公開日 2016/02/02 10:25
Bluetoothスピーカーの“名機”がさらに進化。Ultimate Ears「UE BOOM 2」レビュー
【特別企画:前編】アプリでさらに音楽が楽しく!
Ultimate Ears「UE BOOM」はBTスピーカーの世界に「ボトルサイズ」「ファブリック」「防水」といった流行をもたらしたモデルのひとつだ。
というより、そもそもBTスピーカーの流行自体に、大きな貢献を果たしたモデルのひとつである。それほど長いわけでもないBTスピーカーの歴史において、現時点ですでに「歴史的名機」と呼ぶに値する、数少ないモデルだ。
UE BOOMシリーズは、専用アプリとのコンビネーションで機能を完成させ、アプリのアップデートで発売後も機能が向上することも大きな特徴だ。実際にこれまで数回のアプリのアップデートで、機能強化や細かな使い勝手の補強などが実現されている。
とはいえ初代機の登場は2013年春まで遡る。この分野では少々時間が経過した感があった。今回、ついにハードウェアのリファインが実行された。それが今回紹介する「UE BOOM 2」というわけだ。もちろん、機能大充実のアプリ対応もそのまま引き継いでいる。
基本フォーマットに変更はなく、順当なアップデートだ。初代機と並べても遠目には区別しづらい。ボトルサイズのスマートさ、ファブリックとラバーを活かしたカラフルながらうるさくない配色、縦置きでも横置きでも使える形状。そういったUE BOOMのよさは、本当にそのままだ。細かくは直径が2mm、重量が10g増えていたりするが、言われなければ気付かない方も少なくないだろう。
■防水機能を強化。お風呂に落としても問題なし!
しかしもちろん、アプリではなくハードウェアを新しくするだけの理由、新しくしたことによる明らかな進化もある。防水性能の向上だ。
初代UE BOOMの防水性能はIPX3相当。国際電気標準会議が定めるところの規格で「鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない」とされているクラスだ。かつては「防雨」とも表されていたクラスであり、「雨に濡れる程度までならだいじょうぶ」な防水性能と理解してよいだろう。
対するUE BOOM 2の防水性能はIPX7相当にまで強化された。「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」とされ、かつての表現では「防浸形」だ。UE自身の表現によれば「1m深度の液体に最長30分間浸すことができます」とのこと(その「液体」が強力な酸とかだったら話は別だろうが…)。
アウトドアで使うことなんて実際は滅多にないし、日常生活でそんなレベルの防水性能って必要?と思う方もいるかもしれない。
しかし、これが必要なのだ。たとえばUE BOOM 2であれば、お風呂に持ち込んで湯船に落としてしまってもセーフ。そうなると、お風呂の中での置き場所がほとんど制限されなくなる。湯船のふちにおいても安心だ。また、たとえばダイニングテーブルやバーベキューで使っていると、近くの飲み物がかかってしまうことも考えられる。そんなときもUE BOOM 2なら慌てずに済む。
自分が聴きやすく操作しやすい場所に置くことができ、気兼ねなく使える。そういった安心感や自由度は、こういったフリースタイルスピーカーにおいて、とても大切な要素だ。
基本スペックも確認しておこう。定格出力は10W×2で、UE BOOMより若干強化された。1.5インチのフルレンジドライバーと40×80mmのパッシブラジエーターを2基ずつ搭載。バッテリーフル充電時で連続再生最大約15時間の駆動ができる。
もちろんマイク内蔵で、ハンズフリー通話も可能。アプリとの組み合わせでUEのBTスピーカーを複数組み合わせてステレオ再生できたり、パーティ再生に対応するといった点ももちろん踏襲している。バッテリーランプはなく目で残量視認はできないが、音量の+ーを同時押しすると、音声でアナウンスされる。
というより、そもそもBTスピーカーの流行自体に、大きな貢献を果たしたモデルのひとつである。それほど長いわけでもないBTスピーカーの歴史において、現時点ですでに「歴史的名機」と呼ぶに値する、数少ないモデルだ。
UE BOOMシリーズは、専用アプリとのコンビネーションで機能を完成させ、アプリのアップデートで発売後も機能が向上することも大きな特徴だ。実際にこれまで数回のアプリのアップデートで、機能強化や細かな使い勝手の補強などが実現されている。
とはいえ初代機の登場は2013年春まで遡る。この分野では少々時間が経過した感があった。今回、ついにハードウェアのリファインが実行された。それが今回紹介する「UE BOOM 2」というわけだ。もちろん、機能大充実のアプリ対応もそのまま引き継いでいる。
基本フォーマットに変更はなく、順当なアップデートだ。初代機と並べても遠目には区別しづらい。ボトルサイズのスマートさ、ファブリックとラバーを活かしたカラフルながらうるさくない配色、縦置きでも横置きでも使える形状。そういったUE BOOMのよさは、本当にそのままだ。細かくは直径が2mm、重量が10g増えていたりするが、言われなければ気付かない方も少なくないだろう。
■防水機能を強化。お風呂に落としても問題なし!
しかしもちろん、アプリではなくハードウェアを新しくするだけの理由、新しくしたことによる明らかな進化もある。防水性能の向上だ。
初代UE BOOMの防水性能はIPX3相当。国際電気標準会議が定めるところの規格で「鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない」とされているクラスだ。かつては「防雨」とも表されていたクラスであり、「雨に濡れる程度までならだいじょうぶ」な防水性能と理解してよいだろう。
対するUE BOOM 2の防水性能はIPX7相当にまで強化された。「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」とされ、かつての表現では「防浸形」だ。UE自身の表現によれば「1m深度の液体に最長30分間浸すことができます」とのこと(その「液体」が強力な酸とかだったら話は別だろうが…)。
アウトドアで使うことなんて実際は滅多にないし、日常生活でそんなレベルの防水性能って必要?と思う方もいるかもしれない。
しかし、これが必要なのだ。たとえばUE BOOM 2であれば、お風呂に持ち込んで湯船に落としてしまってもセーフ。そうなると、お風呂の中での置き場所がほとんど制限されなくなる。湯船のふちにおいても安心だ。また、たとえばダイニングテーブルやバーベキューで使っていると、近くの飲み物がかかってしまうことも考えられる。そんなときもUE BOOM 2なら慌てずに済む。
自分が聴きやすく操作しやすい場所に置くことができ、気兼ねなく使える。そういった安心感や自由度は、こういったフリースタイルスピーカーにおいて、とても大切な要素だ。
基本スペックも確認しておこう。定格出力は10W×2で、UE BOOMより若干強化された。1.5インチのフルレンジドライバーと40×80mmのパッシブラジエーターを2基ずつ搭載。バッテリーフル充電時で連続再生最大約15時間の駆動ができる。
もちろんマイク内蔵で、ハンズフリー通話も可能。アプリとの組み合わせでUEのBTスピーカーを複数組み合わせてステレオ再生できたり、パーティ再生に対応するといった点ももちろん踏襲している。バッテリーランプはなく目で残量視認はできないが、音量の+ーを同時押しすると、音声でアナウンスされる。