トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2020/08/28 11:41
ミッハ・フーバ氏によるハイエンドカートリッジブランド

Xquisite、特許技術投入したMCカートリッジ「X-quisite CA」。120万円

編集部:小野佳希
ユキムは、Thales Tonarmブランドを主催するミッハ・フーバ氏によるハイエンドカートリッジブランド「Xquisite」(エクスクウィジット)より、MCカートリッジ「X-quisite CA」を9月に発売する。価格は120万円(税抜)。

X-quisite CA

3年の時を費やし完成させたという特許技術のモノブロック・セラミック・テクノロジーを投入している点が同ブランド製品の大きな特長。カンチレバーからコイルボディまでを高強度セラミックで一体成型することで、最も動的負荷のかかるカンチレバーとコイルボディの接合部を無くしている。音楽信号はダイヤモンド・チップからコイルボディへ “絶対的ピュアな状態で” 送られるという。

今回のX-quisite CA には4N高純度銅線を採用。この銅線は、カンチレバーと一体となったセラミック製コイルボディに適合した技術でハンドメイド制作されている。

磁気回路にはNeodym-Armco (ネオジウム・アームコ)を採用。トランスデューサーのアイアンレス・コイル設計は渦電流発生による電流損失を防ぐメリットがあるが、 非磁性体のコアは出力電圧を効率的に稼ぐことできないため、強力な磁気回路を必要とするデザインにおいて、数多くのテストと試聴の結果ネオジウム・アームコが完璧なソリューションという結論に至ったという。

この磁気回路は専用のアルミニウム・ホルダーに完全に組み込まれており、これによってトーンアームとトランスデューサー間のエネルギーの流れがメカニカル的に限りなくダイレクトになるよう配慮。トーンアームとのコンタクトエリアは共振分散のため選定された木製のインレーが装着されている。また、ボディはアルミブロックからの削り出し加工で製作している。

VTAは20度で、質量が14.8g、針圧は1.9 - 2.1g。出力は0.3mV@5cm/sで、コンプライアンスが12um/mN、周波数特性が20Hz - 30kHz。歪率は最大0.2%、インピーダンスは2×24Ω、推奨ロード・インピーダンスは400 - 800Ω。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新

WEB