公開日 2024/04/12 16:13
ルネッサンス・シャンバーグ・コンベンション・センター・ホテルにて開催
<AXPONA>明日から開幕、北米最大規模のオーディオショウ・シカゴのアクスポナを現地からレポート
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
現在、記者はアメリカ・シカゴにて4月12日(金)から15日(日)まで開催される北米最大級オーディオショウ、AXPONA(アクスポナ)に取材にきている。PHILE WEB編集部としての取材は初の試みでもあり、改めてこのショウの位置付けについて、事前にわかっていることを中心に解説しよう。
AXPONAはAudio Expo in North Americaの略称。ヨーロッパのミュンヘン、北米のアクスポナ、と呼ばれるほど、世界第2位の規模を持つオーディオショウである。
ちなみに北米ではかつてはラスベガスのCES、近年はデンバーのロッキーマウンテンが強いと言われてきたが、CESはAIやEV関連などデジタルテクノロジーに大きくシフトチェンジし、ロッキーマウンテンは事実上瓦解したと聞く。そのほかロサンゼルス、フロリダ、ワシントンなどの大都市ではオーディオショウも開催されているが、中でもアクスポナは世界中のメーカーやディーラー、メディアが集まる“インターナショナル”なショウとして存在感を高めている。
記者も今回が初訪問のため、インターネットやアメリカ在住の友人経由で事前情報を仕入れているところだが、一番驚くのが「部屋数が200以上」というところだ。東京インターナショナルショウでおおよそ30強というところだから、約7倍。それでいて来場者は1万人弱(こちらは東京とほぼ同規模)と発表されていることから、ひとつの部屋に長くとどまるというより、どんどん部屋を移動しながら、気に入った部屋ではしっかり聴く、というスタイルが主流なのかもしれない。
会場は、「ルネッサンス・シャンバーグ・コンベンション・センター・ホテル」という大型のホテル。シカゴのオヘア空港から北西に20kmほど離れたエリアにある。ちなみにいわゆるシカゴ美術館やフランク・ロイド・ライトなどの建築などで知られるダウンタウンとはまったく逆方向で、近隣にはホテル以外何もない。車がなければ、丸3日間このエリアに缶詰である。
日本からも多くのメーカーが出展している。ざっと出展リストを眺めただけでも、エソテリック、ラックスマン、アキュフェーズ、トライオード、TAD、エアタイト、DSオーディオ、ソウルノートがそれぞれブースを展開している。オーディオテクニカとヤマハはおそらく現地法人の出展だろう。ラックスマンはフォノイコライザー「E-07」の発表を予告しており、こちらも現地からレポートしたい。
リストを見ていても、やはりアメリカ、カナダなど北米のブランドが強そうだ。JBLやマーク・レビンソンを擁するハーマングループ、マッキントッシュ、クレル、ベンチマーク、オーディオクエスト、先日訪問したカリフォルニアのSynergistic Researchもブースを展開している。デノン&マランツの親会社であるMasimoでは、Bowers&WilkinsやClasse、POLK AUDIOの試聴ブースも期待できそうだ。カナダからNAD/Bluesound、パラダイムにMOONも出展予定。
そのほかEar Gear Expoというイヤホンやヘッドホンを主軸にしたエリアも設けられている。ゼンハイザー、ZMF headphones、Warwickなどがリストに上がっており、新しいオーディオファンの獲得に期待ができそうだ。
日本時間ではおそらく土曜日からになると思うが、アクスポナからの現地レポートもお届けしていく。ぜひ楽しみにしていてほしい。
AXPONAはAudio Expo in North Americaの略称。ヨーロッパのミュンヘン、北米のアクスポナ、と呼ばれるほど、世界第2位の規模を持つオーディオショウである。
ちなみに北米ではかつてはラスベガスのCES、近年はデンバーのロッキーマウンテンが強いと言われてきたが、CESはAIやEV関連などデジタルテクノロジーに大きくシフトチェンジし、ロッキーマウンテンは事実上瓦解したと聞く。そのほかロサンゼルス、フロリダ、ワシントンなどの大都市ではオーディオショウも開催されているが、中でもアクスポナは世界中のメーカーやディーラー、メディアが集まる“インターナショナル”なショウとして存在感を高めている。
記者も今回が初訪問のため、インターネットやアメリカ在住の友人経由で事前情報を仕入れているところだが、一番驚くのが「部屋数が200以上」というところだ。東京インターナショナルショウでおおよそ30強というところだから、約7倍。それでいて来場者は1万人弱(こちらは東京とほぼ同規模)と発表されていることから、ひとつの部屋に長くとどまるというより、どんどん部屋を移動しながら、気に入った部屋ではしっかり聴く、というスタイルが主流なのかもしれない。
会場は、「ルネッサンス・シャンバーグ・コンベンション・センター・ホテル」という大型のホテル。シカゴのオヘア空港から北西に20kmほど離れたエリアにある。ちなみにいわゆるシカゴ美術館やフランク・ロイド・ライトなどの建築などで知られるダウンタウンとはまったく逆方向で、近隣にはホテル以外何もない。車がなければ、丸3日間このエリアに缶詰である。
日本からも多くのメーカーが出展している。ざっと出展リストを眺めただけでも、エソテリック、ラックスマン、アキュフェーズ、トライオード、TAD、エアタイト、DSオーディオ、ソウルノートがそれぞれブースを展開している。オーディオテクニカとヤマハはおそらく現地法人の出展だろう。ラックスマンはフォノイコライザー「E-07」の発表を予告しており、こちらも現地からレポートしたい。
リストを見ていても、やはりアメリカ、カナダなど北米のブランドが強そうだ。JBLやマーク・レビンソンを擁するハーマングループ、マッキントッシュ、クレル、ベンチマーク、オーディオクエスト、先日訪問したカリフォルニアのSynergistic Researchもブースを展開している。デノン&マランツの親会社であるMasimoでは、Bowers&WilkinsやClasse、POLK AUDIOの試聴ブースも期待できそうだ。カナダからNAD/Bluesound、パラダイムにMOONも出展予定。
そのほかEar Gear Expoというイヤホンやヘッドホンを主軸にしたエリアも設けられている。ゼンハイザー、ZMF headphones、Warwickなどがリストに上がっており、新しいオーディオファンの獲得に期待ができそうだ。
日本時間ではおそらく土曜日からになると思うが、アクスポナからの現地レポートもお届けしていく。ぜひ楽しみにしていてほしい。
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