公開日 2024/06/03 10:52
旧モデルも含めてさまざまな組み合わせが楽しめる
「REB fes vol.7」がベルサール秋葉原にて開催。“ビュッフェ方式”で試聴できる新しいオーディオイベント
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
6月1日(土)に、(株)finalが主催するオーディオイベント「REB fes」の第7回目がベルサール秋葉原で開催された。“ビュッフェ方式”でさまざまな組み合わせでヘッドホン・イヤホンなどが試聴できる新しいスタイルのイベントとなっている。
イベントの参加にあたっては「REB」への会員登録が必要となるが、オンラインから無料で簡単に登録が可能。入口で会員証を提示すると、番号とホテルのモーニングビュッフェのようなトレイをひとつ渡される。そして今回出展している23社のオーディオメーカーのブースから、自分の聴きたい製品を3アイテムまで自由に選び、試聴席でじっくりその音を確認することができる。
REB fesの大きな目的として「新製品だけではなく、旧モデルも含めて様々な組み合わせを楽しんでほしい」という思いがあるという。大型イベントではどうしても新製品に注目が集まりがちで、また、複数メーカーをまたいでの試聴することもなかなか難しい。REB fesは、そういったオーディオファンの“生の声”を受けて誕生したイベントとなっている。
手持ちのDAPなどを持ち込むことができるが、手ぶらで来場してもOK。あらゆる製品をラインナップするブランドが出展しているので、DAPからヘッドホン、DACにケーブルとなんでもこの場で揃ってしまう。新しい出会いの可能性を広げてほしい、という思いもあるのだという。
製品の貸出・返却は、会場内にいるREB fesのスタッフに声をかけ、会員証とQRコードにて管理。誰がどの機種を借りているのか分かるようになっている。人気のモデルは「15分まで」のクイック試聴をお願いしているが、それ以外のモデルは時間の制限なく心ゆくまでその音を確認することができる。
各ブースを巡ってみると、ブースに「ないモデル」が人気モデルである、ということが分かって面白い。Astell&Kernの「A&ultima SP3000T」、SHANLINGのDAP「M5 Ultra」、iFi audioの「ZEN DAC3」などはいつ見ても“不在”。GradoやMEZE Audioといった、なかなか試聴機会の少ないハイエンド・ヘッドホンにも希望者が殺到していた。
またBrise Audioの250万円overの“ポタアン”「冨嶽」は、整理券を配布し、ブースでの試聴環境を準備していた。海外のオーディオショウでも大きな反響を得られたということで、今夏に向けて音質の最終追い込みを行っているという。
さらに今回は、オーディオショップ「e☆イヤホン」との連携も強化。ベルサール秋葉原とe☆イヤホンの秋葉原店は徒歩数分と近く、回遊しやすい位置関係にある。REB fesで配布されるチラシを持ってe☆イヤホンにいくと、finalの非売品ソフトイヤーピース「TYPE E」がプレゼントされるほか、中古5%オフクーポン(当日限り有効)も配布。REB fesとe☆イヤホン主催の「ポタフェス」は“ライバル関係”にもあるといえるが、オーディオの市場を盛り上げたい、という熱い思いは共通している。
final社長の細尾さんは今回の取り組みについて、「ロングセラーの製品をつくりたいんです」と強調する。「オーディオ製品の値段が高くなりすぎると、もはや憧れの存在ですらなくなってしまうということを危惧しています。だからこそfinalでは安いものほどコスパ良くがんばりたいと思いますし、今回のようなイベントを通じて、自分に合った製品を見つけてほしい」と期待をかける。
ただ、逆に言えば、どうしても人気のモデルに試聴希望が集中してしまい、「希望のものが聴けなかった」ということにも繋がりかねない。会場では貸出・返却処理を担当するREB fesスタッフが駆け回り、常に確認作業を行っていた。実際のオペレーションについては課題も見受けられるが、新しいスタイルのイベントとして、今後の発展にも期待したい。
イベントの参加にあたっては「REB」への会員登録が必要となるが、オンラインから無料で簡単に登録が可能。入口で会員証を提示すると、番号とホテルのモーニングビュッフェのようなトレイをひとつ渡される。そして今回出展している23社のオーディオメーカーのブースから、自分の聴きたい製品を3アイテムまで自由に選び、試聴席でじっくりその音を確認することができる。
REB fesの大きな目的として「新製品だけではなく、旧モデルも含めて様々な組み合わせを楽しんでほしい」という思いがあるという。大型イベントではどうしても新製品に注目が集まりがちで、また、複数メーカーをまたいでの試聴することもなかなか難しい。REB fesは、そういったオーディオファンの“生の声”を受けて誕生したイベントとなっている。
手持ちのDAPなどを持ち込むことができるが、手ぶらで来場してもOK。あらゆる製品をラインナップするブランドが出展しているので、DAPからヘッドホン、DACにケーブルとなんでもこの場で揃ってしまう。新しい出会いの可能性を広げてほしい、という思いもあるのだという。
製品の貸出・返却は、会場内にいるREB fesのスタッフに声をかけ、会員証とQRコードにて管理。誰がどの機種を借りているのか分かるようになっている。人気のモデルは「15分まで」のクイック試聴をお願いしているが、それ以外のモデルは時間の制限なく心ゆくまでその音を確認することができる。
各ブースを巡ってみると、ブースに「ないモデル」が人気モデルである、ということが分かって面白い。Astell&Kernの「A&ultima SP3000T」、SHANLINGのDAP「M5 Ultra」、iFi audioの「ZEN DAC3」などはいつ見ても“不在”。GradoやMEZE Audioといった、なかなか試聴機会の少ないハイエンド・ヘッドホンにも希望者が殺到していた。
またBrise Audioの250万円overの“ポタアン”「冨嶽」は、整理券を配布し、ブースでの試聴環境を準備していた。海外のオーディオショウでも大きな反響を得られたということで、今夏に向けて音質の最終追い込みを行っているという。
さらに今回は、オーディオショップ「e☆イヤホン」との連携も強化。ベルサール秋葉原とe☆イヤホンの秋葉原店は徒歩数分と近く、回遊しやすい位置関係にある。REB fesで配布されるチラシを持ってe☆イヤホンにいくと、finalの非売品ソフトイヤーピース「TYPE E」がプレゼントされるほか、中古5%オフクーポン(当日限り有効)も配布。REB fesとe☆イヤホン主催の「ポタフェス」は“ライバル関係”にもあるといえるが、オーディオの市場を盛り上げたい、という熱い思いは共通している。
final社長の細尾さんは今回の取り組みについて、「ロングセラーの製品をつくりたいんです」と強調する。「オーディオ製品の値段が高くなりすぎると、もはや憧れの存在ですらなくなってしまうということを危惧しています。だからこそfinalでは安いものほどコスパ良くがんばりたいと思いますし、今回のようなイベントを通じて、自分に合った製品を見つけてほしい」と期待をかける。
ただ、逆に言えば、どうしても人気のモデルに試聴希望が集中してしまい、「希望のものが聴けなかった」ということにも繋がりかねない。会場では貸出・返却処理を担当するREB fesスタッフが駆け回り、常に確認作業を行っていた。実際のオペレーションについては課題も見受けられるが、新しいスタイルのイベントとして、今後の発展にも期待したい。
- トピック
- オーディオイベント