公開日 2023/11/18 17:52
第2世代fidata等がまもなくAmazon Music対応
<オーディオセッションin OSAKA>テクニクス「SL-1200GR2」初披露/DENON「DP-3000NE」は“大ヒット中”
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
11月17日(土)と18日(日)の2日間、「オーディオセッションin OSAKA」が開催されている。今年から「ハートンホテル心斎橋・別館』に加えて「IPシティホテルOSAKA」(以前はハートンホテル南船場という名称だったが、ホテル名が変更された)にて開催されており、国内外のオーディオブランドや輸入商社25社が集結、今秋の注目製品やアワード受賞モデルなど、新製品が多数お目見えした。
テクニクスのブースでは、今年発売のダイレクトドライブ方式のアナログプレーヤー「SL-1200GR2」(関連ニュース)が大型イベントとしては初披露された。テクニクスの“顔”とも言える「SL-1200シリーズ」の最新モデルということもあり、朝早くから多くの来場者が詰めかけ、そのサウンドを確認していた。
開発を率いるテクニクスCTOの奥田忠義氏は、SL-1200GR2の大きな進化ポイントとして、新モーター駆動技術「ΔΣ-Drive」、そしてアンプ開発でも培われた低ノイズ電源技術が盛り込まれていることを解説。前モデルから引き継がれたコアレス・ダイレクトドライブ・モーターの技術もあり、非常に精度の高い回転を実現したという。
会場では前モデルとの聴き比べも行われたが、アンプの音量は同一でもボリュームが大きくなったように感じられ、女性ヴォーカルの伸びやかさや低域の安定感などにも大きな違いがあった。ドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」では、胸が締め付けられるような音楽の感動をもたらしてくれる。
ディーアンドエムホールディングスのブースでは、今年一番の注目製品とも言えるデノンのアナログプレーヤー「DP-3000NE」(レビュー記事)などをデモ。10月の発売以来、全国のオーディオショップでコンスタントな実売が出ている大ヒットモデルとなっている。
デノンは長年放送局などにアナログプレーヤーを納品してきた実績があり、その高い技術が今作のアナログプレーヤーにも投入されている。ダイレクトドライブもそのひとつで、「規定の回転数まで素早く上がること」「安定して壊れにくいこと」「メンテナンスが容易であること」といった放送局からの厳しい要望に答えるかたちで生み出されてきたものだという。
スピーカーはBowers&Wilkinsの最新モデル「801 D4 Signature」も登場。芯の太く情感豊かなサウンドに多くの来場者が聴き入っていた。ほかにも「805 D4 Signature」やDALIの「EPIKORE 11」、マランツの「CD 50n」「MODEL50」など、今年の新製品がたっぷり紹介された。
アイ・オー・データ機器のブースでは、先日発表された第2世代オーディオサーバー、fidata「HFAS2-X40」を中心にデモンストレーション。Ediscreationの強化電源「LPS JPSM」を組み合わせ、「さらにアナログ的な音質になっています」と担当者も笑顔を見せた。
さらにOTOTENでも先行発表されていた、fidata Music AppからのAmazon Music再生もデモ。「大変お待たせいたしましたが、まもなくアップデートで対応予定になります」とアピール。また先日国内ローンチが発表されたQobuzへの正式対応も予定しているという。
光城精工は大ヒット中の仮想アースシリーズ「Crystal EP」「Crystal E-G」を中心にデモンストレーション。DYNAUDIOの「Special Forty」をスピーカーとして使用し、プリアンプ等の空き端子に挿入してありなしの比較試聴ができるようになっている。
Crystal EPについては、これまでのRCAやバナナ/スペードタイプに加えて、XLRのオス/メスにLAN端子タイプも発表。いずれも既存モデル同様「ヘッド部分だけ取り外して交換・連結できる」タイプとなる。これまで対策できていなかった箇所に追加できることもあり、ユーザーからの関心も非常に高い。
スペックのブースでは、SPECとタクトシュトックが共同出展。GERMAN PHYSIKSのスピーカー「HRS-130」をメインに、EPOSのスピーカー「ES14N」、CANOR AUDIOのモノラルパワーアンプ「VIRTUS M1」とプリアンプ「HYPERION P1」、SPECのモノラルパワーアンプ「RPA-MG1」とさまざまな試聴ができるようになっている。
協同電子エンジニアリングのブースでは、Phasemationブランドのフラグシップとなる真空管モノラルパワーアンプ「MA-5000」をTADの「TAD-CR1TX」とデモ。「MA-5000」はすでに海外の代理店からも引き合いが来ているようで、日本のオーディオブランドの開発力の高さに世界も注目しているようだ。
