公開日 2024/11/11 06:40
USB-Cで何ができる?!iPhoneユーザーなら知っておきたい「できること」総ざらい
iPhone TIPS
iPhone 15シリーズからUSB-Cが採用されたiPhone。iPhone 16でも当然ながら踏襲され、USB-C採用モデルのユーザーはさらに増えてくることでしょう。
ということで今回は、そのUSB-Cでできることや、そのために必要なケーブルやアダプターについて、主なところを改めて簡単にまとめておきます。
まずはもちろんiPhoneの充電。USB-PD規格対応のUSB充電器やモバイルバッテリーとの組み合わせなら高速充電も可能。その際にはケーブルも同じくUSB-PD規格に対応したものが必要です。
iPhoneからの給電でAirPodsやApple Watch、そのほかUSB-PD対応の小型デバイスを充電できます。その際にはiPhone側のUSB-C端子と相手側の充電端子に適合したケーブルが必要です。USB-C to USB-Cケーブル、USB-C to Lightningケーブル、Apple Watch磁気高速充電USB-Cケーブルなどですね。
なおiPhone 15の場合、iPhone側の最大出力は4.5W。ですので、充電先となる相手側は小型デバイスに限られています。Apple Watchの高速充電には7.5Wが必要ですがそれも満たしません。
USB-C端子モデルのAirPodsや、同じようにUSB-C端子採用の有線イヤホンは、もちろんiPhone のUSB-C端子に普通に挿すだけで使えます。純正のUSB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタやサードパーティの同タイプ製品、あるいはスティック型USB-DAC/ヘッドホンアンプと呼ばれる製品を使えば、アナログ3.5mm端子のイヤホンやヘッドホンで音楽を聴くことも可能です。
それらのアイテムの接続初回時に[ヘッドフォンを接続しようとしていますか?]といった内容のダイアログが表示された際には、[ヘッドフォン]ボタンを選択すればOKです。
なお[このアクセサリは電力使用量が大きすぎます]ダイアログが表示されたなら、その機器の消費電力はiPhoneのUSB-C端子が供給できる電力を超えてしまっています。ということで残念ながら使用不可です。ですが、その機器に別途の電源端子が用意されていたらチャンスあり。USBではなく、そちらから電源を供給することで利用可能になる場合もあります。
iPhoneの画面を外部ディスプレイに映し出すにもUSB-C端子が活躍。その際は外部ディスプレイ側の入力端子の種類に合わせた変換ケーブルや変換アダプタが必要です。ここでは現在一般的な2種類の映像入力端子との接続方法を確認しておきましょう。
PCモニター等のDisplayPort規格対応USB-C入力端子との接続には、USB 3.1以上に対応するUSB-C to USB-Cケーブルを使用します。iPhone 15や16の付属ケーブルはUSB 2.0対応なのでこの用途には使用できないトラップに注意です。
テレビ等のHDMI端子との接続には、Apple USB-C Digital AV Multiportアダプタ、あるいはHDMI出力端子を搭載した他社のアダプタや多機能USBハブなどを利用。iPhoneのUSB-C端子にアダプタやハブを接続し、そのアダプタやハブのHDMI出力とテレビのHDMI入力をHDMIケーブルで接続するという形になります。
HDMIとの接続の場合、Display Port Alt Mode(DP Alt Mode)対応USB-C to HDMI変換ケーブルも利用可能です。持ち運びやすさ重視ならこちらがよいかもしれません。
MacやiPadやPCなど、USB-C端子搭載の他の機器との間での写真やビデオなどのデータ転送もUSB-C接続で行えます。iPhone 15付属品など普通のUSB-C to USB-Cケーブルで接続すれば、とりあえずは転送可能です。
でもUSB-C転送を使う理由って、無線をぶっちぎる超高速転送を期待してですよね? それを実現できる10Gbps伝送対応モデルは、現状でiPhone 15/16の“Pro”モデルのみ。10Gbps伝送には加えてUSB 3.2 Gen 2対応USBケーブルも必須です。またもちろん、伝送相手のMac等のUSB-C端子も同じくUSB 3.2 Gen 2に対応していないと、相手側の限界に合わせた速度しか出ません。
なお「USB 3.2 Gen 2」と「USB 3.1 Gen 2」は名称が変わっただけの同一規格ですので、ケーブルや相手側機器の対応表記は「USB"3.1"Gen 2」でもOKです。
USB-C接続のアイテムであれば他にも、USBメモリーやUSBマイク、有線LANアダプタなどなど、様々なアイテムが利用可能です。ただしUSBオーディオ機器のところで触れた消費電力の問題などから、iPhoneでは動作しない製品もあります。
色々とややこしいことはありますが、USB-C端子採用のおかげで接続できるアイテム数が一挙に増加したことは事実。「世間的なニーズはあまりないかもしれないけど、。私のニーズにはぴったり!」なんてマニアックなアイテムも、探してみれば見つけられるかもしれません。
