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公開日 2023/04/06 19:29
Galaxy「S23シリーズ」新製品発表会。2億画素カメラやゲーミング性能の高さをアピール
製品タッチ&トライ「Galaxy Experience」も簡易レポート
サムスン電子ジャパンは、本日4月6日にGalaxyのフラグシップスマートフォン「Galaxy S23 Ultra」および「Galaxy S23」の国内販売を正式発表し、同日に「Galaxy S23シリーズ」新製品記者発表会を開催した。本稿ではその新製品記者発表会の模様をレポートしたい。
今年2月に開催された「Galaxy Unpacked 2023」で発表された新モデルについて、この度国内における正式発売を発表。前モデル「Galaxy S22シリーズ」の性能を踏襲しつつ、主に「カメラ性能」「ゲーミング体験」「サステナブル」などが進化した。ラインナップには、6.8インチでQHD+解像度の最上位モデル「Galaxy S23 Ultra」と、6.1インチでFHD+(1,080×2,340)解像度の「Galaxy S23」の2種を展開する。
発表会では、サムスン電子ジャパン(株)チーフ・マーケティング・オフィサーの小林謙一氏が登壇し、「Galaxy S23シリーズ」の概要についてのプレゼンテーションが行われた。
まず冒頭に、前モデル「Galaxy S22シリーズ」の国内販売実績について言及し、発売日から1ヶ月間の販売台数を表したグラフを公開。「前モデルS22 Ultraの売上が前作比で57%増したことで、昨今伸び悩む国内フラグシップ市場のなかで確かな存在感を確立できた」とアピールする。
また、先行してグローバル展開しているS23シリーズの予約数に触れ、「今回のS23シリーズは韓国で歴代最高の予約数を確保し、インド、フランス、ブラジル、台湾では前年比2倍を記録している」と、世界中から本シリーズが注目されている点を強調した。
世界的な第三者評価機関「DXOMARK」では、S23 Ultraがスマートフォン史上初となる「オーディオ」「バッテリー」「ディスプレイ」「カメラ」の4部門全てで金賞を獲得。「過去最高の性能と、業界初のイノベーションで誕生したのが今回のGalaxy S23シリーズ」であると力を込めた。
続いて、サムスン電子ジャパン(株)プロダクト担当の国分夏希氏が登場し、S23シリーズの基本仕様やカメラ性能について解説した。
両モデルの基本仕様として、通常モデルのGalaxy S23は他社の同等サイズのモデルと比較して約40g軽い、約168gの軽量ボディを採用。「女性でも握りやすいコンパクトなサイズ感ながら最新性能を惜しみなく搭載した、あらゆるユーザーにオススメできるモデル」と説明する。
一方、最上位モデルGalaxy S23 Ultraは、「他モデルと比較しても圧倒的なカメラソリューションを実現した超ウルトラな一台。最新・最上級スペックを使い倒したいユーザーにオススメしたい」と、両モデルそれぞれの特徴について力説した。
またS23 Ultraでは、前モデルから引き続きSペンを内蔵する。カメラのシャッターといった遠隔操作や、テキスト化ができる手書きメモ機能を本機でも継承しており、「新たにディスプレイのエッジ領域を縮め、フラットな領域を増やしたことでより広い面に描くことが可能になった」と、利便性をさらに向上させたと述べた。
デザイン面では、両モデルとも背面はGalaxyを象徴とする縦3つの3眼カメラ仕様で統一した。S23では高画素撮影を可能にしながら、他社製品と比較してレンズの出っ張りを抑えたスリムなデザイン設計を採用している。
本体カラーは、S23はクリーム、ファントムブラック、ラベンダーの3色、S23 Ultraはグリーン、クリーム、ファントムブラックの3色を展開。「今回のカラーテーマとして “自然” を掲げ、いずれの色も天然物を彷彿とさせる美しい色味を表現することを目指した」としている。
本シリーズの特徴であるカメラ性能についても解説。「これまでもユーザーから満足の声をいただいていた、Galaxy Sシリーズのカメラ性能をさらに強化した」として、主に「ナイトグラフィー」「2億画素カメラ」「プロレベル撮影」の3つの進化点を挙げた。
前モデルS22シリーズでも搭載された「ナイトグラフィー機能」では、夜の撮影でも被写体を明るく、拡大した際にも肌や髪の毛の質感などを鮮明に表示する写真撮影が可能。光を多く取り込むセンサーや進化したソフトウェアの処理によって、環境にあわせて最適な明るさに調整し、被写体の細かいディテールまで鮮明に映し出すという。
