公開日 2021/08/27 06:30
音質強化のNUARL新N6シリーズ、どっちを買うべき? 小型&高防水の「N6 mini 2 SE」と多機能&利便性の「N6 Pro2」
高品質なハンズフリー通話も魅力的
NUARLが、音質にこだわる独自設計の「NUARL DRIVER」を搭載する完全ワイヤレスイヤホン“N6シリーズ”の新世代機を発売した。新しくラインナップに加わる「N6 mini series2 Special Edition」と「N6 Pro series2」の魅力に迫りたい。
■miniのサイズ感とProのサウンドを手に入れた「N6 mini 2 SE」
NUARLのブランドを展開するエム・ティ・アイは、イヤホンの音質強化を図るため、これまでにも最先端のテクノロジーと独自のアプローチを積極的に採り入れてきた。新しいN6シリーズでもまた、独自設計のダイナミック型ドライバー「NUARL DRIVER」のチューニングをブラッシュアップしている。NUARLのイヤホンは、同じシリーズでもターゲットの違いでサウンドの傾向がモデルごとに変えてある。今回、最新の2製品がどう変わったのか、それぞれ聴き比べてみた。
新たに発売される「N6 mini series2 Special Edition(以下:N6 mini 2 SE)」は、2020年に発売された「N6 mini」の後継機になる。そのN6 miniも、元は2019年に発売された「N6/N6 Pro」の姉妹機として誕生したモデルだ。発売直後から高品位なサウンドに加えてコンパクトなサイズ感、多彩な機能を載せた完全ワイヤレスイヤホンとして脚光を浴びた。本体がIPX7等級の防水対応であることから、スポーツ向きの完全ワイヤレスイヤホンとしても男女を問わず人気が高い。
N6 mini 2 SEでは、クアルコムによる最新世代のワイヤレスオーディオ向けSoC「QCC3040」が搭載された。音楽プレーヤーの種類を問わず、Bluetooth接続によるリスニング時に左右のイヤホンを同時につなぐ「Qualcomm TrueWireless Mirroring」に対応したことで、音楽再生やハンズフリー通話の音声伝送が安定しており、音の途切れ、ノイズによる不快感がない。
BluetoothオーディオのコーデックはaptX/AAC/SBCをサポート。加えて独自の低遅延伝送技術である「ゲーミングモード」を搭載するので、コントローラーによる入力と音のタイミングのズレがプレイに対してシビアに影響するゲームも快適に遊べる。
本体のデザインは初代N6 miniから大きく変えておらず、コンパクトな筐体が耳に心地よくフィットする。両側面のタッチセンサーリモコンは感度が良く、誤操作の発生も少ない。またIPX7防水対応を継承しているので、引き続きスポーツシーンに最適な完全ワイヤレスイヤホンとしてもおすすめできる。
手のひらに収まるほどコンパクトな充電ケースの、高いポータビリティも健在だ。イヤホンは単体で約8時間、ケースによる充電を足せば最大32時間の連続音楽再生に対応するスタミナを初代機から継承した。抗菌対応のイヤーピースを同梱することも、このご時勢にあって嬉しいポイントだ。
そして音質面では、初代N6 Proに搭載されていたドライバー「NUARL DRIVER [N6]v5」や、米T.B.I.社の特許技術「HDSS」を採用。つまりはN6 miniのコンパクトさや防水性能などはそのままに、N6 Proに迫る“1クラス上のサウンド”を実現したモデルなのだ。
上原ひろみの新譜「Silver Lining Suite」の楽曲『リベラ・デル・ドゥエロ』では、ピアノと弦楽器の演奏が圧倒的に艶めかしい。伸びやかなピアノの演奏は音の立ち上がりが力強くブレない。ピアニッシモの音量の音も肉付きが良く立体的だ。バイオリンの弦が柔らかくしなり、ふくよかな音を響かせる。余韻は厚みが豊かだ。
岩崎宏美のアルバム「WISH」から『Street Dancer』では、エネルギッシュなボーカルに注目した。声の輪郭がくっきりと太く描かれるが、質感はシルキーで上品。繊細なニュアンスを引き立たせる解像度も十分に高い。エレキベースの低音はタイトでしなやか。スピード感にもあふれる。電子ピアノの煌びやかなハイトーンがクリアに突き抜ける。楽器の音色がとても色鮮やかだ。演奏全体をクリアに描く空間表現力の豊かさにも惹かれた。
