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公開日 2018/01/17 19:13
エプソンはMOVERIOのソリューションをアピール
スマートクロージングに繊維メーカーが本腰、網膜走査ディスプレイも体験可能な「ウェアラブルEXPO」
編集部:風間雄介
本日1月17日から19日まで、東京ビッグサイトで開催している「第4回 ウェアラブルEXPO」。本項では、ウェアラブルディスプレイやスマートクロージング、その他の展示内容について紹介していく。
■エプソンはMOVERIOの多彩なソリューションを紹介
エプソンは、スマートグラス「MOVERIO」を全面的にフィーチャー。家庭用の“MOVERIO”「BT-350」と、業務用の“MOVERIO Pro”「BT-2200/BT-2000」を展示し、これらを使った様々なソリューションを実際に体験できるようになっていた。
富士通ソフトウェアが開発したソリューションは、リアルタイム音声認識機能によって、発話をテキスト翻訳して、それをMOVERIOで見ることができるというもの。
音声が聞き取りづらい、相手の言語がわからないなどといったときも、リアルタイムで翻訳されたものが表示されるので、テンポ良く会議が行えるとアピールしている。
またビジネス向けモデルについては、機器のメンテナンスや査定時にMOVERIOを使うことで、作業人数の最適化や短縮、さらには作業品質の向上が図れると紹介。視線を移さずに視覚的な情報が得られるウェアラブルディスプレイの利点をアピールしていた。
■網膜投映型ディスプレイ、QDレーザ「RETISSA Display」
昨年末に発表され、年初のInternational CESにも出展された、QDレーザ社の網膜に直接映像を投映するメガネ型ディスプレイ「RETISSA Display」。当初からアナウンスしていたとおり「ウェアラブルEXPO」にも試作機を出展し、体験を希望する来場者の長い列ができていた。
実際に装着してみた試用レポートはCESの際に紹介したので、くわしい仕様などはそちらを参照して頂きたいが、レーザーで網膜に直接映像を投映するユニークなアイウェアだ。
視力に影響されにくいのが特徴で、視力が弱い方でも鮮明な映像が見られる。レーザーはIEC60825-1に基づくクラス1の低出力レーザーを使っており、目を傷つける心配もないという。
また本機のもうひとつの特徴は、フォーカスフリーであること。通常のグラス型ウェアラブルディスプレイの映像は、遠景を見ているときには画面にピントが合わず、逆に画面を見ていると遠景がボケてしまうが、網膜に直接映像を走査する本機であれば、手元を見ていても遠景を見ていても、常に画面にピントが合う。このため、ARとの相性も良いと同社ではアピールしている。
■メガネに付けるデバイスの装着部を規格化「neoplug」
(株)ボストンクラブは、福井件鯖江市のメガネメーカー。JAPONISMやBCPC、MUGUETなど複数のオリジナルブランドを展開している。
そのボストンクラブは、メガネ向け機器の装着部を統一させるべく、「neoplug」という、同社が特許出願済みの、独自のスライド着脱機構を業界に向けて提案している。
メガネに取り付けるデバイスは、ディスプレイだけでなくカメラやライトなど様々なものが考えられるが、常に必要とは限らない。必要なときに取り出し、メガネにさっと取り付けられたら便利だ。neoplugは、デバイス側のスライド型アダプターと、メガネのテンプルの、装着部位の形状と細さを規格化。これに適合したデバイスであれば、自由に付け替えられ、利便性が高まると主張している。
■会場内で目立っていたのはスマートクロージング関連
今回のウェアラブルEXPOで目立っていたのは、スマートクロージング、つまりスマートな衣服と、それを支える技術群だ。
デュポンはスマートクロージングの新たなブランド「Intexar」を紹介。この技術を搭載した衣服を身につけることで、心拍、呼吸、筋肉の動きなどをリアルタイムでモニターし、データ収集することができる。
ブースにはフィットネスシャツやスポーツブラ、スマートベストなどをサンプルとして展示。スポーツ時のモニタリングに使えるのはもちろん、血管の状態や睡眠状態もモニターできることから、医療用途にも活用が可能とアピールしていた。
東洋紡は、スマートクロージングを実現するフィルム状の導電素材「COCOMI(心美)」を紹介。厚さ約0.3mmで、自然で違和感のない着心地を実現。さらに高い導電性によって精度の高い測定が行えるという。また家庭用洗濯機を使って洗濯を100回しても性能に問題がなかったという。このCOCOMIに各種センサーを組み合わせることで、様々なスマートクロージングを作ることができる。