本機能の活用方法として、「キャンプやコンサート、友人とのディナーでの集合写真といった暗いシーンでも、明るく美しい映え写真を撮影できる」とアピール。手ブレ機能も進化しており、デジタル補正の強化に加えて、S23 Ultraでは光学手ブレ補正の補整角が2倍に広くなったことで、歩きながらの撮影でもブレや光の乱れなどを抑制するとのこと。
さらに両モデルとも、従来のアウトカメラに加えて新たにフロントカメラにもナイトグラフィーが対応する。花火大会やイルミネーションの撮影でも、AIが人間の顔を認識して目や眉毛、髪の毛などパーツごとに最適なチューニングを行い、背景の異なる質感やカラーもしっかりと再現するという。これらはポートレート撮影にも対応する。
またセルフィ動画の撮影時には、ノイズ低減機能によって暗い場所でも安定した高画質、かつブレのないシャープな撮影が可能。「暗い場所でも撮影を失敗せず、SNSへの共有も簡単に行える“自撮り最強スマホ”」としている。
ナイトグラフィ機能を実現する機能として、高速オートフォーカス「Super Quad Pixel Auto Focus」についても紹介。画素を4つずつまとめて使用して水平/垂直にピントを調整するというもので、「左右だけでなく上下方向にもピントを合わせることで、暗い場所でも高速にフォーカスを合わせる」と説明する。
S23 Ultraの広角カメラに搭載する「2億画素センサー」は、「Galaxy史上最高の解像度」とアピール。「景色などを撮影した画像では、トリミングや拡大にも対応できる圧倒的なディテールを保ち、集合写真で一人一人の顔を拡大するといった際にも適している」と、本カメラ性能の実力を強く訴えた。
さらに、S23には約3倍の望遠カメラ、S23 Ultraには同じく約3倍の望遠カメラに加えて、10倍のペリスコープ型望遠カメラも搭載し、星空や月といった天体の撮影にも利用できる。
それぞれ10倍までのデジタルズームを掛け合わせることで、S23で最大30倍、S23 Ultraでは最大100倍までズームして被写体を撮影できる「スペースズーム機能」をサポートする。「このズーム機能によって月はもちろん、ライブやスポーツ観戦などでも誰よりも被写体に近く寄って撮影ができる」と、あらゆるシーンに活用できる点を述べた。
ほか、数時間星空を撮影すると、数秒に早送りした天体映像が撮影できる「天体ハイバーラプス」機能も搭載する。Galaxyの専用アプリ「Expert Raw」と連携して、連続して撮影した画像を合成する「多重露出」機能にも対応する。
■Galaxyの新フラグシップスマートフォン「Galaxy S23 Ultra」が国内発売
今年2月に開催された「Galaxy Unpacked 2023」で発表された新モデルについて、この度国内における正式発売を発表。前モデル「Galaxy S22シリーズ」の性能を踏襲しつつ、主に「カメラ性能」「ゲーミング体験」「サステナブル」などが進化した。ラインナップには、6.8インチでQHD+解像度の最上位モデル「Galaxy S23 Ultra」と、6.1インチでFHD+(1,080×2,340)解像度の「Galaxy S23」の2種を展開する。
発表会では、サムスン電子ジャパン(株)チーフ・マーケティング・オフィサーの小林謙一氏が登壇し、「Galaxy S23シリーズ」の概要についてのプレゼンテーションが行われた。
まず冒頭に、前モデル「Galaxy S22シリーズ」の国内販売実績について言及し、発売日から1ヶ月間の販売台数を表したグラフを公開。「前モデルS22 Ultraの売上が前作比で57%増したことで、昨今伸び悩む国内フラグシップ市場のなかで確かな存在感を確立できた」とアピールする。
また、先行してグローバル展開しているS23シリーズの予約数に触れ、「今回のS23シリーズは韓国で歴代最高の予約数を確保し、インド、フランス、ブラジル、台湾では前年比2倍を記録している」と、世界中から本シリーズが注目されている点を強調した。
世界的な第三者評価機関「DXOMARK」では、S23 Ultraがスマートフォン史上初となる「オーディオ」「バッテリー」「ディスプレイ」「カメラ」の4部門全てで金賞を獲得。「過去最高の性能と、業界初のイノベーションで誕生したのが今回のGalaxy S23シリーズ」であると力を込めた。
■2億画素を実現した広角カメラ。ナイトグラフィーなど各種機能もアップグレード
続いて、サムスン電子ジャパン(株)プロダクト担当の国分夏希氏が登場し、S23シリーズの基本仕様やカメラ性能について解説した。
