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子犬の頃からドッグフードばかりを与えていた飼い犬と、ローフードや飼い主の食べ残しを与えられてた飼い犬とでは、その障害における胃腸の病気の発生に、差が出るとの研究結果が発表されている。
フィンランド・ヘルシンキ大学のAnna Hielm-Björkman氏らによる研究では、2009年から2019年にかけて、7,000の家庭における飼い犬を対象に、どんなものを食べさせているかを調査している。期間内の複数回の調査によって、飼い犬が3週間以上継続する胃腸の障害(慢性腸炎)を経験したかどうかを尋ねたのだ。
研究チームによると、フィンランドにおける飼い犬の飼料はドッグフード、飼い主が調理した残りもの、生の肉や魚およびベリー類など非加工食物の3種類に大別されるという。そして飼い犬全体の22%が、成犬になってから胃腸の問題を発症し、多くは1歳半ごろに症状が出ることが分かったという。
また、特に幼犬のころ主にドッグフードを食べていた犬は、生の飼料を与えられた犬に比べて、29%も胃腸に問題が出やすい傾向があった。ただこの研究では、犬の食事内容が病気の発生率の高さに関係するかどうかまでは判断できないという。
Hielm-Björkman氏は、なぜドッグフードが腸の健康問題を起こす可能性が、ほかの飼料よりも高いのかはわからないとしつつ、ドッグフードは主に炭水化物を多く含むが、体質的に犬は炭水化物を大量に必要としないと説明。「人間が砂糖を取りすぎた場合と同じように、ドッグフード(の炭水化物)が犬の胃腸で弱い炎症を引き起こす可能性はあるかもしれない」としている。そして、「ドッグフードはバランスの取れた餌だと言われているが、犬の食事を他の種類に切り替えると、犬の体調が改善されていくのがわかる」と述べた。
そして犬の腸内環境は、ドッグフードのように加工されたものよりも、生肉など非加工食品のほうにより適している可能性があるとのこと。したがって、愛犬の食事はできるだけ色々な種類のものを与え、少なくとも20%は生の食物を与えるのが良さそうだと、愛犬家にアドバイスしている。
Source: Scientific Reports
via: New Scientist
フィンランド・ヘルシンキ大学のAnna Hielm-Björkman氏らによる研究では、2009年から2019年にかけて、7,000の家庭における飼い犬を対象に、どんなものを食べさせているかを調査している。期間内の複数回の調査によって、飼い犬が3週間以上継続する胃腸の障害(慢性腸炎)を経験したかどうかを尋ねたのだ。
研究チームによると、フィンランドにおける飼い犬の飼料はドッグフード、飼い主が調理した残りもの、生の肉や魚およびベリー類など非加工食物の3種類に大別されるという。そして飼い犬全体の22%が、成犬になってから胃腸の問題を発症し、多くは1歳半ごろに症状が出ることが分かったという。
また、特に幼犬のころ主にドッグフードを食べていた犬は、生の飼料を与えられた犬に比べて、29%も胃腸に問題が出やすい傾向があった。ただこの研究では、犬の食事内容が病気の発生率の高さに関係するかどうかまでは判断できないという。
Hielm-Björkman氏は、なぜドッグフードが腸の健康問題を起こす可能性が、ほかの飼料よりも高いのかはわからないとしつつ、ドッグフードは主に炭水化物を多く含むが、体質的に犬は炭水化物を大量に必要としないと説明。「人間が砂糖を取りすぎた場合と同じように、ドッグフード(の炭水化物)が犬の胃腸で弱い炎症を引き起こす可能性はあるかもしれない」としている。そして、「ドッグフードはバランスの取れた餌だと言われているが、犬の食事を他の種類に切り替えると、犬の体調が改善されていくのがわかる」と述べた。
そして犬の腸内環境は、ドッグフードのように加工されたものよりも、生肉など非加工食品のほうにより適している可能性があるとのこと。したがって、愛犬の食事はできるだけ色々な種類のものを与え、少なくとも20%は生の食物を与えるのが良さそうだと、愛犬家にアドバイスしている。
Source: Scientific Reports
via: New Scientist