公開日 2014/12/24 16:06
ビクタースタジオがセレクト!エンジニアが唸るこの1枚 − 「edition 10 / paris match」
edition 10 / paris match
WAV/FLAC 96kHz/24bit ¥3,240(アルバム)/¥540(単曲)
http://hd-music.info/album.cgi/500
今回のセレクトは「edition 10 / paris match」。洋楽よりもハイセンスでポップなサウンドメーカー杉山洋介氏と、絹のように透き通った印象的なボーカルのミズノマリさんからなるユニット「paris match」のオリジナルアルバム。
この作品のハイレゾマスターは、96kHz/24bitでレコーディング&ミックスされたデジタル音源から作成。ミックスはメンバーでもありプロデューサーの杉山氏所有のスタジオにてデジタルベースで行われているが、ミックスエンジニアの「空気感」への絶対的なこだわりと独自のノウハウにより、温かみと膨らみのあるアナログ感たっぷりのサウンドになっている。
特筆すべきは、このアルバムCDの1曲目に収められている「Sandstorm」が、その年に発売された一番音の良い楽曲を選考する「日本プロ音楽録音賞」の2013年度最優秀賞を受賞していること。つまりこのCD版は絶対のお墨付きを頂いているのだ。
そのハイレゾ版が本作品。聴き比べると、納得の完成度であるCDの仕上がりとはまた別なハイレゾサウンドに魅了される。凝縮されたパワー感と音全体が前に出てくるCDに対して、ハイレゾでは枠の無いキャンバスに描くかのようにボーカルと各楽器がストレスなく自由に定位・表現され、軽快なビート感に加えて「paris match Sound」とも言える独特の空気感が十二分に堪能できる。
CDとハイレゾ、それぞれの特徴を生かしたサウンドアプローチが見事に具現化した稀有な本作品。サウンドマニアの方にはハイレゾ版は勿論だが、是非CD版とも比較試聴頂きたい。
谷田 茂 氏
ビクタースタジオ所属レコーディングエンジニア。
バークリー音楽院出身の音楽理論もベースに持つ逆輸入型。J-POPからキャリアをスタートし、今ではオリコントップ10の常連。ポップス系では無二の存在。加えて、その仕上がりの高さから、様々なプロジェクトやアーティスト、プロデューサーからも指名を受け、これまでに幅広いジャンルで数多くの作品を手掛ける。
<谷田氏からのコメント>
paris matchの楽曲はポップスやAORを基調とした上で、Jazzの高度なコードワークを用いた独特の音楽性が特徴です。アルバム「edition 10」では“お洒落でカッコいい”をまさに感じられる1枚になるよう、生楽器を立体的に表現し迫力のあるサウンドに仕上げつつ、透明感ある歌の存在感を失わないように全体をまとめました。
ブラスセクション等の生楽器のレコーディングは広い音響空間のスタジオとヴィンテージマイクを駆使し、ミックスダウンではデジタルのままでは無く、サミングアンプを用いて一度アナログに戻して作業し、トータルで“空気感”を表現できるように努めました。
更に、一つ一つの楽器の音色、プレイも素晴らしいので、あとはおのおのをしっかり、お互い邪魔することなく存在感を出すために、EQ、コンプレッサー、空間系エフェクトなどで調整を施しています。この作品は、録音の段階からデジタル96kHz24bitを採用していますので、よりキメ細やかな繊細で迫力のある音をお楽しみ頂けると思います。
WAV/FLAC 96kHz/24bit ¥3,240(アルバム)/¥540(単曲)
http://hd-music.info/album.cgi/500
今回のセレクトは「edition 10 / paris match」。洋楽よりもハイセンスでポップなサウンドメーカー杉山洋介氏と、絹のように透き通った印象的なボーカルのミズノマリさんからなるユニット「paris match」のオリジナルアルバム。
この作品のハイレゾマスターは、96kHz/24bitでレコーディング&ミックスされたデジタル音源から作成。ミックスはメンバーでもありプロデューサーの杉山氏所有のスタジオにてデジタルベースで行われているが、ミックスエンジニアの「空気感」への絶対的なこだわりと独自のノウハウにより、温かみと膨らみのあるアナログ感たっぷりのサウンドになっている。
特筆すべきは、このアルバムCDの1曲目に収められている「Sandstorm」が、その年に発売された一番音の良い楽曲を選考する「日本プロ音楽録音賞」の2013年度最優秀賞を受賞していること。つまりこのCD版は絶対のお墨付きを頂いているのだ。
そのハイレゾ版が本作品。聴き比べると、納得の完成度であるCDの仕上がりとはまた別なハイレゾサウンドに魅了される。凝縮されたパワー感と音全体が前に出てくるCDに対して、ハイレゾでは枠の無いキャンバスに描くかのようにボーカルと各楽器がストレスなく自由に定位・表現され、軽快なビート感に加えて「paris match Sound」とも言える独特の空気感が十二分に堪能できる。
CDとハイレゾ、それぞれの特徴を生かしたサウンドアプローチが見事に具現化した稀有な本作品。サウンドマニアの方にはハイレゾ版は勿論だが、是非CD版とも比較試聴頂きたい。
谷田 茂 氏
ビクタースタジオ所属レコーディングエンジニア。
バークリー音楽院出身の音楽理論もベースに持つ逆輸入型。J-POPからキャリアをスタートし、今ではオリコントップ10の常連。ポップス系では無二の存在。加えて、その仕上がりの高さから、様々なプロジェクトやアーティスト、プロデューサーからも指名を受け、これまでに幅広いジャンルで数多くの作品を手掛ける。
<谷田氏からのコメント>
paris matchの楽曲はポップスやAORを基調とした上で、Jazzの高度なコードワークを用いた独特の音楽性が特徴です。アルバム「edition 10」では“お洒落でカッコいい”をまさに感じられる1枚になるよう、生楽器を立体的に表現し迫力のあるサウンドに仕上げつつ、透明感ある歌の存在感を失わないように全体をまとめました。
ブラスセクション等の生楽器のレコーディングは広い音響空間のスタジオとヴィンテージマイクを駆使し、ミックスダウンではデジタルのままでは無く、サミングアンプを用いて一度アナログに戻して作業し、トータルで“空気感”を表現できるように努めました。
更に、一つ一つの楽器の音色、プレイも素晴らしいので、あとはおのおのをしっかり、お互い邪魔することなく存在感を出すために、EQ、コンプレッサー、空間系エフェクトなどで調整を施しています。この作品は、録音の段階からデジタル96kHz24bitを採用していますので、よりキメ細やかな繊細で迫力のある音をお楽しみ頂けると思います。