トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > 記事

公開日 2023/09/26 07:00
<山本敦のAV進化論 第212回>

【試聴レポ有】ゼンハイザー「ACCENTUM」誕生秘話を担当者が語る。MOMENTUMのこだわりを身近に

山本 敦

前のページ 1 2 次のページ

ゼンハイザーから、新しいハイエンドモデルのワイヤレスヘッドホン「ACCENTUM(アクセンタム)」シリーズが誕生した。9月にドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2023」に出展したゼンハイザーのブースを訊ねた際に、新モデルの商品企画を担当するクリスチャン・アーン氏にその魅力を聞くことができた。

ゼンハイザーのコンシューマー向けヘッドホンを担当するクリスチャン・アーン氏

■モメンタムのクオリティを受け継ぐアクセンタム



ゼンハイザーのワイヤレスヘッドホンと言えば「MOMENTUM(モメンタム)」の名前が、ポータブルオーディオファイルだけでなく多くの音楽ファンに広く知られている。モメンタムを頂点としたゼンハイザーのワイヤレスヘッドホンのラインナップをさらに分厚くするために、上質なモメンタムのエッセンスと貫禄を受け継いだモデルが今回のアクセンタムだ。アーン氏はシリーズが誕生した背景を次のように語った。

軽快に高品位なポータブルリスニングが楽しめるアクセンタムシリーズ

「若年層の方々に、音楽・動画・ゲームなどのコンテンツをオンライン配信で楽しむスタイルが定着しています。若い方々からは、『コンテンツのサウンドにもこだわりたいけれど、いきなりフラグシップモデルのモメンタムに手を伸ばすことは難しい』という声が寄せられていました。期待に応えるため、音質や機能、装着感など音楽リスニングに大事な要素には上質であることを妥協せず、より手頃な価格設定を実現することがアクセンタムに課せられた挑戦でした」

「ACCENTUM」というネーミングに、ゼンハイザーの開発チームは様々な思いを込めた。若年層に限らず、あらゆるエンターテインメントの音にこだわりを持ちたいファンに、「ACCENT=アクセント」の効いたサウンドを届けること、あるいは上質なサウンドに没入する体験を「ACCELERATE」(加速)するヘッドホンを追求して、完成したヘッドホンがこの秋に発売を迎える。

■クラス最上級へのこだわり



特に「上位のモメンタムに引けを取らないサウンド」を実現することは重要な課題とされた。ゼンハイザーの独自設計によるダイナミック型ドライバーは、モメンタムシリーズの最新モデルである「MOMENTUM 4 Wireless」が搭載する42ミリ口径のドライバーに比べると、一回りほど小さな37ミリ口径だ。アーン氏はモメンタムのドライバーをそのまま小さくしたようなドライバーなのだと、そのコンセプトを表現している。

試聴インプレッション:バランスの良いサウンドとノイキャン効果

前のページ 1 2 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「ヤマハレディースオープン葛城」4/3から4日間の放送・配信予定
2 Nintendo Switch 2は49980円、6月5日発売。専用ソフト「マリオカートワールド」同日発売
3 米ソニー、新フラグシップ有機ELテレビ「BRAVIA 8 II」など25年モデル3シリーズ発表
4 「アナロググランプリ2025」結果発表!進化を続けるアナログの精鋭モデルをセレクト
5 オーディオテクニカ、『スター・ウォーズ』コラボTWS。ベイダーモデルは「あの呼吸音」などをガイダンス音に
6 BSプレミアム4K、『ウルトラQ』4Kリマスター版を本日18:35より放送開始。録画用HDDの容量をあけておこう
7 TCL、Dolby Atmos対応サウンドバーのクラファンを開始。7.1.4ch/5.1.2ch/5.1chの3モデル
8 REGZAが勢いを見せつけテレビ3部門の1位を独占<ビジュアル&関連製品売れ筋ランキング2月>
9 LG、軽量&薄型の17型ポータブルモニター「LG gram +view 17」。新たにMini HDMI搭載
10 デノンの“モンスター超え”11.4ch AVアンプ「AVC-X6800H」が最大約40%値下げ中
4/4 11:05 更新

WEB