公開日 2017/09/29 14:27
オプションボードも用意
<TIAS>アキュフェーズ、新旗艦プリメイン「E-650」発表。MCカートリッジ「AC-6」も披露
編集部:押野 由宇
東京・有楽町で本日から開催の「2017 東京インターナショナルオーディオショウ」。本イベントにて、アキュフェーズが純A級プリメインアンプの新たなフラグシップモデル「E-650」を発表した。価格は730,000円(税抜)で、発売は11月中旬を予定。
従来の旗艦モデル「E-600」に、最上級プリアンプ「C-3850」のエッセンスを投入。同社のセパレート型のプリアンプでも旗艦モデル C-3850のみが搭載する『Balanced AAVA』方式ボリューム・コントロールを、プリメインアンプに初めて採用。電気的特性を大幅に向上させた。
パワーアンプ部にはインスツルメンテーションアンプを採用し、バランス伝送を実現。プリアンプ部とパワーアンプ部がバランス構成となる。出力素子はパワーMOSFET3パラレル・プッシュプルの純A級動作。チャンネルあたり120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ωのリニアパワーを保証し、音楽信号に限り150W/ch/1Ωの出力とダンピングファクター800を達成する。
プロテクションには半導体(MOSFET)スイッチを採用。音楽信号が機械的接点を通らないことで音質向上につながるだけでなく、長期信頼性に優れるとする。入力端子にはRCA×5、XLR×2。XLR1系統の出力のほか、RCAのPRE OUT×1、RECORDER(RCA)×2、MAIN INをRCAとXLR各1系統装備。オプションボード用スロットは2系統となる。
オプションボードも、USB入力対応のDACボード「DAC-50」、フォノイコライザーアンプボード「AD-50」を新たにラインナップ。ともに11月中旬発売予定で、価格はDAC-50が80,000円(税抜)、AD-50が60,000円(税抜)。
DAC-50は、旭化成製AK4490EQをチャンネルあたり2回路並列駆動させる「MDS変換方式DAコンバーター」を搭載。USB-B端子のほか、RCA同軸デジタル、光TOSに対応。最大対応サンプリング周波数/bit数は、USB入力がPCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHz/1bit。RCA同軸デジタルがPCM 192kHz/24bit、光TOSが96kHz/24bitまで。
AD-50は、最新の回路や厳選した高音質ソザイを採用し極限の低雑音化と高精度なRIAA偏差を実現したというフォノイコライザーアンプ。E-650など対応モデルとの組み合わせではMC/MMの切り替えをフロントパネルから行える。ゲインはMCが66dB、MMが40dB。入力インピーダンスはMMが47kΩ、MCは30/100/300Ωが選択できる。くわえて、サブソニックフィルターを標準装備する。
また、「AC」シリーズの第5世代目となるMCカートリッジ「AC-6」も公開された。価格は370,000円(税抜)で、12月発売予定。
これまでの開発で得た経験を活かし、究極のアナログレコード再生を目指して試聴を繰り返して完成させたというカートリッジで、同社のフォノイコライザーアンプ「C-37」との組み合わせに最適としている。
筐体はイオンプレーティングの表面処理を施したチタン削り出しソザイのベース部と、アルミ削り出しのボディ部で構成。針先にはセミ・ラインコンタクト(3μm×30μm)を搭載し、カンチレバーはφ0.3mmの無垢ボロンを採用している。
コア材は特殊磁性材料で、ネオジムマグネットを搭載。コイルにはOFC線材を採用。再生周波数範囲は10Hz〜50kHz。内部インピーダンスは1.8Ωで、出力電圧は0.4mV(1kHz)。チャンネルバランスは0.5dB以内、クロストークは30dB以上。針圧は1.9〜2.2gとなる。
ほか、イベントブースではフラグシップのモノラルパワーアンプ「A-250」や、セパレートタイプの「A-70」および「P-7300」などが試聴できるようセッティング。並べられた歴代モデルの内部写真を飾るなど、アキュフェーズならではの展示が行われていた。
従来の旗艦モデル「E-600」に、最上級プリアンプ「C-3850」のエッセンスを投入。同社のセパレート型のプリアンプでも旗艦モデル C-3850のみが搭載する『Balanced AAVA』方式ボリューム・コントロールを、プリメインアンプに初めて採用。電気的特性を大幅に向上させた。
パワーアンプ部にはインスツルメンテーションアンプを採用し、バランス伝送を実現。プリアンプ部とパワーアンプ部がバランス構成となる。出力素子はパワーMOSFET3パラレル・プッシュプルの純A級動作。チャンネルあたり120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ωのリニアパワーを保証し、音楽信号に限り150W/ch/1Ωの出力とダンピングファクター800を達成する。
プロテクションには半導体(MOSFET)スイッチを採用。音楽信号が機械的接点を通らないことで音質向上につながるだけでなく、長期信頼性に優れるとする。入力端子にはRCA×5、XLR×2。XLR1系統の出力のほか、RCAのPRE OUT×1、RECORDER(RCA)×2、MAIN INをRCAとXLR各1系統装備。オプションボード用スロットは2系統となる。
オプションボードも、USB入力対応のDACボード「DAC-50」、フォノイコライザーアンプボード「AD-50」を新たにラインナップ。ともに11月中旬発売予定で、価格はDAC-50が80,000円(税抜)、AD-50が60,000円(税抜)。
DAC-50は、旭化成製AK4490EQをチャンネルあたり2回路並列駆動させる「MDS変換方式DAコンバーター」を搭載。USB-B端子のほか、RCA同軸デジタル、光TOSに対応。最大対応サンプリング周波数/bit数は、USB入力がPCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHz/1bit。RCA同軸デジタルがPCM 192kHz/24bit、光TOSが96kHz/24bitまで。
AD-50は、最新の回路や厳選した高音質ソザイを採用し極限の低雑音化と高精度なRIAA偏差を実現したというフォノイコライザーアンプ。E-650など対応モデルとの組み合わせではMC/MMの切り替えをフロントパネルから行える。ゲインはMCが66dB、MMが40dB。入力インピーダンスはMMが47kΩ、MCは30/100/300Ωが選択できる。くわえて、サブソニックフィルターを標準装備する。
また、「AC」シリーズの第5世代目となるMCカートリッジ「AC-6」も公開された。価格は370,000円(税抜)で、12月発売予定。
これまでの開発で得た経験を活かし、究極のアナログレコード再生を目指して試聴を繰り返して完成させたというカートリッジで、同社のフォノイコライザーアンプ「C-37」との組み合わせに最適としている。
筐体はイオンプレーティングの表面処理を施したチタン削り出しソザイのベース部と、アルミ削り出しのボディ部で構成。針先にはセミ・ラインコンタクト(3μm×30μm)を搭載し、カンチレバーはφ0.3mmの無垢ボロンを採用している。
コア材は特殊磁性材料で、ネオジムマグネットを搭載。コイルにはOFC線材を採用。再生周波数範囲は10Hz〜50kHz。内部インピーダンスは1.8Ωで、出力電圧は0.4mV(1kHz)。チャンネルバランスは0.5dB以内、クロストークは30dB以上。針圧は1.9〜2.2gとなる。
ほか、イベントブースではフラグシップのモノラルパワーアンプ「A-250」や、セパレートタイプの「A-70」および「P-7300」などが試聴できるようセッティング。並べられた歴代モデルの内部写真を飾るなど、アキュフェーズならではの展示が行われていた。