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公開日 2010/11/26 21:10

本気で選ぶ“レコーダーテレビ”バイヤーズガイド − 6社レコーダーテレビ注目モデルを比較

今秋冬モデル“買い”のポイントを徹底検証
鈴木桂水
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2010年・年末商戦の薄型テレビ人気がヒートアップしている。今回は筆者なりの薄型テレビ・バイヤーズガイドを、家電エコポイントが半減する直前に駆け込みでご紹介してみようと思う。

はじめに「いま買うべき薄型テレビは録画機能付きの“レコーダーテレビ”だ」と言い切ってしまおう。レコーダーテレビのメリットについてはこれまで何度も当サイトで紹介してきたが、おさらいを含めて解説しておこう。

なぜ録画機能付きの“レコーダーテレビ”がイイのか?

レコーダーテレビはとにかく操作が簡単。テレビの視聴スタイルが一変するほどの力を持った製品だ。筆者の自宅では東芝“REGZA”のレコーダーテレビが活躍しているが、家のテレビをREGZAにして以来、VHSビデオの録画すらできなかった家族が、一日に何件もテレビ番組を録画して楽しむようになった。

なぜレコーダーテレビだと頻繁にテレビ録画をするようになるのか。それは「レコーダーテレビ=レコーダーバリアフリー」だからだ。テレビ録画でのバリア=障害は何かと言えば、それはテレビの「入力切替え」操作だと筆者は感じている。

一般的なテレビ+レコーダーの組み合わせでは、テレビ側で「入力切替え」をしなければレコーダーが操作できない。AV機器の操作を苦手とする人たちには、どのレコーダーが、いくつもあるテレビの入力画面の“どこ”に接続されているか、分かりづらく感じられてしまう。一方、レコーダーテレビならは入力切り替えの操作ステップを経ずに、録画から再生まで“バリアフリー”で操作できる。それも1台(=1製品)のリモコンで全ての操作ができるのだから、迷う要素は皆無に近づいたと言えるだろう。

東芝のREGZAの“R系”シリーズはレコーダーテレビの先駆的なモデル。写真は最新モデルの「RE1」シリーズ

さらに2010年秋冬は、HDDとBDドライブの両方を搭載したレコーダーテレビが増えたことも見逃せない。BDドライブ搭載機なら、HDDに録画した番組を本体だけでBDに保存でき、さらに「レコーダーバリアフリー」になる。さらに市販のBDソフトやDVDソフトも再生できる。テレビ単体でBD/DVDが再生できるメリットは大きく、AV機器をかんたんに使いこなせるようになる。例えばAV機器の接続自体が苦手な人でも、BDドライブ搭載機ならレコーダーとテレビをつなぐ煩わしさもない。日ごろAV機器を使い慣れている当サイトの読者であれば何という事のない操作だが、苦手な人にとっては些細な部分でAV機器の操作につまずいてしまう。家族で使うテレビだからこそ、誰でも簡単に、楽しく使える製品を選ぶべきと筆者は考える。ここにもレコーダーテレビの価値がある。

写真のソニーBRAVIA「HX80R」のように、本体にHDDとBDドライブを内蔵する一体型モデルにも注目だ

各社のレコーダーテレビの紹介を始める前に、家電エコポイント半減直前のいま、上手なテレビの買い方について考察しておこう。いま家電ショップの薄型テレビ売り場が慌ただしくなっているが、これは12月1日から、薄型テレビの購入で付与されるエコポイントが半減してしまう前の駆け込み需要が主因だ。「いますぐショップへ急げ!」と、煽るような情報が氾濫しているが、ここはちょっと冷静になって考えてみたい。筆者は家電エコポイントがけっこうクセ者だと思っている。というのも、需要が高まる時期は人気機種が品薄になるものだし、逆に11月30日を過ぎてしまえば、徐々に価格が下がるのではないだろうか。もちろんエコポイント自体は目減りするが、2011年3月までは付与されるので、ここはひとつ焦らずにじっくりと、自分の用途に合った製品を選んだほうが良いと思う。もちろんエコポイントでお得感を感じたいのなら、11月末日までに買い物と申請を済ませた方がいいだろう。


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