• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/08/28 06:30

漆喰仕上げの壁や天井は音質改善に効果覿面。リビングをイメージしたコール徳島店の新装シアタールームが必見必聴!

150インチスクリーンと83V型有機ELテレビの2WAYシアター
PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

■リビングにも違和感なくルームチューニングにも最適な漆喰塗り



「実は1年以上も前から計画していたものなんです」(野田博之店長)というコール徳島店のシアタールーム改装がついに実現。8月1日から9日までシアタールームをクローズドにして改装工事が行われ、新装されたシアタールームが8月10日にお披露目された。

150、120、100インチとサイズが異なる3つのスクリーンを完備

“リビングシアター”をイメージしたこれまでのシアタールームは、天井や壁がホワイトだったが、「天井や壁をかなり濃いめのダークグレーにしてみました。当社の建築部門が手掛ける物件でも多用している“漆喰”仕上げを用い、どんな音響効果が得られるかの実験的な意味合いも込めて改装を行いました」と印象がガラリと変わった。

スクリーンはこれまでの100インチ、120インチに加え、新たに150インチスクリーンを常設。オリジナルのAVラック「RISHRAQ」がスクリーン下にあったため導入できなかったのだが、AVラックを移動するという大仕事の末に実現させた。メインプロジェクターにはソニー「VPL-XW5000」を設置する。

メインプロジェクターはソニー「VPL-XW5000」

3枚のスクリーンの奥には、ソニーの4K有機ELテレビ・BRAVIA(83V型)が壁掛けで設置される2WAY仕様。スピーカーもメインスピーカー、センタースピーカー、ウーファーをJBL“Studioシリーズ”に一新した。

スクリーン裏には83V型有機ELテレビを壁掛けで設置

「当店では、専用ルームよりも、リビングシアターの需要が圧倒的に高いのですが、最近はそのなかでも、より音質を重視する声が高くなっています」とニーズの変化を指摘。その声を受け止めたひとつの目玉が、前述した漆喰仕上げなのだ。

「漆喰にすることで壁自体の重量が増すため、壁の振動を抑えて防音や反射音を改善できます。また、多孔質素材であるため吸音効果も期待することができます」とシアタールームに寄与する効果を説明する。

改装前の「石膏ボード+壁紙」という一般的な壁に、そのまま漆喰塗りを施した。敢えてラフ塗りとすることで壁に表情を持たせている

すでに同社建築部門では、天井・壁へ漆喰を多用しており、一般的な壁紙仕上げの部屋よりも吸音効果が高くなることは実証済み。「リビングでも見た目上の違和感もありませんから」と音響特性向上へのひとつの手段として注目していた。

さて、気になる実際の効果はどうだったのだろうか。「シアタールーム改装工事完了後、実際に試聴してみると、壁紙だった時よりは明らかに、残響が少なくなっていることがわかります。特に中域が驚くほどすっきりとして、全体的にも音が柔らかくなった印象です。狙った以上の効果でした」と顔をほころばす。

コール徳島店店長・野田博之氏

リビングシアターにおいては「吸音材などを使用したルームチューニングは、見た目からもなかなか導入しづらいのが実情です」という課題に対し、「壁を漆喰塗りにするだけでも音質上の効果はてきめんですから、特に新築・リフォーム時などには検討をお薦めします」と話す。

新装されたシアタールームの出来上がりに自信を深める野田店長だが、150インチスクリーンの常設を実現するために今回、オリジナルAVラック「RISHRAQ」を向かって左壁面へと移動した。

機器類は正面から向かって左側にある同社オリジナルAVラック「RISHRAQ」へ収納する

「AVアンプが収納されているAVラックの移動は、とてつもない労力を要しました。ウーファーを含めた様々な機器類、さらにケーブル類もスピーカーケーブルだけで実に17本、長尺HDMIケーブルも3本になります。これらをすべて配線し直さなければなりません。もちろん、壁内や天井裏を使った隠蔽配線です。“言うは易く行うは難し”、もうやりたくないですね(笑)」。

ホームシアターシステムとしてはこれで完成となるが、両サイドにはさらにBRAVIAの展示が予定されているという。「パワーアップした新しいシアタールームがようやく完成しました、是非、見てやってください」と呼び掛ける野田店長。お近くにお住まいの方は、この機会に憧れのホームシアターを体験してみてはいかがだろうか。


■店舗概要
コール徳島店

〒770-8052 徳島県徳島市沖浜2-30 コール徳島2F
TEL 088-655-1210
FAX 088-655-1208
営業時間 10:00〜20:00
定休日 火曜日・第1水曜日(※祝祭日は営業)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 有機ELテレビ vs Mini LED液晶テレビ「どっちを選ぶ?」論争、ついに決着!? 4Kレグザ「頂上対決」動画後編が公開中
2 Anker、モバイルバッテリー2製品に発火のおそれ。自主回収を実施
3 女子プロゴルフ「日本女子オープンゴルフ選手権」 、9/26から4日間の放送予定
4 Shokz、骨伝導Bluetoothイヤホン「OpenRun」にUSB-C充電モデル。既存のマグネット充電モデルも販売継続
5 「今、売れているオーディオアクセサリー」 <売れ筋ランキング8月 番外編>
6 モニターオーディオ、ハイクラススピーカー「Goldシリーズ」が第6世代に刷新。新たな金属振動板技術を採用
7 サウンドクリエイト、国産真空管アンプブランド「トライオード」の取り扱いを開始
8 開発者に訊いた!「骨伝導」×「気導音」を実現したラディウスの“ながら聴き”完全ワイヤレス「Beethoven」を徹底レビュー
9 二子玉川 蔦屋家電の音楽フロアがリニューアル。レコードやJBLの本格オーディオが体験できるスペースも
10 マーラーの17枚組LPボックス、ベルリン・フィル・レコーディングスより発売。全世界1000セット限定
9/27 11:17 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX