公開日 2020/08/13 06:30
アンダンテラルゴの無料貸し出しサービス&レコードクリーニングを4人の評論家が体験
【特別企画】自宅で1週間テスト可能
アンダンテラルゴでは、同社のオーディオアクセサリーやケーブルに関する自宅への無料貸し出しサービスと、レコード盤の無料クリーニングを実施している。貸し出しサービスは1週間限定で、一度に3製品まで試すことができる。ここでは4人の評論家に、このサービスを体験してもらった。それぞれの製品でどんな効果が得られたのか、記事を参考にしつつ、ぜひ「無料貸し出しサービス」を体験して欲しい。
体験者1 田中伊佐資、スパイクベースとノイズ・ポンプ・プラグを試す!
体験者2 井上千岳、デジタルケーブル「Epic」とノイズ・ポンプ・プラグ、スパイクベースを試す!
体験者3 炭山アキラ、コード・カンパニーのSarum Tシリーズを試す!
体験者4 鈴木 裕、Hannlのレコードクリーナーでレコードクリーニングを試す!
体験者1 田中伊佐資、スパイクベースとノイズ・ポンプ・プラグを試す!
田中伊佐資が選んだ3製品
Andante Largo/スパイクペース「サイレント/SM-7XB」
(46,000円・4個/税別)
Chord Company/ノイズ・ポンプ・プラグ「Ground ARAY」RCA
(88,000円/税別)
Chord Company/ノイズ・ポンプ・プラグ「Ground ARAY」XLR
(88,000円/税別)
■スピーカー用マウントを最新7Xに交換。音にめりはりがついて、ラウドになる(田中伊佐資)
「アンダンテラルゴが1週間の製品貸し出しサービスを実施しているので一枚噛みませんか」と編集部から言われてすぐに飛びついた。
僕はスピーカーのスパイク受けに同社のサイレントマウント「SM-7A」をもう何年も使っている。交換するのが大仕事になることもあり、最新版の「SM-7X」を試したかったが、そのままになっていた。
このシリーズは型番を12年の間に7→7A→7A2→7Xと変えてモデルチェンジしてきた。7Xを7A3と命名しなかったのは、画期的なグレードアップを果たしたためだという。
サイレントマウントは新旧ともに特殊ステンレスを採用。裏面にも異種金属の共振キャンセリングを組み合わせることで、スパイク受けに発生しがちな色付け(鳴き)を排除している。7Xには企業秘密の細かい改良点があるようだ。
編集者の力を貸りてスピーカーを持ち上げて差しかえた。まず聴き慣れたイーグルスのデビュー盤を聴いてみると、やっぱり違う。音にめりはりがついて、ラウドになった。スピーカーの鳴りがいい感じになった。
かつて7Aについて書いたメモを検索したら「モヤが晴れ、全体にコシが出た」と似たような感想を抱いていた。同方向で進化を遂げていることがわかってしまい、もはや7Xに交換するしかない。
貸し出しは3点まで可能で、残りはコードカンパニー「グラウンドアレイ」のRCAとXLR。高周波ノイズをポンプのように吸い上げるプラグと評判だが、正直ホンマかいなという感情は拭いきれない。
最初にプリ兼チャンネルデバイダーであるDEQX「HDP-4」のRCA出力端子に挿してみる。システムは3ウェイのマルチアンプ駆動のため高域のみ。
最近聴きまくっているマービン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』モービル盤をかけると、聴感上の音圧が上がり、ヴォーカルが宙に浮き上がったように定位した。元々耳に聴こえないノイズだから、それが消えたかわからないが、悪さしていた足かせのようなものがなくなり音楽に躍動感が出た。いやあホンマだった。
端子によって微妙に差があるらしく、次はオルトフォンのフォノイコ「EQA-1000TTα」の左右XLR出力端子に挿してみる。
これは絶大に来た。こっちがツボだった。音の粒々を立体的に彫琢したかのようになって、その結果、声や楽器に前後感が出る。音像が平面的ではないので、音楽の動きを感じる。そしてグラウンドアレイを外すと元の音が寂しく感じられた。
ここまでくるとホンマかいななたちは、雑誌でいくら絶賛記事が載っていようとも、貸りて試さなければリアルにわからないはず。絶賛記事を書きながら僕はしみじみそう思った。
体験者1 田中伊佐資、スパイクベースとノイズ・ポンプ・プラグを試す!
