公開日 2024/04/19 07:00
雰囲気は日本のヘッドフォン祭りそっくり
<AXPONA>初のヘッドホンイベント「EAR GEAR EXPERIENCE」レポート。ハイエンドからTWSまで
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
4月12日から14日までシカゴで開催された北米最大級のオーディオショウ・AXPONA(アクスポナ)。このイベントではヘッドホン関連の出展も目立った。いくつか気になるブースをレポートしよう。
1Fの大広間では、今回から「EAR GEAR EXPERIENCE」というヘッドホンに特化したエリアを新設した。先日も「アメリカにはヘッドホン/イヤホンを試聴できるリアル店舗はほとんどない」という現地法人の声を紹介したが、それだけに、今回のような試聴イベントはとても貴重な機会となる。なお、アメリカではよりヘッドホンに特化した「CanJam」がニューヨーク、ダラス、南カリフォルニアで開催されているので、ヘッドホンイベントとしてみた場合は、そちらの方が規模的には大きいことだろう。
EAR GEAR EXPERIENCEの様子は、まさに日本のヘッドフォン祭とあまり変わらない。部屋の広さとしては、以前の中野サンプラザの大部屋くらいだろうか。30の出展メーカーが長机に製品を並べ、来場者は思い思いに椅子に座り、じっくり聴き込んでいる。出展メーカーも日本で馴染み深いiFi audioやテクニクス、ゼンハイザー、Campfire Audioといった有名どころから、初めて聞く名前のブランドも少なくない。
テクニクスは日本からもスタッフが参戦し、自社製品をアピールする。アメリカ市場でも完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ80」の音について、非常に評価が高まっているという。ソニーやボーズが強い印象のあるアメリカ市場だが、その一角に食い込みたいと意欲を燃やす。
ZMF headphonesは、国内ではヘッドホンのみの取り扱いだが、こちらでは真空管アンプなど多数の製品ラインナップを用意していた。カラフルな仕上げのヘッドホンも人気で、ブースも常に満席状態。dCSの「LINA」やLTAの真空管アンプなど、ハイエンドクラスのヘッドホンアンプと組み合わせて試聴できるようになっていた。
静電型ヘッドホンブランドのWarwick Acousticsは、ガラス張りの独立したブースを設けて同社の製品をじっくり楽しめる場所を用意。ヘッドホンアンプ「SONOMA」&ヘッドホン「BRAVURA」とゴールド仕上げの「GOLD APERIO LIMITED EDITION」の聴き比べができるようになっている。特に「GOLD APERIO」は、見た目の派手さに反して(?)ナチュラルな楽器の質感表現と立体的な音場再現が見事で驚いた。
ほかにもSIE傘下のAUDEZEはPlayStaion 5を用意し、ゲームで音を楽しめる環境を用意。子どもたちが楽しげにプレイしている様子も印象に残った。iFi audioでは「iCAN PHANTOM」の内部が公開されていたのも興味深い。
数は多くないが、EAR GEAR EXPERIENCE以外のメーカーブースにも、ヘッドホン試聴コーナーが設けられていることもある。FOCALはスピーカーの試聴コーナーとは別に、「UTOPIA MG」などが体験できるブースを設置。オーディオテクニカも「鳴神」を紹介していた。なおオーディオテクニカの「ATH-M50x」はアメリカ市場でもロングセラーモデルとなっており、存在感が大きい。そういった事情を背景に、モニターヘッドホンの聴き比べが行えるようになっていた。
1Fの大広間では、今回から「EAR GEAR EXPERIENCE」というヘッドホンに特化したエリアを新設した。先日も「アメリカにはヘッドホン/イヤホンを試聴できるリアル店舗はほとんどない」という現地法人の声を紹介したが、それだけに、今回のような試聴イベントはとても貴重な機会となる。なお、アメリカではよりヘッドホンに特化した「CanJam」がニューヨーク、ダラス、南カリフォルニアで開催されているので、ヘッドホンイベントとしてみた場合は、そちらの方が規模的には大きいことだろう。
EAR GEAR EXPERIENCEの様子は、まさに日本のヘッドフォン祭とあまり変わらない。部屋の広さとしては、以前の中野サンプラザの大部屋くらいだろうか。30の出展メーカーが長机に製品を並べ、来場者は思い思いに椅子に座り、じっくり聴き込んでいる。出展メーカーも日本で馴染み深いiFi audioやテクニクス、ゼンハイザー、Campfire Audioといった有名どころから、初めて聞く名前のブランドも少なくない。
テクニクスは日本からもスタッフが参戦し、自社製品をアピールする。アメリカ市場でも完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ80」の音について、非常に評価が高まっているという。ソニーやボーズが強い印象のあるアメリカ市場だが、その一角に食い込みたいと意欲を燃やす。
ZMF headphonesは、国内ではヘッドホンのみの取り扱いだが、こちらでは真空管アンプなど多数の製品ラインナップを用意していた。カラフルな仕上げのヘッドホンも人気で、ブースも常に満席状態。dCSの「LINA」やLTAの真空管アンプなど、ハイエンドクラスのヘッドホンアンプと組み合わせて試聴できるようになっていた。
静電型ヘッドホンブランドのWarwick Acousticsは、ガラス張りの独立したブースを設けて同社の製品をじっくり楽しめる場所を用意。ヘッドホンアンプ「SONOMA」&ヘッドホン「BRAVURA」とゴールド仕上げの「GOLD APERIO LIMITED EDITION」の聴き比べができるようになっている。特に「GOLD APERIO」は、見た目の派手さに反して(?)ナチュラルな楽器の質感表現と立体的な音場再現が見事で驚いた。
ほかにもSIE傘下のAUDEZEはPlayStaion 5を用意し、ゲームで音を楽しめる環境を用意。子どもたちが楽しげにプレイしている様子も印象に残った。iFi audioでは「iCAN PHANTOM」の内部が公開されていたのも興味深い。
数は多くないが、EAR GEAR EXPERIENCE以外のメーカーブースにも、ヘッドホン試聴コーナーが設けられていることもある。FOCALはスピーカーの試聴コーナーとは別に、「UTOPIA MG」などが体験できるブースを設置。オーディオテクニカも「鳴神」を紹介していた。なおオーディオテクニカの「ATH-M50x」はアメリカ市場でもロングセラーモデルとなっており、存在感が大きい。そういった事情を背景に、モニターヘッドホンの聴き比べが行えるようになっていた。
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