トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2017/04/19 13:00
RX-V483/RX-V383も発表

ヤマハ、アトモス/DTS:X対応AVアンプ「RX-V583」ー デジタル基板刷新で音質を向上

編集部:小澤貴信
ヤマハは、AVアンプのエントリー〜ミドルクラス 3機種を5月中旬から順次発売する。

・「RX-V583」5月下旬発売 72,000円(税抜)
・「RX-V483」5月下旬発売 61,000円(税抜)

RX-V583

RX-V483
・「RX-V383」5月中旬発売 48,000円(税抜)


RX-V383
それぞれ、「RX-V581」「RX-V481」「RX-V381」の後継となるモデル。RX-V581は7.1chモデルで、本機のみドルビーアトモス/DTS:Xに対応。RX-V481は出力や機能などはV583と同じくしつつ、5.1ch対応で、アトモス/DTS:Xに非対応。RX-V383は5.1ch対応のエントリー機となる。

全モデルで新たに4Kアップスケーリングに対応。RX-V583/V483については、DACを上位パーツへ変更するなどして強化が行われた。全モデルでフルディスクリート構成のパワーアンプが搭載されており、各々で新たに音質チューニングも施された。以下に詳細を説明する。

RX-V583

ドルビーアトモス/DTS:Xに対応した7.1ch対応AVアンプ。HDMIは4入力/1出力を搭載。引き続き、MusicCast/Spotify Connectに対応。USBメモリー/ネットワークから5.6MHz DSDを含むハイレゾ再生も可能となる。Wi-FiおよびBluetoothを内蔵する。アンプ出力は115W(1kHz, 0.9%, THD)。


RX-V583
従来モデル「RX-V581」からの機能面での進化は、4Kアップスケーリング機能の追加、HDR機能であるDolby VisionおよびHybrid Log Gamma(HLG)への対応(ファームウェアアップデートで後日対応予定)となる。


Dolby VisionおよびHybrid Log Gamma(HLG)にも、後日のファームウェアアップデートで対応予定
音質面では、DACをより上位のモデルへと変更。従来はバー・ブラウン製の8ch仕様・192kHz/24bit DACを1基搭載していたが、本機では同じくバー・ブラウン製の2ch仕様・384kHz/32bit DACを5基搭載した。これにより、解像感やS/N、セパレーションなどを向上させたという。


本機はDACを変更。バー・ブラウン製の2ch仕様・384kHz/32bit DACを5基搭載とした

RX-V583のデジタル基板に配置されたDACチップ
なお、5基のDACのうち1基はMusicCastなどのネットワーク配信用となる。またDACは384kHz/32bit対応だが、製品としての対応は192kHz/24bitまでとなる。

デジタル回路基板の見直しと最適化も実施。基板を20%小型化して、回路の最短化や入出力のグランド分離などを実施している。また、新設計のアナログ/デジタル完全分離パワーサプライも採用する。


デジタル基板を再設計し、パターンの見直しおよび最適化も実施

RX-V583のデジタル基板(下)と従来機 RX-V581のデジタル基板(上)
ネットワーク系機能については、AVアンプの電源をオンにすると、リンクされた全てのMusicCast対応製品の電源が自動的にオンになるトリガー再生機能を新たに搭載した。


ハイレゾ再生については、DSD 5.6/2.8MHzMHz、192kHz/24bitのAIFF・WAV・FLAC、96kHz/24bitのALACをサポートする。専用アプリ「AV CONTROLLER」を使った操作にも対応する。

本機では同社AVアンプの上位モデル「AVENTAGE」シリーズと共通の高速大容量DSPが2基搭載されており、アトモス/DTS:Xへの対応に加えて、引き続きシネマDSP 3Dモード(17音場)も搭載する。内蔵パワーアンプ2ch分をフロントプレゼンススピーカーまたはサラウンドバックスピーカーに割り当てることも可能だ。音場補正については、YPAOを採用する。


RX-V583の背面端子部
Bluetoothは送受信がSBC、受信のみAACに対応。映像系では4K/60p・4:4:4・10/12bit伝送、HDR、BT.2020、HDCP2.2に対応する。消費電力は260W(待機時最小0.3W)。外形寸法は435W×161H×327Dmm、質量は8.1kg。


RX-V483

5.1ch対応AVアンプで、こちらはドルビーアトモス/DTS:Xには対応しないベーシックモデルとなる。HDMIは4入力/1出力を搭載。ベースはRX-V583と同様で、引き続きMusicCast/Spotify Connectに対応。USBメモリー/ネットワークから5.6MHz DSDを含むハイレゾ再生も行える。Wi-FiおよびBluetoothを内蔵。アンプ出力は115W(1kHz, 0.9%, THD)。


RX-V483
「RX-V481」からの機能面での進化も上位機と同様。4Kアップスケーリング機能が追加され、Dolby VisionおよびHLGにも対応(ファームウェアアップデートで後日対応予定)する。MusicCastのトリガー機能も備える。

本機もDACをより上位のモデルへと変更。従来機がバー・ブラウン製の8ch仕様・192kHz/24bit DACを1基搭載だったのに対して、本機では同社製の2ch仕様・384kHz/32bit DACを4基搭載へと変更された(やはり1基はネットワーク配信。アンプは192kHz/24bitまで対応)。

