公開日 2016/10/28 12:31
注目の新進ブランドの思想に迫る!
ポータブルオーディオブランド「AROMA」のキーパーソンに訊く!マニアの熱意で作り上げられる個性とは?
聴き手:季刊・ネットオーディオ編集部 浅田陽介
いまや世界でも有数のイヤホン都市と言っても過言ではない香港。そんな香港のいまのポータブルオーディオシーンを象徴するブランドが、本項にてご紹介するAROMA(アロマ)である。
先日開催されたヘッドホン祭でもユニバーサルタイプのイヤーモニター「Witch Girl Pro」「Witch Girl S」、そして最新モデルとなる「Witch Girl 12」(関連ニュース)が大きな注目を集めたアロマだが、そもそもどんな人物が、どんな想いのもとで製品を開発しているのか。この度、同ブランドを率いる社長のソ氏、そしてソ氏と共にアロマをとり仕切るヴィンセント氏の2名が来日。まだまだあまり表に出ることのない、「アロマ」というブランドについて存分に語っていただいた。
■音楽を通して集まったマニア達が「欲しいもの」を作りあげる
―― 先日のポタフェスにもヴィンセントさんとソさんは来日していらっしゃいますが、実際に日本のヘッドホンイベントに参加してみていかがでしたか?
ヴィンセント まず、イベントそのものの雰囲気が良かったですね。展示されるアイテムについても、どこの国の展示会よりも多かったと思います。ポータブルに特化した商品という意味では、世界で1、2を争うのではないでしょうか?実際に店頭で販売されている商品もバリエーションが豊かですね。香港だとわりと専門的に分野が分かれているのですが、ヘッドフォン祭やポタフェスでの展示製品の充実は目を見張るものがありました。
―― そんな多くの製品が溢れる日本に突如として紹介されたアロマですが、そもそもアロマはどういう経緯で立ち上がったブランドなのですか?
ソ 私達はもともとオーディオのビジネスに携わっていた、というわけではありません。アロマのスタッフ全員を見ても、オーディオを仕事にしていたという人は誰もいないんです。ただ、「音楽が好き」ということで集まったスタッフでアロマを立ち上げて、当初4人だったメンバーはいまでは10人になっています。私達の最大の強みは、色々な会社の、色々な製品を実際に試して、その中で自分の好みに合った製品を作り出す、ということからはじまったことだと思います。一番最初の製品はポータブルアンプの「A10」というモデルなのですが、その当時、中国ではポータブル環境でアンプを使うというユーザーはまだまだ少数派でした。アロマは全く新しいブランドですので、「自分達発信の新しい流行を作っていく」というところから始まっています。
―― つまり、音楽を良い音で聴くことが好きだった「マニア」で構成されているという認識で良いのでしょうか?
ヴィンセント はい、言ってみれば「マニア」です。ですので、本当にユーザーの目線で作ることができるんです。創業スタッフのうちのひとりは昔からDIYでアンプなどを作っていた人間で、その技術があったからこそアロマとしての製品が生み出せたとも言えます。
―― 今回、実際にお会いしてみると、ソさんとヴィンセントさんが予想以上に若い方で、驚きました。
ヴィンセント 若いとはいえ、僕達もひとつづつ歳は重ねていますよ(笑)。とはいえスタッフは全員まだ30前後ですので、「未来のオーディオスタイル」を予見するようなところはあるかもしれませんね。
―― そもそも、アロマそのものは立ち上がってから何年くらいの会社なのですか?
ソ ちょうど1年半くらい前ですね。
―― 実際にマニアという立ち位置からスタートしたブランドという意味でも、アロマは非常にユニークなブランドですね。
ソ そうですね。構成するスタッフも、それぞれ個性が非常に強いと思います。
先日開催されたヘッドホン祭でもユニバーサルタイプのイヤーモニター「Witch Girl Pro」「Witch Girl S」、そして最新モデルとなる「Witch Girl 12」(関連ニュース)が大きな注目を集めたアロマだが、そもそもどんな人物が、どんな想いのもとで製品を開発しているのか。この度、同ブランドを率いる社長のソ氏、そしてソ氏と共にアロマをとり仕切るヴィンセント氏の2名が来日。まだまだあまり表に出ることのない、「アロマ」というブランドについて存分に語っていただいた。
■音楽を通して集まったマニア達が「欲しいもの」を作りあげる
―― 先日のポタフェスにもヴィンセントさんとソさんは来日していらっしゃいますが、実際に日本のヘッドホンイベントに参加してみていかがでしたか?
ヴィンセント まず、イベントそのものの雰囲気が良かったですね。展示されるアイテムについても、どこの国の展示会よりも多かったと思います。ポータブルに特化した商品という意味では、世界で1、2を争うのではないでしょうか?実際に店頭で販売されている商品もバリエーションが豊かですね。香港だとわりと専門的に分野が分かれているのですが、ヘッドフォン祭やポタフェスでの展示製品の充実は目を見張るものがありました。
―― そんな多くの製品が溢れる日本に突如として紹介されたアロマですが、そもそもアロマはどういう経緯で立ち上がったブランドなのですか?
ソ 私達はもともとオーディオのビジネスに携わっていた、というわけではありません。アロマのスタッフ全員を見ても、オーディオを仕事にしていたという人は誰もいないんです。ただ、「音楽が好き」ということで集まったスタッフでアロマを立ち上げて、当初4人だったメンバーはいまでは10人になっています。私達の最大の強みは、色々な会社の、色々な製品を実際に試して、その中で自分の好みに合った製品を作り出す、ということからはじまったことだと思います。一番最初の製品はポータブルアンプの「A10」というモデルなのですが、その当時、中国ではポータブル環境でアンプを使うというユーザーはまだまだ少数派でした。アロマは全く新しいブランドですので、「自分達発信の新しい流行を作っていく」というところから始まっています。
―― つまり、音楽を良い音で聴くことが好きだった「マニア」で構成されているという認識で良いのでしょうか?
ヴィンセント はい、言ってみれば「マニア」です。ですので、本当にユーザーの目線で作ることができるんです。創業スタッフのうちのひとりは昔からDIYでアンプなどを作っていた人間で、その技術があったからこそアロマとしての製品が生み出せたとも言えます。
―― 今回、実際にお会いしてみると、ソさんとヴィンセントさんが予想以上に若い方で、驚きました。
ヴィンセント 若いとはいえ、僕達もひとつづつ歳は重ねていますよ(笑)。とはいえスタッフは全員まだ30前後ですので、「未来のオーディオスタイル」を予見するようなところはあるかもしれませんね。
―― そもそも、アロマそのものは立ち上がってから何年くらいの会社なのですか?
ソ ちょうど1年半くらい前ですね。
―― 実際にマニアという立ち位置からスタートしたブランドという意味でも、アロマは非常にユニークなブランドですね。
ソ そうですね。構成するスタッフも、それぞれ個性が非常に強いと思います。