、仕事での通話など、幅広い用途を1台でカバーし、“日々の様々な音生活を鮮やかにする”をコンセプトにしたモデル。

音質や連続再生時間の長さ、耳から脱落しにくい装着感の良さといった、昨今の完全ワイヤレスイヤホンでは標準的ともいえる機能性をしっかりと押さえる一方、楽器メーカーである同社ならではの音質「TRUE SOUND」や、聴覚をいたわりつつ音楽を楽しめる「リスニングケア」機能といった独自性も確保している。

完全ワイヤレスイヤホンとして標準的な機能を押さえた上で、楽器メーカーならではの「TRUE SOUND」などを追求した

また、2020年に発売した従来モデル「TW-E5A」および「TW-E7A」が、バッテリー充電不具合などの発生により回収/販売終了対応となった反省をふまえ、本モデルでは入念なフィールドテストを実施。万全の品質を確保したとのこと。

ドライバーユニットは7mmのダイナミック型を1基搭載。ドライバーの音が鼓膜に対してストレートに届くよう配置することで、特に高音域の伝達能力を高めている。

7mmダイナミックドライバーを搭載。筐体内の空気の流れに着目して設計している

加えて筐体内部は、不要な振動や反響の原因となる突起物をなるべく減らし、ドライバー背面側に設けた通気孔で筐体内の圧力をコントロールするなど、空気の流れの最適化に焦点を当てて設計している。これにより筐体内の空気を最大限に活用し、立体感と厚みのある低域を実現したという。

装着感の面では、耳の「対珠」と呼ばれる部位にフィットするようくぼみをつけた筐体デザインを採用。また耳側を楕円形状とすることで、装着時にイヤホンを回転させてフィット感の調整が可能としている。イヤーピースは4サイズ(XS/S/M/L)が同梱する。

「対珠」と呼ばれる部位にフィットするくぼみを設けた楕円形デザインで、装着感を向上。

Bluetoothチップはクアルコム製を採用しており、音切れなどがしにくい左右独立伝送方式のTrueWireless Mirroringに対応。コーデックはSBC/AAC/aptX Adaptiveをサポートしている。

機能面では、周囲の音をマイクを通して取り込むアンビエントサウンド(外音取り込み)に対応。動画やゲームなどで発生する音と映像のズレを小さく抑えるゲーミングモードも搭載する。イヤホン右側には2つ、左側には1つの物理ボタンを搭載し、音量調整から音楽再生/停止、早送り/早戻しなどの一通りの動作をイヤホンから行うことができる。

通話性能においても、通話音声の雑音を低減するクアルコムcVc機能を採用することに加え、マイクと外部をつなぐ音導管に共振の少ないシリコン素材を用いる工夫によって、よりクリアな集音を実現したとのこと。

さらに、聴覚をいたわる独自の機能「リスニングケア」を搭載する。人間の耳は小さな音を聞き取る際、低音域と高音域が実際より不足していると感じてしまう特性があり、イヤホンリスニングにおいてつい音量を上げすぎてしまう原因にもなっている。

そこでリスニングケア機能は、音声を一定以下の音量で再生する場合に、低音域/高音域を自然に感じられるバランスとなるよう補正。必要以上の音量アップを防止することで、聴覚への負担の軽減を図っている。

「リスニングケア」により小音量でも自然かつしっかりとしたバランスで音楽を再生。音量の上げすぎを予防する

連続再生時間は、イヤホン単体で約8.5時間、ケースでの充電を含め約30時間。本体はIPX5相当の生活防水に対応している。ほか、専用アプリとして、新開発の「Headphone Control」が用意され、バッテリー残量などの状態確認や各種機能のオン/オフ、イコライザー設定などが可能。中でもイコライザーは、パラメーターを大きく変化させた場合でも全体的な音のバランスが破綻しないようこだわって設計しているとのことだ。

新アプリ「Headphone Control」に対応。大きくカスタマイズしても全体的な音楽のバランスは破綻させないイコライザーが特徴

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