■miniのサイズ感とProのサウンドを手に入れた「N6 mini 2 SE」
NUARLのブランドを展開するエム・ティ・アイは、イヤホンの音質強化を図るため、これまでにも最先端のテクノロジーと独自のアプローチを積極的に採り入れてきた。新しいN6シリーズでもまた、独自設計のダイナミック型ドライバー「NUARL DRIVER」のチューニングをブラッシュアップしている。NUARLのイヤホンは、同じシリーズでもターゲットの違いでサウンドの傾向がモデルごとに変えてある。今回、最新の2製品がどう変わったのか、それぞれ聴き比べてみた。
新たに発売される「N6 mini series2 Special Edition(以下:N6 mini 2 SE)」は、2020年に発売された「N6 mini」の後継機になる。そのN6 miniも、元は2019年に発売された「N6/N6 Pro」の姉妹機として誕生したモデルだ。発売直後から高品位なサウンドに加えてコンパクトなサイズ感、多彩な機能を載せた完全ワイヤレスイヤホンとして脚光を浴びた。本体がIPX7等級の防水対応であることから、スポーツ向きの完全ワイヤレスイヤホンとしても男女を問わず人気が高い。
N6 mini 2 SEでは、クアルコムによる最新世代のワイヤレスオーディオ向けSoC「QCC3040」が搭載された。音楽プレーヤーの種類を問わず、Bluetooth接続によるリスニング時に左右のイヤホンを同時につなぐ「Qualcomm TrueWireless Mirroring」に対応したことで、音楽再生やハンズフリー通話の音声伝送が安定しており、音の途切れ、ノイズによる不快感がない。
BluetoothオーディオのコーデックはaptX/AAC/SBCをサポート。加えて独自の低遅延伝送技術である「ゲーミングモード」を搭載するので、コントローラーによる入力と音のタイミングのズレがプレイに対してシビアに影響するゲームも快適に遊べる。
本体のデザインは初代N6 miniから大きく変えておらず、コンパクトな筐体が耳に心地よくフィットする。両側面のタッチセンサーリモコンは感度が良く、誤操作の発生も少ない。またIPX7防水対応を継承しているので、引き続きスポーツシーンに最適な完全ワイヤレスイヤホンとしてもおすすめできる。
手のひらに収まるほどコンパクトな充電ケースの、高いポータビリティも健在だ。イヤホンは単体で約8時間、ケースによる充電を足せば最大32時間の連続音楽再生に対応するスタミナを初代機から継承した。抗菌対応のイヤーピースを同梱することも、このご時勢にあって嬉しいポイントだ。
そして音質面では、初代N6 Proに搭載されていたドライバー「NUARL DRIVER [N6]v5」や、米T.B.I.社の特許技術「HDSS」を採用。つまりはN6 miniのコンパクトさや防水性能などはそのままに、N6 Proに迫る“1クラス上のサウンド”を実現したモデルなのだ。
上原ひろみの新譜「Silver Lining Suite」の楽曲『リベラ・デル・ドゥエロ』では、ピアノと弦楽器の演奏が圧倒的に艶めかしい。伸びやかなピアノの演奏は音の立ち上がりが力強くブレない。ピアニッシモの音量の音も肉付きが良く立体的だ。バイオリンの弦が柔らかくしなり、ふくよかな音を響かせる。余韻は厚みが豊かだ。
岩崎宏美のアルバム「WISH」から『Street Dancer』では、エネルギッシュなボーカルに注目した。声の輪郭がくっきりと太く描かれるが、質感はシルキーで上品。繊細なニュアンスを引き立たせる解像度も十分に高い。エレキベースの低音はタイトでしなやか。スピード感にもあふれる。電子ピアノの煌びやかなハイトーンがクリアに突き抜ける。楽器の音色がとても色鮮やかだ。演奏全体をクリアに描く空間表現力の豊かさにも惹かれた。
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