トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2024/07/29 15:36
創業50周年記念モデルの第2弾

サエク、“世界初”発電コイルにPC-Triple C導体を使用したMCカートリッジ「XC-11」

編集部:松永達矢
サエクコマースは、創業50周年記念モデルの第2弾として、MC型カートリッジ「XC-11」を、8月1日(木)に発売する。価格は528,000円(税込)。

「XC-11」

2023年11月に発売されたグランドスタビライザー「SGS-100」に続く同社の創業50周年記念モデル。発電コイルに世界で初めてPC-Triple C導体を採用したとしており、発電効率の向上とそれに伴う音質向上に一層磨きを掛けたと謳う。

PC-Triple C導体を採用したコイルを活かすべく磁気回路構造も刷新。従来のMC型カートリッジの多くに見られる、発電コイルの前後にヨークとマグネットを用いた標準的な磁気回路ではなく、ネオジムマグネットの磁界の中にコイルを組み込む “リングマグネット方式” を採用する。生産において熟練の技を要する構造とのことだが、「レコードの音溝から拾い上げた音響信号を仔細漏らさず電気信号に変換することができる」と同社は説明している。

高効率変換回路の特性を引き出すべく、発電コイルの巻き数を限界まで減らすことで、インピーダンスの低下とリニアリティ向上を実現。ローレベルにおける豊かな表現力と力感の醸成、応答性に優れた音の立ち上がり、立ち下がりを獲得したとのことだ。

針先はラインコンタクトダイヤモンド(30μmX3μm)、カンチレバーは0.3mm無垢ボロン、ターミナルピンは金メッキ仕上げのリン青銅を使用する。

周波数特性は10Hz – 45kHz、出力電圧は0.23mV (1KHz 3.54cm/sec rms45° CBS)、内部インピーダンスは2.00Ω(1kHz)、チャンネルバランスは0.5dB以内(1kHz)、クロストークは30dB以上(1kHz)で、適正針圧は2.1gとなる。質量は6.2g。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB