【特別企画】待望のオーディオ用ハイエンドNASがついに登場
バッファローのオーディオ用NAS“DELA”「N1Z/N1A」開発者インタビュー
■本体前面のディスプレイからNASの情報が確認ができる
PCレスで全ての操作も可能
ーー 設定がフロントディスプレイを見ながら、パソコンを使わずに行えるのもポイントですよね。
荒木氏 オーディオファンに限ったことではないですが、NASが何をやっているのか、というのは見えづらいですよね。再生アプリにもNASの名前や番号が表示されるくらいです。パソコンから状態を確認することはできますが、一般ユーザーには面倒な作業です。
NASが今どんな動作をしているのかを明確にするために、本体にディスプレイを装備しました。ユーザーからの強い要望もあったのです。起動中なのか、ストレージの残量、IPアドレスの番号など、ディスプレイからNASの全ての情報が把握できます。
ーー NASが配信している楽曲の曲名まで表示されます。
荒木氏 実は、配信している曲名を見ていると面白いことがわかります。表示されるのはあくまで「配信している」曲名で、「プレーヤーが再生している」曲名ではありません。ここに注目すると、ネットワークプレーヤーごとにデータの読み出し方が違うのがよくわかります。
NASが配信した音楽データをネットワークプレーヤーが淡々と再生していくというイメージがありますよね。しかし実際は、最初の段階で配信されたデータを全て読み込んでしまい、あとはプレーヤーが内蔵メモリーから展開していくというモデルもあるのです。その場合は。NAS側での曲名表示がすぐに終わります。そうすると、プレーヤーは再生のバックでいろいろな挙動をしているのだなと想像できますよね。どちらが良いかは一概に言えないですが。
それから、FLACのようなロスレス圧縮フォーマットは、圧縮されているので転送自体は早く済みますが、転送してからメモリーに展開していく作業を行っていることが、NASのディスプレイの曲名表示を見ているとよくわかります。一方でWAVやAIFFはこうしたプレーヤー内で展開を行う作業がなく、配信されたデータを順次再生していくという形になります。これもどちらが良い悪いという話ではないですが。
ーー 今までは、NASからの転送がどういう形で行われているのか知りようがなかったですからね。興味深い話です。
荒木氏 ちなみにディスプレイは完全に消灯することも可能です。しかも、煩雑な操作は不要で、本体の一番左のボタンを長押しするだけです。
ーー オーディオ用としては、これは必須なんですよね(笑)
PCレスで全ての操作も可能
ーー 設定がフロントディスプレイを見ながら、パソコンを使わずに行えるのもポイントですよね。
荒木氏 オーディオファンに限ったことではないですが、NASが何をやっているのか、というのは見えづらいですよね。再生アプリにもNASの名前や番号が表示されるくらいです。パソコンから状態を確認することはできますが、一般ユーザーには面倒な作業です。
NASが今どんな動作をしているのかを明確にするために、本体にディスプレイを装備しました。ユーザーからの強い要望もあったのです。起動中なのか、ストレージの残量、IPアドレスの番号など、ディスプレイからNASの全ての情報が把握できます。
ーー NASが配信している楽曲の曲名まで表示されます。
荒木氏 実は、配信している曲名を見ていると面白いことがわかります。表示されるのはあくまで「配信している」曲名で、「プレーヤーが再生している」曲名ではありません。ここに注目すると、ネットワークプレーヤーごとにデータの読み出し方が違うのがよくわかります。
NASが配信した音楽データをネットワークプレーヤーが淡々と再生していくというイメージがありますよね。しかし実際は、最初の段階で配信されたデータを全て読み込んでしまい、あとはプレーヤーが内蔵メモリーから展開していくというモデルもあるのです。その場合は。NAS側での曲名表示がすぐに終わります。そうすると、プレーヤーは再生のバックでいろいろな挙動をしているのだなと想像できますよね。どちらが良いかは一概に言えないですが。
それから、FLACのようなロスレス圧縮フォーマットは、圧縮されているので転送自体は早く済みますが、転送してからメモリーに展開していく作業を行っていることが、NASのディスプレイの曲名表示を見ているとよくわかります。一方でWAVやAIFFはこうしたプレーヤー内で展開を行う作業がなく、配信されたデータを順次再生していくという形になります。これもどちらが良い悪いという話ではないですが。
ーー 今までは、NASからの転送がどういう形で行われているのか知りようがなかったですからね。興味深い話です。
荒木氏 ちなみにディスプレイは完全に消灯することも可能です。しかも、煩雑な操作は不要で、本体の一番左のボタンを長押しするだけです。
ーー オーディオ用としては、これは必須なんですよね(笑)