公開日 2018/09/10 15:25
Nutube採用、フォノイコ内蔵
コルグ、DSD 11.2MHzの録音/再生に対応するUSB-DAC/ADC「Nu 1」。42.5万円
編集部:押野 由宇
コルグは、DSD 11.2MHzによる録音/再生に対応するUSB-DAC/ADC「Nu 1」を、10月下旬より発売する。価格は425,000円(税抜)。
本機はデジタル音源を再生するDACと、アナログ音源をデジタル音源化するADC(A/Dコンバーター)の機能を搭載。DSD 11.2MHzによる録音/再生に対応。これは付属ソフトウェア「AudioGate(Ver4.5)」との組み合わせで実現するもので、プロの録音現場でも使われるDSDレコーダーや「MRシリーズ」で培ったDSDやアナログ回路に関するノウハウを、11.2MHz対応に合わせてさらにアップデートして注ぎ込んだとしている。
MM/MCカートリッジに両対応したフォノイコライザーアンプを内蔵し、アナログプレーヤーを直接接続できるRCAフォノ入力端子とグランド端子を装備する。さらにフォノ入力端子とは独立したRCA入力端子とXLR入力端子備えており、オープン・リール・デッキ、カセット・デッキなどを接続し、DSD録音することが可能。
出力端子はライン出力(ボリューム可変)用にXLR/RCAを1系統、USB-DACダイレクト出力(ボリューム固定)用ににXLR/RCAを1系統をそれぞぞれ搭載している。
さらに、イコライジング処理時の原音への影響を最小限に抑え、レコードのカッティング時に押し込まれたサウンドを余すところなく引き出すという、「DSDフォノ・イコライザー」を付属ソフトウェア「AudioGate」に内蔵。一般的なRIAA以外にも、LP用の5種類のカーブにも対応する。録音時に“掛け録り”するだけでなく、入力/録音したレコード盤の原音に“後掛け”することもできる。
そして、新たにアナログRIAA回路を内蔵したプリアンプ機能(ANALOGモード)も搭載した。ライン入力のときもアナログ・プリアンプとして使用することが可能で、オーディオシステムに組み込むことで、Nutubeによる真空管サウンドをプラスすることができるとアピールしている。
A/Dコンバーターには「AK5574」、D/Aコンバーターには「AK4490」と、ともにAKMのVELVET SOUNDブランド製品を採用。
また同社ではこれまで「原音の再現」にこだわってきたが、オーディオ製品として初めて「コルグだけが出せる音」に挑戦したという。
その詳細について、同社とノリタケ伊勢電子(株)が共同開発した新世代真空管「Nutube」による温かみのあるサウンド、オノ セイゲン氏がプロデュースしたDSDで遊べる「S.O.N.I.C.リマスタリング・テクノロジー」を搭載したオーディオ・ドライバー、これに加えてNu Iを最大4台まで同期しての8チャンネル・マルチDSD録音など、独自技術を惜しみなく投入し、DSDで聴くこと、録ることの楽しさを追求したと説明している。
電源はDS-DACシリーズのUSBバス・パワー駆動を見直し、AC電源を採用。この製品のために電源回路を新設計し、磁束漏れが少なく効率が良いとされるトロイダル・トランスを搭載。内部の電源がより安定することで、特にアナログ回路の音質が向上したという。
また「コルグだけが出せる音」を実現するために重要なパーツとして、直熱双三極管「Nutube」を挙げている。従来の真空管では難しかった長寿命、省電力を実現した日本製の真空管であり、直熱管としてリニアリティの非常に優れた特性を有し、かつ真空管特有の豊かな倍音を得ることができるとしている。新開発のNutube HDFC(Harmonic-Detecting Feedback Circuit 倍音抽出帰還回路)によって、この倍音量を調整することが可能。
「S.O.N.I.C.リマスタリング・テクノロジー」は、YouTubeやVimeoなどの動画のサウンドやiTunesで再生するサウンドといったPCで再生するサウンドすべてを、リアルタイム変換によりDSDクオリティに“リマスタリング” してNu 1から出力できるという。
ほか、コルグが技術協力している(株)インターネットイニシアティブによるハイレゾ音源ストリーミング・サービス「PrimeSeat」の使用推奨機器となる予定とのことだ。
ヘッドホン出力は、ステレオ標準端子に加えて、4pin XLR端子によるバランス出力にも対応する。最大出力レベルはバランス出力が500mW+500mW @60Ω、300mW+300mW @300Ω、アンバランス出力が400mW+400mW @32Ω。負荷インピーダンスはバランス出力が32Ω以上、アンバランス出力が16Ω以上となる。
対応OSはWindows 10(32bit、64bit)、Mac OS X10.11(El Capitan)。消費電力は40W。外形寸法は432W×93H×282Dmm、質量は5.9kg。
本機はデジタル音源を再生するDACと、アナログ音源をデジタル音源化するADC(A/Dコンバーター)の機能を搭載。DSD 11.2MHzによる録音/再生に対応。これは付属ソフトウェア「AudioGate(Ver4.5)」との組み合わせで実現するもので、プロの録音現場でも使われるDSDレコーダーや「MRシリーズ」で培ったDSDやアナログ回路に関するノウハウを、11.2MHz対応に合わせてさらにアップデートして注ぎ込んだとしている。
MM/MCカートリッジに両対応したフォノイコライザーアンプを内蔵し、アナログプレーヤーを直接接続できるRCAフォノ入力端子とグランド端子を装備する。さらにフォノ入力端子とは独立したRCA入力端子とXLR入力端子備えており、オープン・リール・デッキ、カセット・デッキなどを接続し、DSD録音することが可能。
出力端子はライン出力(ボリューム可変)用にXLR/RCAを1系統、USB-DACダイレクト出力(ボリューム固定)用ににXLR/RCAを1系統をそれぞぞれ搭載している。
さらに、イコライジング処理時の原音への影響を最小限に抑え、レコードのカッティング時に押し込まれたサウンドを余すところなく引き出すという、「DSDフォノ・イコライザー」を付属ソフトウェア「AudioGate」に内蔵。一般的なRIAA以外にも、LP用の5種類のカーブにも対応する。録音時に“掛け録り”するだけでなく、入力/録音したレコード盤の原音に“後掛け”することもできる。
そして、新たにアナログRIAA回路を内蔵したプリアンプ機能(ANALOGモード)も搭載した。ライン入力のときもアナログ・プリアンプとして使用することが可能で、オーディオシステムに組み込むことで、Nutubeによる真空管サウンドをプラスすることができるとアピールしている。
A/Dコンバーターには「AK5574」、D/Aコンバーターには「AK4490」と、ともにAKMのVELVET SOUNDブランド製品を採用。
また同社ではこれまで「原音の再現」にこだわってきたが、オーディオ製品として初めて「コルグだけが出せる音」に挑戦したという。
その詳細について、同社とノリタケ伊勢電子(株)が共同開発した新世代真空管「Nutube」による温かみのあるサウンド、オノ セイゲン氏がプロデュースしたDSDで遊べる「S.O.N.I.C.リマスタリング・テクノロジー」を搭載したオーディオ・ドライバー、これに加えてNu Iを最大4台まで同期しての8チャンネル・マルチDSD録音など、独自技術を惜しみなく投入し、DSDで聴くこと、録ることの楽しさを追求したと説明している。
電源はDS-DACシリーズのUSBバス・パワー駆動を見直し、AC電源を採用。この製品のために電源回路を新設計し、磁束漏れが少なく効率が良いとされるトロイダル・トランスを搭載。内部の電源がより安定することで、特にアナログ回路の音質が向上したという。
また「コルグだけが出せる音」を実現するために重要なパーツとして、直熱双三極管「Nutube」を挙げている。従来の真空管では難しかった長寿命、省電力を実現した日本製の真空管であり、直熱管としてリニアリティの非常に優れた特性を有し、かつ真空管特有の豊かな倍音を得ることができるとしている。新開発のNutube HDFC(Harmonic-Detecting Feedback Circuit 倍音抽出帰還回路)によって、この倍音量を調整することが可能。
「S.O.N.I.C.リマスタリング・テクノロジー」は、YouTubeやVimeoなどの動画のサウンドやiTunesで再生するサウンドといったPCで再生するサウンドすべてを、リアルタイム変換によりDSDクオリティに“リマスタリング” してNu 1から出力できるという。
ほか、コルグが技術協力している(株)インターネットイニシアティブによるハイレゾ音源ストリーミング・サービス「PrimeSeat」の使用推奨機器となる予定とのことだ。
ヘッドホン出力は、ステレオ標準端子に加えて、4pin XLR端子によるバランス出力にも対応する。最大出力レベルはバランス出力が500mW+500mW @60Ω、300mW+300mW @300Ω、アンバランス出力が400mW+400mW @32Ω。負荷インピーダンスはバランス出力が32Ω以上、アンバランス出力が16Ω以上となる。
対応OSはWindows 10(32bit、64bit)、Mac OS X10.11(El Capitan)。消費電力は40W。外形寸法は432W×93H×282Dmm、質量は5.9kg。