なお今年は、大阪オーディオセッションの2会場をつなぐバスは運行されていないため、徒歩で移動する必要がある。両会場間の距離は700m程度、ゆっくり歩いても10分程度で到着できる。2会場を巡るスタンプラリーで、メーカー提供のプレゼントが当たる抽選会への参加が可能となる。
テクニクス「SL-1200GR2」が大型イベント初披露
テクニクスのブースでは、今年発売のダイレクトドライブ方式のアナログプレーヤー「SL-1200GR2」(関連ニュース)が大型イベントとしては初披露された。テクニクスの“顔”とも言える「SL-1200シリーズ」の最新モデルということもあり、朝早くから多くの来場者が詰めかけ、そのサウンドを確認していた。
開発を率いるテクニクスCTOの奥田忠義氏は、SL-1200GR2の大きな進化ポイントとして、新モーター駆動技術「ΔΣ-Drive」、そしてアンプ開発でも培われた低ノイズ電源技術が盛り込まれていることを解説。前モデルから引き継がれたコアレス・ダイレクトドライブ・モーターの技術もあり、非常に精度の高い回転を実現したという。
会場では前モデルとの聴き比べも行われたが、アンプの音量は同一でもボリュームが大きくなったように感じられ、女性ヴォーカルの伸びやかさや低域の安定感などにも大きな違いがあった。ドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」では、胸が締め付けられるような音楽の感動をもたらしてくれる。
D&Mではデノン「DP-3000NE」などをデモ
ディーアンドエムホールディングスのブースでは、今年一番の注目製品とも言えるデノンのアナログプレーヤー「DP-3000NE」(レビュー記事)などをデモ。10月の発売以来、全国のオーディオショップでコンスタントな実売が出ている大ヒットモデルとなっている。
デノンは長年放送局などにアナログプレーヤーを納品してきた実績があり、その高い技術が今作のアナログプレーヤーにも投入されている。ダイレクトドライブもそのひとつで、「規定の回転数まで素早く上がること」「安定して壊れにくいこと」「メンテナンスが容易であること」といった放送局からの厳しい要望に答えるかたちで生み出されてきたものだという。
スピーカーはBowers&Wilkinsの最新モデル「801 D4 Signature」も登場。芯の太く情感豊かなサウンドに多くの来場者が聴き入っていた。ほかにも「805 D4 Signature」やDALIの「EPIKORE 11」、マランツの「CD 50n」「MODEL50」など、今年の新製品がたっぷり紹介された。
アイ・オー・データ機器はfidataアプリからのAmazon Music再生をデモ
アイ・オー・データ機器のブースでは、先日発表された第2世代オーディオサーバー、fidata「HFAS2-X40」を中心にデモンストレーション。Ediscreationの強化電源「LPS JPSM」を組み合わせ、「さらにアナログ的な音質になっています」と担当者も笑顔を見せた。
さらにOTOTENでも先行発表されていた、fidata Music AppからのAmazon Music再生もデモ。「大変お待たせいたしましたが、まもなくアップデートで対応予定になります」とアピール。また先日国内ローンチが発表されたQobuzへの正式対応も予定しているという。
光城精工は「Crystal EP」「Crystal E-G」を中心にデモ
光城精工は大ヒット中の仮想アースシリーズ「Crystal EP」「Crystal E-G」を中心にデモンストレーション。DYNAUDIOの「Special Forty」をスピーカーとして使用し、プリアンプ等の空き端子に挿入してありなしの比較試聴ができるようになっている。
Crystal EPについては、これまでのRCAやバナナ/スペードタイプに加えて、XLRのオス/メスにLAN端子タイプも発表。いずれも既存モデル同様「ヘッド部分だけ取り外して交換・連結できる」タイプとなる。これまで対策できていなかった箇所に追加できることもあり、ユーザーからの関心も非常に高い。
SPECとタクトシュトックが共同出展/Phasemationの旗艦モノパワーも
スペックのブースでは、SPECとタクトシュトックが共同出展。GERMAN PHYSIKSのスピーカー「HRS-130」をメインに、EPOSのスピーカー「ES14N」、CANOR AUDIOのモノラルパワーアンプ「VIRTUS M1」とプリアンプ「HYPERION P1」、SPECのモノラルパワーアンプ「RPA-MG1」とさまざまな試聴ができるようになっている。
協同電子エンジニアリングのブースでは、Phasemationブランドのフラグシップとなる真空管モノラルパワーアンプ「MA-5000」をTADの「TAD-CR1TX」とデモ。「MA-5000」はすでに海外の代理店からも引き合いが来ているようで、日本のオーディオブランドの開発力の高さに世界も注目しているようだ。
なお今年は、大阪オーディオセッションの2会場をつなぐバスは運行されていないため、徒歩で移動する必要がある。両会場間の距離は700m程度、ゆっくり歩いても10分程度で到着できる。2会場を巡るスタンプラリーで、メーカー提供のプレゼントが当たる抽選会への参加が可能となる。