両モデルの基本仕様として、通常モデルのGalaxy S23は他社の同等サイズのモデルと比較して約40g軽い、約168gの軽量ボディを採用。「女性でも握りやすいコンパクトなサイズ感ながら最新性能を惜しみなく搭載した、あらゆるユーザーにオススメできるモデル」と説明する。
一方、最上位モデルGalaxy S23 Ultraは、「他モデルと比較しても圧倒的なカメラソリューションを実現した超ウルトラな一台。最新・最上級スペックを使い倒したいユーザーにオススメしたい」と、両モデルそれぞれの特徴について力説した。
またS23 Ultraでは、前モデルから引き続きSペンを内蔵する。カメラのシャッターといった遠隔操作や、テキスト化ができる手書きメモ機能を本機でも継承しており、「新たにディスプレイのエッジ領域を縮め、フラットな領域を増やしたことでより広い面に描くことが可能になった」と、利便性をさらに向上させたと述べた。
デザイン面では、両モデルとも背面はGalaxyを象徴とする縦3つの3眼カメラ仕様で統一した。S23では高画素撮影を可能にしながら、他社製品と比較してレンズの出っ張りを抑えたスリムなデザイン設計を採用している。
本体カラーは、S23はクリーム、ファントムブラック、ラベンダーの3色、S23 Ultraはグリーン、クリーム、ファントムブラックの3色を展開。「今回のカラーテーマとして “自然” を掲げ、いずれの色も天然物を彷彿とさせる美しい色味を表現することを目指した」としている。
本シリーズの特徴であるカメラ性能についても解説。「これまでもユーザーから満足の声をいただいていた、Galaxy Sシリーズのカメラ性能をさらに強化した」として、主に「ナイトグラフィー」「2億画素カメラ」「プロレベル撮影」の3つの進化点を挙げた。
前モデルS22シリーズでも搭載された「ナイトグラフィー機能」では、夜の撮影でも被写体を明るく、拡大した際にも肌や髪の毛の質感などを鮮明に表示する写真撮影が可能。光を多く取り込むセンサーや進化したソフトウェアの処理によって、環境にあわせて最適な明るさに調整し、被写体の細かいディテールまで鮮明に映し出すという。
本機能の活用方法として、「キャンプやコンサート、友人とのディナーでの集合写真といった暗いシーンでも、明るく美しい映え写真を撮影できる」とアピール。手ブレ機能も進化しており、デジタル補正の強化に加えて、S23 Ultraでは光学手ブレ補正の補整角が2倍に広くなったことで、歩きながらの撮影でもブレや光の乱れなどを抑制するとのこと。
さらに両モデルとも、従来のアウトカメラに加えて新たにフロントカメラにもナイトグラフィーが対応する。花火大会やイルミネーションの撮影でも、AIが人間の顔を認識して目や眉毛、髪の毛などパーツごとに最適なチューニングを行い、背景の異なる質感やカラーもしっかりと再現するという。これらはポートレート撮影にも対応する。
またセルフィ動画の撮影時には、ノイズ低減機能によって暗い場所でも安定した高画質、かつブレのないシャープな撮影が可能。「暗い場所でも撮影を失敗せず、SNSへの共有も簡単に行える“自撮り最強スマホ”」としている。
ナイトグラフィ機能を実現する機能として、高速オートフォーカス「Super Quad Pixel Auto Focus」についても紹介。画素を4つずつまとめて使用して水平/垂直にピントを調整するというもので、「左右だけでなく上下方向にもピントを合わせることで、暗い場所でも高速にフォーカスを合わせる」と説明する。
S23 Ultraの広角カメラに搭載する「2億画素センサー」は、「Galaxy史上最高の解像度」とアピール。「景色などを撮影した画像では、トリミングや拡大にも対応できる圧倒的なディテールを保ち、集合写真で一人一人の顔を拡大するといった際にも適している」と、本カメラ性能の実力を強く訴えた。
さらに、S23には約3倍の望遠カメラ、S23 Ultraには同じく約3倍の望遠カメラに加えて、10倍のペリスコープ型望遠カメラも搭載し、星空や月といった天体の撮影にも利用できる。
それぞれ10倍までのデジタルズームを掛け合わせることで、S23で最大30倍、S23 Ultraでは最大100倍までズームして被写体を撮影できる「スペースズーム機能」をサポートする。「このズーム機能によって月はもちろん、ライブやスポーツ観戦などでも誰よりも被写体に近く寄って撮影ができる」と、あらゆるシーンに活用できる点を述べた。
ほか、数時間星空を撮影すると、数秒に早送りした天体映像が撮影できる「天体ハイバーラプス」機能も搭載する。Galaxyの専用アプリ「Expert Raw」と連携して、連続して撮影した画像を合成する「多重露出」機能にも対応する。
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