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公開日 2022/05/01 12:23
コカ・コーラ初“ゲーマー向けフレーバー”米国で発売。「突拍子もない味わい」との感想【Gadget Gate】
ゲームとの最初のコラボはゲームギアだった
The Coca-Cola Company(ザ コカ・コーラ カンパニー)は5月から米国にて、コカ・コーラ初のゲーマー向けフレーバー「Coca-Cola Zero Sugar Byte」を発売する。
テックメディアArs Technicaは「ピクセル味」(公式声明から)を試飲してみた感想や、これまでのコカ・コーラとゲームとの関係を振り返っている。
本製品は、今年初めに期間限定で発売されたフレーバー「スターライト」に続くものだ。宇宙を感じて味わうことができると謳ったスターライトは、シナモンとクリームソーダのシロップを混ぜ合わせた独特のテイストが話題を呼んでいた。
そしてゲーマー向けフレーバーの「Byte」は、4月に人気バトルロイヤルゲーム『フォートナイト上で先行バーチャル展開が行われていた。ゲーム会社のチームPWRと共同で専用の島を作り(Epic Gamesとのコラボではない)、コカ・コーラ一色の仮想空間で4つのミニゲームを通じて宣伝されていた。
コカ・コーラは「謙虚で象徴的なピクセルにインスパイアされた」と謳っているが、ピクセルとはゲーム画面を構成するドットであり、人間の誰も食べたことはない(ゲームキャラは別として)。どんな味か気になった米Ars Technicaのライターは同社に問い合わせ、実際に飲んでみたという。
それは果物(ラズベリー)風味を前面に押し出した突拍子もない味わいとのことで、口にしたときの第一印象(Ars Technicaに掲載された写真を見るとよくわかる)も、実に味わい深いものがある。ただし数日後に炭酸を抜いた状態で飲むと、よりラズベリーの風味が感じられて美味しくなったという。
しかし、Byteの味付けはコーラの根幹ともいえるナツメグの香りを大きく打ち消しており、「コーラの核となる部分がほとんど存在しない」と述べている。しかし(米国ゲーマーが好む)トルティーヤチップスのようなスナックとはよく合っているそうだ。
さらにArs Technicaは、Byteがコカ・コーラとゲームとの「2回目の」タイアップであると歴史を掘り起こしている。その1回目は、1994年に日本限定で発売された『颯爽少年英雄伝 コカ・コーラキッド』と指摘しているのだ。本作は日本限定で、セガの携帯ゲーム機・ゲームギア用として発売されたゲームである。
コカ・コーラ本社はゲームとの関わりには慎重だったが、その日本支社は出先でなら問題ないと思ったのか(Ars Technicaがそう書いている)、コーラ缶のように赤い日本限定モデルのゲームギアも発売された。ゲーム内容は主人公とコーラの間に立ちはだかる人々をやっつけるアクションであり、セガ公式サイトでも紹介されている。
再びコカ・コーラがゲームと接近したのは、歴史的な快挙とも言えそうだ。Byteを日本でも発売するとともに(公式声明では言及なし)、セガにも「ゲームギアミクロ」のByteバージョン発売を望む声が高まるのかもしれない。
Source:Ars Technica
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。
テックメディアArs Technicaは「ピクセル味」(公式声明から)を試飲してみた感想や、これまでのコカ・コーラとゲームとの関係を振り返っている。
What do you think 𝕡𝕚𝕩𝕖𝕝𝕤 taste like? Reply with your most creative guesses. pic.twitter.com/MJDZE4VHNm
— Coca-Cola (@CocaCola) April 4, 2022
本製品は、今年初めに期間限定で発売されたフレーバー「スターライト」に続くものだ。宇宙を感じて味わうことができると謳ったスターライトは、シナモンとクリームソーダのシロップを混ぜ合わせた独特のテイストが話題を呼んでいた。
そしてゲーマー向けフレーバーの「Byte」は、4月に人気バトルロイヤルゲーム『フォートナイト上で先行バーチャル展開が行われていた。ゲーム会社のチームPWRと共同で専用の島を作り(Epic Gamesとのコラボではない)、コカ・コーラ一色の仮想空間で4つのミニゲームを通じて宣伝されていた。
コカ・コーラは「謙虚で象徴的なピクセルにインスパイアされた」と謳っているが、ピクセルとはゲーム画面を構成するドットであり、人間の誰も食べたことはない(ゲームキャラは別として)。どんな味か気になった米Ars Technicaのライターは同社に問い合わせ、実際に飲んでみたという。
それは果物(ラズベリー)風味を前面に押し出した突拍子もない味わいとのことで、口にしたときの第一印象(Ars Technicaに掲載された写真を見るとよくわかる)も、実に味わい深いものがある。ただし数日後に炭酸を抜いた状態で飲むと、よりラズベリーの風味が感じられて美味しくなったという。
しかし、Byteの味付けはコーラの根幹ともいえるナツメグの香りを大きく打ち消しており、「コーラの核となる部分がほとんど存在しない」と述べている。しかし(米国ゲーマーが好む)トルティーヤチップスのようなスナックとはよく合っているそうだ。
さらにArs Technicaは、Byteがコカ・コーラとゲームとの「2回目の」タイアップであると歴史を掘り起こしている。その1回目は、1994年に日本限定で発売された『颯爽少年英雄伝 コカ・コーラキッド』と指摘しているのだ。本作は日本限定で、セガの携帯ゲーム機・ゲームギア用として発売されたゲームである。
コカ・コーラ本社はゲームとの関わりには慎重だったが、その日本支社は出先でなら問題ないと思ったのか(Ars Technicaがそう書いている)、コーラ缶のように赤い日本限定モデルのゲームギアも発売された。ゲーム内容は主人公とコーラの間に立ちはだかる人々をやっつけるアクションであり、セガ公式サイトでも紹介されている。
再びコカ・コーラがゲームと接近したのは、歴史的な快挙とも言えそうだ。Byteを日本でも発売するとともに(公式声明では言及なし)、セガにも「ゲームギアミクロ」のByteバージョン発売を望む声が高まるのかもしれない。
Source:Ars Technica
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。