ということで今回は、そのUSB-Cでできることや、そのために必要なケーブルやアダプターについて、主なところを改めて簡単にまとめておきます。
●iPhoneを充電する
まずはもちろんiPhoneの充電。USB-PD規格対応のUSB充電器やモバイルバッテリーとの組み合わせなら高速充電も可能。その際にはケーブルも同じくUSB-PD規格に対応したものが必要です。
●iPhoneでAirPodsや他のUSB機器を充電する
iPhoneからの給電でAirPodsやApple Watch、そのほかUSB-PD対応の小型デバイスを充電できます。その際にはiPhone側のUSB-C端子と相手側の充電端子に適合したケーブルが必要です。USB-C to USB-Cケーブル、USB-C to Lightningケーブル、Apple Watch磁気高速充電USB-Cケーブルなどですね。
なおiPhone 15の場合、iPhone側の最大出力は4.5W。ですので、充電先となる相手側は小型デバイスに限られています。Apple Watchの高速充電には7.5Wが必要ですがそれも満たしません。
●USBオーディオ機器を使う
USB-C端子モデルのAirPodsや、同じようにUSB-C端子採用の有線イヤホンは、もちろんiPhone のUSB-C端子に普通に挿すだけで使えます。純正のUSB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタやサードパーティの同タイプ製品、あるいはスティック型USB-DAC/ヘッドホンアンプと呼ばれる製品を使えば、アナログ3.5mm端子のイヤホンやヘッドホンで音楽を聴くことも可能です。
それらのアイテムの接続初回時に[ヘッドフォンを接続しようとしていますか?]といった内容のダイアログが表示された際には、[ヘッドフォン]ボタンを選択すればOKです。
なお[このアクセサリは電力使用量が大きすぎます]ダイアログが表示されたなら、その機器の消費電力はiPhoneのUSB-C端子が供給できる電力を超えてしまっています。ということで残念ながら使用不可です。ですが、その機器に別途の電源端子が用意されていたらチャンスあり。USBではなく、そちらから電源を供給することで利用可能になる場合もあります。
●ディスプレイやモニターに接続する
iPhoneの画面を外部ディスプレイに映し出すにもUSB-C端子が活躍。その際は外部ディスプレイ側の入力端子の種類に合わせた変換ケーブルや変換アダプタが必要です。ここでは現在一般的な2種類の映像入力端子との接続方法を確認しておきましょう。
PCモニター等のDisplayPort規格対応USB-C入力端子との接続には、USB 3.1以上に対応するUSB-C to USB-Cケーブルを使用します。iPhone 15や16の付属ケーブルはUSB 2.0対応なのでこの用途には使用できないトラップに注意です。
テレビ等のHDMI端子との接続には、Apple USB-C Digital AV Multiportアダプタ、あるいはHDMI出力端子を搭載した他社のアダプタや多機能USBハブなどを利用。iPhoneのUSB-C端子にアダプタやハブを接続し、そのアダプタやハブのHDMI出力とテレビのHDMI入力をHDMIケーブルで接続するという形になります。
HDMIとの接続の場合、Display Port Alt Mode(DP Alt Mode)対応USB-C to HDMI変換ケーブルも利用可能です。持ち運びやすさ重視ならこちらがよいかもしれません。
●MacやiPadやPCとのデータ転送を行う
MacやiPadやPCなど、USB-C端子搭載の他の機器との間での写真やビデオなどのデータ転送もUSB-C接続で行えます。iPhone 15付属品など普通のUSB-C to USB-Cケーブルで接続すれば、とりあえずは転送可能です。
でもUSB-C転送を使う理由って、無線をぶっちぎる超高速転送を期待してですよね? それを実現できる10Gbps伝送対応モデルは、現状でiPhone 15/16の“Pro”モデルのみ。10Gbps伝送には加えてUSB 3.2 Gen 2対応USBケーブルも必須です。またもちろん、伝送相手のMac等のUSB-C端子も同じくUSB 3.2 Gen 2に対応していないと、相手側の限界に合わせた速度しか出ません。
なお「USB 3.2 Gen 2」と「USB 3.1 Gen 2」は名称が変わっただけの同一規格ですので、ケーブルや相手側機器の対応表記は「USB"3.1"Gen 2」でもOKです。
●そのほか
USB-C接続のアイテムであれば他にも、USBメモリーやUSBマイク、有線LANアダプタなどなど、様々なアイテムが利用可能です。ただしUSBオーディオ機器のところで触れた消費電力の問題などから、iPhoneでは動作しない製品もあります。
色々とややこしいことはありますが、USB-C端子採用のおかげで接続できるアイテム数が一挙に増加したことは事実。「世間的なニーズはあまりないかもしれないけど、。私のニーズにはぴったり!」なんてマニアックなアイテムも、探してみれば見つけられるかもしれません。