公開日 2018/06/16 14:58
ポータブルプレーヤーへの書き出しも対応
<OTOTEN>アイ・オー、Soundgenic上位機を参考出展。fidataと同じHDDを内蔵、振動対策を強化
編集部:小澤貴信
アイ・オー・データ機器は、本日16日に開幕、明日17日まで開催される「 OTOTEN 2018」(事前来場者登録は こちら)にてfidataブランドやI-O DATAブランドのオーディオ関連製品を多数出展。オーディオ専用NAS「Soundgenic」新モデルの参考出展も行った。
Soundgenic新モデルの型番は「HDL-RA3HG」。従来は2TB HDDを搭載した標準モデル(HDL-RA2HF)と、1TB SSDを搭載したオーディオ専門店向けモデル(RAHS-S1)をラインナップしているが、この新モデルは3TB HDDを搭載。ハード面でもグレードアップを図ったことが特徴だ。
HDDについては、従来の2TB HDDモデルは通常グレードのHDDを内蔵していたのに対して、本機はよりハイグレードなWD社製HDD「AV-GP」のカスタム仕様を搭載。これはfidataブランドのネットワークオーディオサーバーのHDDモデル「HFAS1-H40」でも採用されたものだ(H40は2TB HDDを2基搭載、本機は3TB HDDを1基搭載)。
本機はHG(HIGH GRADE MODEL)と銘打ってハードウェアの見直しも行っており、制振対策を強化したとのことで、このあたりも音質に効いてきそうだ。なお、ブースでは発売日や価格は明らかにされなかったが、近日中に正式発表があるとのことだ。
fidataブランドからは、5月に独ミュンヘンで開催されたHIGH END 2018で初披露されたオーディオ用ネットワークハブ「HFAH」、光ディスクドライブ「HFAD」、オーディオポートエンハンサー(D/Dコンバーター)「HFAE」のプロトタイプが日本初披露された。
詳細についてはHIGH ENDのレポート記事で詳しく書いたのでこちらを参照してほしい。追加の新情報は今回はなかったが、2019年前半を目指して現在開発中とのことなので、続報に期待したい。
fidataのネットワークオーディオサーバーおよびSoundgenic、fidata Music Appについて、8月上旬提供予定のファームウェア・アップデートも先行アナウンスされた。このアップデートにより、fidataのサーバーおよびSoundgenicから、USB接続したポータブルオーディオプレーヤーなどへの音楽ファイルの書き出しが可能になる。
書き出し先として設定できるのは、USBマスストレージに対応したポータブルプレーヤー(DAP)やUSBストレージなど。fidata Music Appにも新たに「USBに転送」の項目が追加される。会場ではSoundgenicからソニーのウォークマンへの音楽ファイル書き出しがデモされていた。
これまでfidataやSoundgenicはネットワークオーディオを主な領域としてきた。それがこのアップデートにより、今後はポータブルオーディオプレーヤーを運用するにあたってCDリッピングやハイレゾ音源の購入、そして音楽管理・転送までをPCレスで行う役割を果たせるようになる。特にエントリークラスのSoundgenicについては、「ポータブルオーディオプレーヤーの母艦」のような使い方も視野に入るはずだ。
ポータブル機器との連携については、オンキヨー&パイオニア“rubato”「DP-S1A」、“private”「XDP-20」をCDレコと組み合わせることで、PCレスでのリッピングが行えるようになったことも紹介していた(関連ニュース)。
fidata Music Appは8月上旬予定のアップデートで、アプリからe-onkyo musicやmoraの配信サイトへリンクし、試聴・購入することが可能になる。アプリでネットワーク再生を操作しつつ、気になったアーティストの他作品の情報を閲覧、その作品をアプリを通じて各配信サイトから試聴、購入するという流れだ。
本アプリはそもそも、サーバー内の音源へCDジャーナル社の音楽情報データベースを紐付けることで、アーティストプロフィールやアルバム情報、ディスコグラフィーなどの情報までを閲覧できることを特徴としている。
アップデート後は、ディスコグラフィーからアルバムを選択して「このアルバムを検索」をタップすると、「e-onkyoで検索」「moraで検索」が選択可能に。各配信サイトを選ぶとタイトルがあれば配信ページが表示。USB-DAC接続時であればそのままオーディオシステムから、サイトが提供する「試聴」を再生できる。ネットワークプレーヤーも機器によっては試聴曲の再生が行えるという。
もちろん気に入ればそのまま購入手続きも行える。購入した曲はfidataサーバー/Soundgenicの機能で自動ダウンロードが可能だ。PCレスでの音楽体験の幅がさらに広がるアップデートだ。
fidata Music Appには、CDリッピング専用のUIも新たに追加される。従来はCD1枚をほぼ自動で読み込むだけだったが、アップデート後は専用UIからリッピングするフォーマットの選択や、メタデータの編集なども行えるようになる。
なお、fidataサーバー/Soundgencが「Direct DSD 22.5MHz USB-DAC再生」に対応予定であることもアナウンスされた。従来のDoPに加えて、DirectでのDSD伝送も可能となり、対応USB-DACとの組み合わせで22.5MHz DSDの再生が行えるようになる。
PCレスで手軽にCDリッピングができる光ディスクドライブ「CDレコ」についても、大きくスペースを使って展示。CDレコの表面に様々な意匠のパネルを用いて、多彩なデザインを提案。BtoBにおいて、様々な用途に応じたオリジナルの「CDレコ」が実現できることをアピールしていた。
Soundgenic新モデルの型番は「HDL-RA3HG」。従来は2TB HDDを搭載した標準モデル(HDL-RA2HF)と、1TB SSDを搭載したオーディオ専門店向けモデル(RAHS-S1)をラインナップしているが、この新モデルは3TB HDDを搭載。ハード面でもグレードアップを図ったことが特徴だ。
HDDについては、従来の2TB HDDモデルは通常グレードのHDDを内蔵していたのに対して、本機はよりハイグレードなWD社製HDD「AV-GP」のカスタム仕様を搭載。これはfidataブランドのネットワークオーディオサーバーのHDDモデル「HFAS1-H40」でも採用されたものだ(H40は2TB HDDを2基搭載、本機は3TB HDDを1基搭載)。
本機はHG(HIGH GRADE MODEL)と銘打ってハードウェアの見直しも行っており、制振対策を強化したとのことで、このあたりも音質に効いてきそうだ。なお、ブースでは発売日や価格は明らかにされなかったが、近日中に正式発表があるとのことだ。
fidataブランドからは、5月に独ミュンヘンで開催されたHIGH END 2018で初披露されたオーディオ用ネットワークハブ「HFAH」、光ディスクドライブ「HFAD」、オーディオポートエンハンサー(D/Dコンバーター)「HFAE」のプロトタイプが日本初披露された。
詳細についてはHIGH ENDのレポート記事で詳しく書いたのでこちらを参照してほしい。追加の新情報は今回はなかったが、2019年前半を目指して現在開発中とのことなので、続報に期待したい。
fidataのネットワークオーディオサーバーおよびSoundgenic、fidata Music Appについて、8月上旬提供予定のファームウェア・アップデートも先行アナウンスされた。このアップデートにより、fidataのサーバーおよびSoundgenicから、USB接続したポータブルオーディオプレーヤーなどへの音楽ファイルの書き出しが可能になる。
書き出し先として設定できるのは、USBマスストレージに対応したポータブルプレーヤー(DAP)やUSBストレージなど。fidata Music Appにも新たに「USBに転送」の項目が追加される。会場ではSoundgenicからソニーのウォークマンへの音楽ファイル書き出しがデモされていた。
これまでfidataやSoundgenicはネットワークオーディオを主な領域としてきた。それがこのアップデートにより、今後はポータブルオーディオプレーヤーを運用するにあたってCDリッピングやハイレゾ音源の購入、そして音楽管理・転送までをPCレスで行う役割を果たせるようになる。特にエントリークラスのSoundgenicについては、「ポータブルオーディオプレーヤーの母艦」のような使い方も視野に入るはずだ。
ポータブル機器との連携については、オンキヨー&パイオニア“rubato”「DP-S1A」、“private”「XDP-20」をCDレコと組み合わせることで、PCレスでのリッピングが行えるようになったことも紹介していた(関連ニュース)。
fidata Music Appは8月上旬予定のアップデートで、アプリからe-onkyo musicやmoraの配信サイトへリンクし、試聴・購入することが可能になる。アプリでネットワーク再生を操作しつつ、気になったアーティストの他作品の情報を閲覧、その作品をアプリを通じて各配信サイトから試聴、購入するという流れだ。
本アプリはそもそも、サーバー内の音源へCDジャーナル社の音楽情報データベースを紐付けることで、アーティストプロフィールやアルバム情報、ディスコグラフィーなどの情報までを閲覧できることを特徴としている。
アップデート後は、ディスコグラフィーからアルバムを選択して「このアルバムを検索」をタップすると、「e-onkyoで検索」「moraで検索」が選択可能に。各配信サイトを選ぶとタイトルがあれば配信ページが表示。USB-DAC接続時であればそのままオーディオシステムから、サイトが提供する「試聴」を再生できる。ネットワークプレーヤーも機器によっては試聴曲の再生が行えるという。
もちろん気に入ればそのまま購入手続きも行える。購入した曲はfidataサーバー/Soundgenicの機能で自動ダウンロードが可能だ。PCレスでの音楽体験の幅がさらに広がるアップデートだ。
fidata Music Appには、CDリッピング専用のUIも新たに追加される。従来はCD1枚をほぼ自動で読み込むだけだったが、アップデート後は専用UIからリッピングするフォーマットの選択や、メタデータの編集なども行えるようになる。
なお、fidataサーバー/Soundgencが「Direct DSD 22.5MHz USB-DAC再生」に対応予定であることもアナウンスされた。従来のDoPに加えて、DirectでのDSD伝送も可能となり、対応USB-DACとの組み合わせで22.5MHz DSDの再生が行えるようになる。
PCレスで手軽にCDリッピングができる光ディスクドライブ「CDレコ」についても、大きくスペースを使って展示。CDレコの表面に様々な意匠のパネルを用いて、多彩なデザインを提案。BtoBにおいて、様々な用途に応じたオリジナルの「CDレコ」が実現できることをアピールしていた。
- トピック
- I-O DATA
- USBオーディオ
- NAS
- OTOTEN 2018