同様にデジタル回路基板の見直しと最適化も実施され、基板を20%小型化して、回路の最短化などを実施した。また、アナログ/デジタル完全分離パワーサプライは本機でも採用されている。

そのほかの機能はRX-V583とほぼ同様だが、本機はバイアンプ機能やゾーンB対応スピーカー端子を搭載している。

本機は「AVENTAGE」シリーズと共通の高速大容量DSPを1基搭載し、シネマDSP 3Dモード(17音場)に対応。音場補正機能はYPAOを採用する。Bluetoothは送受信がSBC、受信のみAACに対応。映像系では4K/60p・4:4:4・10/12bit伝送、HDR、BT.2020、HDCP2.2に対応する。消費電力は260W(待機時最小0.1W)。外形寸法は435W×161H×327Dmm、質量は8.1kg。


RX-V383

ヤマハのAVアンプのエントリーとなる5.1ch対応AVアンプ。ドルビーアトモス/DTS:Xには対応せず、ネットワーク系音楽再生機能も非搭載のシンプルな仕様としている。HDMIは4入力/1出力を搭載する。Bluetooth(SBC)を内蔵。アンプ出力は100W(1kHz, 0.9%, THD)。

RX-V383

エントリーモデルながら、4K/60p・4:4:4・10/12bit伝送、HDR、BT.2020、HDCP2.2の映像入出力に対応。本機も4Kアップスケーリング機能が追加され、Dolby VisionおよびHLGにも対応予定(後日のファームウェアアップデートにて)。

同社のHi-Fiプリメインアンプと共通のブロックケミコンやカップリングコンデンサーなど音響専用パーツを導入、さらに入念なチューニングをおこなうことで、エントリーモデルながら音質を追求したという。

新たにUSB-A端子を搭載。48kHz以下の音楽ファイルの再生が可能なほか、ファームウェア更新にも用いることができる。前モデルにて価格帯初の搭載となったシネマDSPも、引き続き搭載。17音場に対応する。自動音場補正は、独自の「YPAO」を用いている。

消費電力は260W(待機時最小0.3W)。外形寸法は435W×151H×315Dmm、質量は7.4kg。


関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドYAMAHA
  • 型番RX-V583
  • 発売日2017年5月下旬発売
  • 価格72,000円(税抜)
【SPEC】●定格出力:20Hz〜20kHz、2ch駆動(80W/ch)、1kHz 1ch駆動、(115W/ch) ●内蔵パワーアンプ数:7 ●入力端子:HDMI4系統、アナログ音声(RCA:3系統、ステレオミニ:1系統)、デジタル音声(光:1系統、同軸:2系統)、映像 コンポジット(3系統)、USBポート、1系統(2.0)、Network 《有線 1系統(100Base-TX/ 10Base-T)、無線 1系統(IEEE802.11b/g/n、2.4GHz)》 ●出力端子:HDMI(1系統)、アナログ音声(スピーカーアウト)7ch 7端子、アナログ音声(サブウーファーアウト) 2系統(MONO×2)、映像(コンポジット 1系統)、ヘッドフォン(1系統) ●消費電力:260W(待機時消費電力 0.1W) ●外形寸法:435W×161H×327Dmm(脚部、突起物を含む) ●質量:8.1kg
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドYAMAHA
  • 型番RX-V483
  • 発売日2017年5月下旬発売
  • 価格61,000円(税抜)
【SPEC】●定格出力:20Hz〜20kHz、2ch駆動(80W/ch)、1kHz 1ch駆動、(115W/ch) ●内蔵パワーアンプ数:5 ●入力端子:HDMI4系統、アナログ音声(RCA:3系統、ステレオミニ:1系統)、デジタル音声(光:1系統、同軸:2系統)、映像 コンポジット(3系統)、USBポート 1系統(2.0)、Network 《有線 1系統(100Base-TX/ 10Base-T)、無線 1系統(IEEE802.11b/g/n、2.4GHz)》 ●出力端子:HDMI(1系統)、アナログ音声(スピーカーアウト)7ch 7端子、アナログ音声(サブウーファーアウト) 2系統(MONO×2)、映像(コンポジット 1系統)、ヘッドフォン(1系統) ●消費電力:260W(待機時消費電力 0.1W) ●外形寸法:435W×161H×327Dmm(脚部、突起物を含む) ●質量:8.1kg
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドYAMAHA
  • 型番RX-V383
  • 発売日2017年5月中旬発売
  • 価格48,000円(税抜)
【SPEC】●定格出力:20Hz〜20kHz、2ch駆動(70W/ch)、1kHz 1ch駆動、(100W/ch) ●内蔵パワーアンプ数:5 ●入力端子:HDMI4系統、アナログ音声(RCA:2系統、ステレオミニ:1系統)、デジタル音声(光:1系統、同軸:2系統)、映像 コンポジット(3系統)、USBポート 1系統(2.0)、Network 《有線 1系統(100Base-TX/ 10Base-T)、無線 1系統(IEEE802.11b/g/n、2.4GHz)》 ●出力端子:HDMI(1系統)、アナログ音声(スピーカーアウト)5ch 5端子、アナログ音声(サブウーファーアウト) 2系統(MONO×2)、映像(コンポジット 1系統)、ヘッドフォン(1系統) ●消費電力:260W(待機時消費電力 0.3W) ●外形寸法:435W×151H×315Dmm(脚部、突起物を含む) ●質量:7.4kg

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新

WEB