体験者2 井上千岳、デジタルケーブル「Epic」とノイズ・ポンプ・プラグ、スパイクベースを試す!
体験者3 炭山アキラ、コード・カンパニーのSarum Tシリーズを試す!
体験者4 鈴木 裕、Hannlのレコードクリーナーでレコードクリーニングを試す!
体験者1 田中伊佐資、スパイクベースとノイズ・ポンプ・プラグを試す!
田中伊佐資が選んだ3製品
Andante Largo/スパイクペース「サイレント/SM-7XB」
(46,000円・4個/税別)
Chord Company/ノイズ・ポンプ・プラグ「Ground ARAY」RCA
(88,000円/税別)
Chord Company/ノイズ・ポンプ・プラグ「Ground ARAY」XLR
(88,000円/税別)
■スピーカー用マウントを最新7Xに交換。音にめりはりがついて、ラウドになる(田中伊佐資)
「アンダンテラルゴが1週間の製品貸し出しサービスを実施しているので一枚噛みませんか」と編集部から言われてすぐに飛びついた。
僕はスピーカーのスパイク受けに同社のサイレントマウント「SM-7A」をもう何年も使っている。交換するのが大仕事になることもあり、最新版の「SM-7X」を試したかったが、そのままになっていた。
このシリーズは型番を12年の間に7→7A→7A2→7Xと変えてモデルチェンジしてきた。7Xを7A3と命名しなかったのは、画期的なグレードアップを果たしたためだという。
サイレントマウントは新旧ともに特殊ステンレスを採用。裏面にも異種金属の共振キャンセリングを組み合わせることで、スパイク受けに発生しがちな色付け(鳴き)を排除している。7Xには企業秘密の細かい改良点があるようだ。
編集者の力を貸りてスピーカーを持ち上げて差しかえた。まず聴き慣れたイーグルスのデビュー盤を聴いてみると、やっぱり違う。音にめりはりがついて、ラウドになった。スピーカーの鳴りがいい感じになった。
かつて7Aについて書いたメモを検索したら「モヤが晴れ、全体にコシが出た」と似たような感想を抱いていた。同方向で進化を遂げていることがわかってしまい、もはや7Xに交換するしかない。
貸し出しは3点まで可能で、残りはコードカンパニー「グラウンドアレイ」のRCAとXLR。高周波ノイズをポンプのように吸い上げるプラグと評判だが、正直ホンマかいなという感情は拭いきれない。
最初にプリ兼チャンネルデバイダーであるDEQX「HDP-4」のRCA出力端子に挿してみる。システムは3ウェイのマルチアンプ駆動のため高域のみ。
最近聴きまくっているマービン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』モービル盤をかけると、聴感上の音圧が上がり、ヴォーカルが宙に浮き上がったように定位した。元々耳に聴こえないノイズだから、それが消えたかわからないが、悪さしていた足かせのようなものがなくなり音楽に躍動感が出た。いやあホンマだった。
端子によって微妙に差があるらしく、次はオルトフォンのフォノイコ「EQA-1000TTα」の左右XLR出力端子に挿してみる。
これは絶大に来た。こっちがツボだった。音の粒々を立体的に彫琢したかのようになって、その結果、声や楽器に前後感が出る。音像が平面的ではないので、音楽の動きを感じる。そしてグラウンドアレイを外すと元の音が寂しく感じられた。
ここまでくるとホンマかいななたちは、雑誌でいくら絶賛記事が載っていようとも、貸りて試さなければリアルにわからないはず。絶賛記事を書きながら僕はしみじみそう思った。