旭化成は、同社が世界に先駆けて開発に成功したという、伸縮する電線「ROBODEN」(ロボ電)をアピール。金属導体を使っているので電気抵抗が低く、伸縮しても断線しにくいなどの特徴がある。雨や汗はもちろん、この製品も水洗いが可能だ。
■エプソンはMOVERIOの多彩なソリューションを紹介
エプソンは、スマートグラス「MOVERIO」を全面的にフィーチャー。家庭用の“MOVERIO”「BT-350」と、業務用の“MOVERIO Pro”「BT-2200/BT-2000」を展示し、これらを使った様々なソリューションを実際に体験できるようになっていた。
富士通ソフトウェアが開発したソリューションは、リアルタイム音声認識機能によって、発話をテキスト翻訳して、それをMOVERIOで見ることができるというもの。
音声が聞き取りづらい、相手の言語がわからないなどといったときも、リアルタイムで翻訳されたものが表示されるので、テンポ良く会議が行えるとアピールしている。
またビジネス向けモデルについては、機器のメンテナンスや査定時にMOVERIOを使うことで、作業人数の最適化や短縮、さらには作業品質の向上が図れると紹介。視線を移さずに視覚的な情報が得られるウェアラブルディスプレイの利点をアピールしていた。
■網膜投映型ディスプレイ、QDレーザ「RETISSA Display」
昨年末に発表され、年初のInternational CESにも出展された、QDレーザ社の網膜に直接映像を投映するメガネ型ディスプレイ「RETISSA Display」。当初からアナウンスしていたとおり「ウェアラブルEXPO」にも試作機を出展し、体験を希望する来場者の長い列ができていた。
実際に装着してみた試用レポートはCESの際に紹介したので、くわしい仕様などはそちらを参照して頂きたいが、レーザーで網膜に直接映像を投映するユニークなアイウェアだ。
視力に影響されにくいのが特徴で、視力が弱い方でも鮮明な映像が見られる。レーザーはIEC60825-1に基づくクラス1の低出力レーザーを使っており、目を傷つける心配もないという。
また本機のもうひとつの特徴は、フォーカスフリーであること。通常のグラス型ウェアラブルディスプレイの映像は、遠景を見ているときには画面にピントが合わず、逆に画面を見ていると遠景がボケてしまうが、網膜に直接映像を走査する本機であれば、手元を見ていても遠景を見ていても、常に画面にピントが合う。このため、ARとの相性も良いと同社ではアピールしている。
■メガネに付けるデバイスの装着部を規格化「neoplug」
(株)ボストンクラブは、福井件鯖江市のメガネメーカー。JAPONISMやBCPC、MUGUETなど複数のオリジナルブランドを展開している。
そのボストンクラブは、メガネ向け機器の装着部を統一させるべく、「neoplug」という、同社が特許出願済みの、独自のスライド着脱機構を業界に向けて提案している。
メガネに取り付けるデバイスは、ディスプレイだけでなくカメラやライトなど様々なものが考えられるが、常に必要とは限らない。必要なときに取り出し、メガネにさっと取り付けられたら便利だ。neoplugは、デバイス側のスライド型アダプターと、メガネのテンプルの、装着部位の形状と細さを規格化。これに適合したデバイスであれば、自由に付け替えられ、利便性が高まると主張している。
■会場内で目立っていたのはスマートクロージング関連
今回のウェアラブルEXPOで目立っていたのは、スマートクロージング、つまりスマートな衣服と、それを支える技術群だ。
デュポンはスマートクロージングの新たなブランド「Intexar」を紹介。この技術を搭載した衣服を身につけることで、心拍、呼吸、筋肉の動きなどをリアルタイムでモニターし、データ収集することができる。
ブースにはフィットネスシャツやスポーツブラ、スマートベストなどをサンプルとして展示。スポーツ時のモニタリングに使えるのはもちろん、血管の状態や睡眠状態もモニターできることから、医療用途にも活用が可能とアピールしていた。
東洋紡は、スマートクロージングを実現するフィルム状の導電素材「COCOMI(心美)」を紹介。厚さ約0.3mmで、自然で違和感のない着心地を実現。さらに高い導電性によって精度の高い測定が行えるという。また家庭用洗濯機を使って洗濯を100回しても性能に問題がなかったという。このCOCOMIに各種センサーを組み合わせることで、様々なスマートクロージングを作ることができる。
旭化成は、同社が世界に先駆けて開発に成功したという、伸縮する電線「ROBODEN」(ロボ電)をアピール。金属導体を使っているので電気抵抗が低く、伸縮しても断線しにくいなどの特徴がある。雨や汗はもちろん、この製品も水洗いが可能だ。
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