夏のレジャーのマストアイテム。フィリップスのポータブルBluetoothスピーカー「BT2200/BT50」を聴く

夏のレジャーシーズンが到来。コンパクトでタフで、しかも音の良いポータブルBluetoothスピーカーが大活躍する季節だ。フィリップスのBT2200とBT50は、お手頃価格ながら音の良さと使いやすさを兼ね備えたBluetoothスピーカー。折原一也氏が実際に使って、おすすめポイントをチェックした。

■手のひらに収まる本格サウンド。BT2200/BT50を試してみた

まさに夏本番。レジャーシーズンが到来した今、家族や友達と出かけるときに欠かせないアイテムと言えるのがポータブルBluetoothスピーカーだ。手軽に持ち運べて、スマートフォンの音楽をワイヤレスで鳴らせることができるBluetoothスピーカーは、レジャーのひとときをさらに充実したものにしてくれる。

まだその便利さと楽しさを味わっていないなら、ぜひ使ってみてもらいたいのがフィリップスから発売中の「BT2200」と「BT50」だ。この2モデルは、気取らず手軽に、そして屋外でアクティブに音楽を楽しみたい方にぴったりのコンパクトなスピーカーといえる。

■防水対応＆パワフルサウンドでアクティブに音楽を楽しめる「BT2200」

防水にも対応した「BT2200」の注目ポイントは、見た目も主張するタフネス設計。本体は107.3×69.1×58mmという手のひらサイズで、しかも非常に強固なボディとなっている。防水性能はIPX6に準拠し、水しぶきはもちろん、水面に浮かべても使える。バッテリーチャージ用のUSB端子にも防水用のカバーが取り付けられいて、水辺でも安心のまさに“夏レジャー”仕様の設計。本体が水に浮く設計となっているので、水の中に沈んでしまう心配もない（完全防水ではないので、“水中”では使えない点だけは注意だ）。

丈夫で防水ということで、気兼ねなくガシガシ使えることもBT2200の長所なのだが、オーディオ機器としてのサウンドにも注目してほしい。そのコンパクトな筐体からは想像もつかないほどパワフルな音楽を再生できるのだ。

BT2200は4cm口径のフルレンジ・ユニットを1基内蔵しており、アンプの出力は2.8Wとなる。この数字だけみるとごく普通なのだが、iPhoneとペアリングして目の前に置いて音楽を鳴らすと、部屋全体を音楽で満たせるほどのパワーに圧倒される。屋外で使うとなると室内で使う時以上に大きなボリュームが必要だろうが、BT2200ならきっと満足できるはずだ。

小型のわりにパワーがあることばかりを強調したが、屋内で音楽を落ち着いて楽しむ場合にも使える音の良さを本機は備えている。中域に厚みと押し出しを確保しつつ、低音のパワーも伝わるエネルギッシュなサウンドだ。

実際に音楽を聴いて本機の性能を試してみた。打ち込み系の男性ボーカルものをまず聴くと、重低音のビートとアタック感をしっかり効かせつつ、クリアな歌声も楽しめる。女性ボーカルの楽曲では歌のメロディを際立たせて、リラックスしつつもしっかりと音楽を聴かせてくれる

ちなみにBT2200は横置き、縦置きの両方に対応。指向性は比較的しっかりしているが、コンパクトでどこにでも置くことができるので、リスニングポイントの確保にも不自由はしないはずだ。

これだけのタフネス性能とサウンドを備えて6,000円台という価格を考えると、お買い得感という意味でも魅力のあるモデル。水辺のレジャーはもちろん、旅行先のホテルや旅館で音楽をしっとり楽しむのにもいいだろう。アウトドアなら、突然のゲリラ豪雨にも対応できる。そして何より、このサイズに似合わないサウンドを持っていることがオススメのポイントと言えるだろう。