トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2021/08/30 11:14
「EA-1000」の後継機

フェーズメーション、3筐体によるフォノアンプ「EA-1200」。L/Rと電源部をそれぞれ独立構成

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
フェーズメーションは、フォノイコライザー「EA-1000」の後継機となる3筐体による管球式無帰還型フォノイコライザー「EA-1200」を11月下旬より発売する。価格は税込1,210,000円。

Phasemation「EA-1200」

Lch、Rchと電源部をそれぞれ独立させた3筐体となっており、フロントのスイッチでMMとMCの切り替えが可能。またバランス/アンバランスの入力切り替えができるスイッチと、イコライザーカーブの切り替えスイッチを搭載。ステレオ用のRIAA、モノラル専用のMono1(DECCAレーベル等で使用)、Mono2(コロムビアレーベル等で使用)の選択ができる。

「EA-1200」のアンプ部のフロントパネル

「EA-1200」のアンプ部のリアパネル。入力はRCA・XLRをそれぞれ3系統、出力はRCA2系統となっている

MC昇圧トランス上位モデル「T-1000」相当のトランスを内蔵。ユニットアンプとしては音質の定評ある「ECC-803Sの無帰還SRPP型増幅回路」+「ECC-802S」による低インピーダンス出力カソードフォロアーを採用。

イコライザー回路にはLCR型を採用し、信号系での電力損失と誘導ノイズを最小に抑えることに加え、大型コイルや高音質フィルムコンデンサ等の高音質部品を採用、入力された情報をロスなく最終段に出力するとしている。

整流回路には十分な容量を持つRコア電源トランスを使用し、原理的にスイッチングノイズの発生しない整流管「5U4G」とチョークコイル2個を左右独立で使用。電源トランス、チョークコイルには磁気シールド対策を施し、よりクリーンで強力な電源をアンプ部に供給する。またアンプ部のヒーター電源には3端子レギュレーターによるDC点火を採用する。

「EA-1200」の電源部のフロントパネル

「EA-1200」の電源部のリアパネル。専用のDCケーブルで出力する

デザインはEA-2000を踏襲し、10mm厚のアルミスラントフロントパネルと、1.6mm厚の銅メッキ鋼板シャーシベース、2mm厚アルミ材に磁気シールドを配したカバーで構成。フットには重量級金属インシュレーターを採用する。

サイズはアンプ部が210W×93H×365Dmmで質量4kg、電源部が210W×93H×346Dmmで5.8kgとなっている。入力感度は2mV(MM)、0.1mV(MC)、適合インピーダンスは47kΩ以下(MM)、1.5〜40Ω(MC)となっている。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新

WEB