公開日 2022/03/09 16:31
さらにハイスピードに洗練
dCSの新Ring DAC「APEX」の詳細が発表。回路基板や出力ステージ、電源などを再検討
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
先日速報として発表されたdCSの新しいRing DAC「APEX」について、さらなる詳細が発表された。今回のAPEXでは、これまでのRing DACの進化に加えて、回路基板とアナログ出力ステージにさらなる改良が加えられたものとなっているという。
今回のAPEX開発のキーパーソンとなるのは、dCSに在籍20年のR&Dとデザインチーム責任者のクリス・ヘイルズ氏。すべてのdCS製品の音質とデザインに関わる人物だという。
クリス氏は、Ring DACのアナログ回路に着目、コロナ禍のロックダウン中の期間を利用して、回路基板を数ヶ月集中的に試作、検証しプロトタイプ基板を開発したという。何種類かのプロトタイプを分析、リスニングテストも繰り返し、ベストと判断されたものが今回の「APEX」に至ったという。
クリス氏が検討した領域のひとつはリファレンス電源。クリス氏によるとリファレンス電源はRing DACの出力インピーダンスに直接影響することから、その安定度を改善するための方策を検討。また、DACに後続されるすべてのステージについて再検討を行い、さらなる性能強化とノイズ対策を行ったとしている。
結果として、Ring DACの基本的な原理自体はそのままに、「よりハイスピードで、よりスマートでより洗練され、より進歩的に、新しい世代のRing DACへ進化」したとしている。さらなる詳細は、dCSの国内輸入代理店である太陽インターナショナルのサイトを確認して欲しい。
なお既発売の「Rossini DAC」「Rossini Player」「Vivaldi DAC」からのAPEXへの有償アップグレードも予定されている。詳細は追って発表されるという。
今回のAPEX開発のキーパーソンとなるのは、dCSに在籍20年のR&Dとデザインチーム責任者のクリス・ヘイルズ氏。すべてのdCS製品の音質とデザインに関わる人物だという。
クリス氏は、Ring DACのアナログ回路に着目、コロナ禍のロックダウン中の期間を利用して、回路基板を数ヶ月集中的に試作、検証しプロトタイプ基板を開発したという。何種類かのプロトタイプを分析、リスニングテストも繰り返し、ベストと判断されたものが今回の「APEX」に至ったという。
クリス氏が検討した領域のひとつはリファレンス電源。クリス氏によるとリファレンス電源はRing DACの出力インピーダンスに直接影響することから、その安定度を改善するための方策を検討。また、DACに後続されるすべてのステージについて再検討を行い、さらなる性能強化とノイズ対策を行ったとしている。
結果として、Ring DACの基本的な原理自体はそのままに、「よりハイスピードで、よりスマートでより洗練され、より進歩的に、新しい世代のRing DACへ進化」したとしている。さらなる詳細は、dCSの国内輸入代理店である太陽インターナショナルのサイトを確認して欲しい。
なお既発売の「Rossini DAC」「Rossini Player」「Vivaldi DAC」からのAPEXへの有償アップグレードも予定されている。詳細は追って発表されるという。
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