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公開日 2017/09/04 14:18
アンダーアーマーとのコラボモデルも新作が登場
<IFA>JBLから初の完全ワイヤレスイヤホン「FREE」。改良された第2世代「EVEREST」も
山本敦
IFA2017に出展するハーマンインターナショナルのブースを訪問したところ、今年はJBLのヘッドホン・イヤホンの“当たり年”だった。完全ワイヤレスイヤホンの「JBL FREE」や、第2世代の「EVEREST」シリーズの詳細を報告しよう。
■初の完全ワイヤレスイヤホン「JBL FREE」は「心地よい音楽体験」が目標
JBL初の完全ワイヤレスイヤホン「JBL FREE」は11月に149ユーロで発売を予定している。テーマは「機能をシンプルにまとめて使いやすいイヤホンをユーザーに提供すること」だと、出展の内容を解説してくれたハーマンインターナショナルのドロシー・デバッカー氏が語る。
本機を開発する前に、ハーマンインターナショナルではポータブルオーディオ・ファンを対象に数々のリサーチを実施してきたという。その結果、多くのユーザーが求めるものは「心地よい音楽体験」そのものであり、様々な機能を詰め込んで操作がわかりづらくなったり、扱いきれないほどになることは避け、価格もリーチしやすいレンジに納めることがテーマとされた。
最終形の製品は目標としたゴールに見事に到達していると評価できるのではないだろうか。コンパクトなイヤホン本体は単体で4時間の連続再生が可能。充電器を兼ねた専用ケースと組み合わせれば連続20時間近いリスニングが楽しめる。
オーディオコーデックはSBCとAACに対応。本体はIPX5相当の防水性能を備える。ヘッドセットとして使う時に便利な片側だけのモノラルリスニングモードを備えるほか、もう片方のイヤホンを装着すれば自動で左右がつながってステレオモードに切り替わる。左右のイヤホンどうしのコネクションはBluetoothになる。
■「EVEREST」シリーズは第2世代に進化
国内では2016年春に発売されたヘッドホン・イヤホンの「EVEREST」シリーズは、第2世代に切り替わる。トップエンドの「EVEREST ELITE 750NC」はデジタルノイズキャンセリング機能を搭載するBluetoothワイヤレスヘッドホン。価格は299.95ドル。「EVEREST ELITE 700」の後継機にあたるモデルで、JBLのトラディショナルな音質はそのままに、使い勝手の面で大きく改善を図っている。
ノイズキャンセリング機能はモバイルアプリ「My JBL Headphones」のセットアップから効果の強さを段階的に調節できるAdaptive NC機能に対応する。カラバリはチャコールグレーとシルバーの2色。イヤーカップ側面のロゴマークを彫り加工として、さらに光沢感のある箔をあてた。本体の配色もメタリック調に仕上げている。本体のデザインもスリムにして、小顔の女性が身に着けた時にもヘッドホンのせいで頭が大きく見えないように装着時のルックスにも気を配ったのだという。装着時のクランプ圧もきつくならず、それでいて遮音性能をきちんと引き出せるようバランスを取っている。
ノイズキャンセリング機能を持たないBluetoothのみの「EVEREST 710」は249.95ドル、オンイヤータイプの「EVEREST 310」は199.95ドルで販売される。可搬性の高いコンパクトなBluetoothイヤホン「EVEREST 110」にも注目だ。
■耐久度を高めたスポーツタイプもラインナップ
人気のBluetoothヘッドホン「Eシリーズ」にノイズキャンセリング機能を加えた「E65BTNC」も新たなヒットモデルになりそうだ。本体のデザインに磨きをかけて、カジュアルとエレガントなルックスの両立を実現。ノイズキャンセリング機能はフロント・イヤーカップ内のマイクで拾った音を解析に使うハイブリッド方式で高い消音効果を狙う。装着感も軽くて心地よい。11月から199.95ドルで発売を予定する。
「T110BT」は両側イヤホン部の直下にリモコンやバッテリー、Bluetoothレシーバーなどを格納する小さなボックスを持つワイヤレスイヤホンだ。装着感が軽く、持ち運びが簡易になるのも特徴だ。
ほかにも人気のスポーツアパレルブランドであるアンダーアーマーとJBLが共同開発するスポーツ用ヘッドホン「SPORT WIRELESS TRAIN」にも注目だ。スポーツをしながらより集中力を高めるために、敢えてヘッドホンを使うユーザーも多くいるという。しかし大抵のヘッドホンはスポーツで大量に汗をかくことを想定していないため、汗で本体が意外にダメージを受けて、壊れたり汚れたりする場合も多いことから、スポーツ用途に高い耐久性と機能性を持たせたヘッドホンを期待する声は両社にフィードバックが上がっていたという。
本機は汗をかいた手でもリモート操作がしやすいように、イヤーカップの表側のボタンがリモコンになっている。外音をクリアに取り込めるTalkTru機能を搭載。5分の急速充電にも対応。フル充電から16時間の連続再生が行えるタフさも持つ。アンダーアーマーとJBLのコラボレーションも約2年が経ち、スポーツ愛好家の勘所を付くヘッドホン・イヤホンのラインナップがますます特徴を明確にしながら充実度がアップしてきた。
■初の完全ワイヤレスイヤホン「JBL FREE」は「心地よい音楽体験」が目標
JBL初の完全ワイヤレスイヤホン「JBL FREE」は11月に149ユーロで発売を予定している。テーマは「機能をシンプルにまとめて使いやすいイヤホンをユーザーに提供すること」だと、出展の内容を解説してくれたハーマンインターナショナルのドロシー・デバッカー氏が語る。
本機を開発する前に、ハーマンインターナショナルではポータブルオーディオ・ファンを対象に数々のリサーチを実施してきたという。その結果、多くのユーザーが求めるものは「心地よい音楽体験」そのものであり、様々な機能を詰め込んで操作がわかりづらくなったり、扱いきれないほどになることは避け、価格もリーチしやすいレンジに納めることがテーマとされた。
最終形の製品は目標としたゴールに見事に到達していると評価できるのではないだろうか。コンパクトなイヤホン本体は単体で4時間の連続再生が可能。充電器を兼ねた専用ケースと組み合わせれば連続20時間近いリスニングが楽しめる。
オーディオコーデックはSBCとAACに対応。本体はIPX5相当の防水性能を備える。ヘッドセットとして使う時に便利な片側だけのモノラルリスニングモードを備えるほか、もう片方のイヤホンを装着すれば自動で左右がつながってステレオモードに切り替わる。左右のイヤホンどうしのコネクションはBluetoothになる。
■「EVEREST」シリーズは第2世代に進化
国内では2016年春に発売されたヘッドホン・イヤホンの「EVEREST」シリーズは、第2世代に切り替わる。トップエンドの「EVEREST ELITE 750NC」はデジタルノイズキャンセリング機能を搭載するBluetoothワイヤレスヘッドホン。価格は299.95ドル。「EVEREST ELITE 700」の後継機にあたるモデルで、JBLのトラディショナルな音質はそのままに、使い勝手の面で大きく改善を図っている。
ノイズキャンセリング機能はモバイルアプリ「My JBL Headphones」のセットアップから効果の強さを段階的に調節できるAdaptive NC機能に対応する。カラバリはチャコールグレーとシルバーの2色。イヤーカップ側面のロゴマークを彫り加工として、さらに光沢感のある箔をあてた。本体の配色もメタリック調に仕上げている。本体のデザインもスリムにして、小顔の女性が身に着けた時にもヘッドホンのせいで頭が大きく見えないように装着時のルックスにも気を配ったのだという。装着時のクランプ圧もきつくならず、それでいて遮音性能をきちんと引き出せるようバランスを取っている。
ノイズキャンセリング機能を持たないBluetoothのみの「EVEREST 710」は249.95ドル、オンイヤータイプの「EVEREST 310」は199.95ドルで販売される。可搬性の高いコンパクトなBluetoothイヤホン「EVEREST 110」にも注目だ。
■耐久度を高めたスポーツタイプもラインナップ
人気のBluetoothヘッドホン「Eシリーズ」にノイズキャンセリング機能を加えた「E65BTNC」も新たなヒットモデルになりそうだ。本体のデザインに磨きをかけて、カジュアルとエレガントなルックスの両立を実現。ノイズキャンセリング機能はフロント・イヤーカップ内のマイクで拾った音を解析に使うハイブリッド方式で高い消音効果を狙う。装着感も軽くて心地よい。11月から199.95ドルで発売を予定する。
「T110BT」は両側イヤホン部の直下にリモコンやバッテリー、Bluetoothレシーバーなどを格納する小さなボックスを持つワイヤレスイヤホンだ。装着感が軽く、持ち運びが簡易になるのも特徴だ。
ほかにも人気のスポーツアパレルブランドであるアンダーアーマーとJBLが共同開発するスポーツ用ヘッドホン「SPORT WIRELESS TRAIN」にも注目だ。スポーツをしながらより集中力を高めるために、敢えてヘッドホンを使うユーザーも多くいるという。しかし大抵のヘッドホンはスポーツで大量に汗をかくことを想定していないため、汗で本体が意外にダメージを受けて、壊れたり汚れたりする場合も多いことから、スポーツ用途に高い耐久性と機能性を持たせたヘッドホンを期待する声は両社にフィードバックが上がっていたという。
本機は汗をかいた手でもリモート操作がしやすいように、イヤーカップの表側のボタンがリモコンになっている。外音をクリアに取り込めるTalkTru機能を搭載。5分の急速充電にも対応。フル充電から16時間の連続再生が行えるタフさも持つ。アンダーアーマーとJBLのコラボレーションも約2年が経ち、スポーツ愛好家の勘所を付くヘッドホン・イヤホンのラインナップがますます特徴を明確にしながら充実度がアップしてきた。