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公開日 2018/02/28 11:50
プレス向け懇親会をレポ
アイ・オー、マクセルとの協業第一弾「プロジェクターたっち」発表。液晶ディスプレイなど新製品も
編集部:小澤貴信
アイ・オー・データ機器は、恒例となっているプレス向け懇親会を昨日27日に開催。事業方針やマクセルとの協業の進捗を説明したほか、同社が手がける「CDレコ」で集計した音楽再生回数のランキングの発表、今後登場予定の新製品の披露などを行った。
冒頭、代表取締役会長の細野昭雄氏が挨拶。モノづくりに加えて、クラウドやIoTにも力を入れて「アイ・オーならではの取り組みを行いたい」と述べた。また、fidataブランドにおけるハイエンドオーディオへの取り組みにも言及。また、CDレコでの取り組みやネットワークオーディオ操作アプリ「fidata Music App」のリリースにも触れ、「オーディオの世界におけるクラウドビジネスに本格的に取り組みたい」と語った。
続いて代表取締役社長の浜田尚則氏が同社の事業方針を説明した。同社は2016年に40周年を迎えたが、2010年前後に大きな業績悪化を経験した。しかし大規模な変革を実施し、2012年以降で再び右肩上がりの成長を遂げている。2013年からはロゴ変更も行っており、「現在を第二の創業期、変革期として捉えている」と述べた。
2017年の収益のカテゴリー構成も紹介した。ストレージ(25%)と液晶ディスプレイ(約23%)で約半分を占めており、映像関連・ネットワーク(LAN・NASなど)は15%となっている。液晶ディスプレイについては、累計出荷台数が1,000万台を突破するなど、好調ぶりをアピールしていた。
また今期のテーマとして「エンドユーザーに対して“ズルしない”会社」というテーマを掲げていることを紹介。“ズルしない”という言葉は、倫理的であるだけでなく、自らのエゴを捨てた上で真に価値あるものを生み出すべく、考え抜く姿勢であるとした。
続いて執行役員の岡藤雅夫氏が、マクセルとの業務資本提携によるシナジーについてプレゼンテーションを行った。両社は2017年8月に資本業務提携契約を締結。現在、相互の製品・サービスの組み合わせによる新たなビジネス創出、次世代製品・サービスの共同研究開発、コンシューマー製品分野の間接業務の共用などを行っているという。
協業に向けては4つのテーマを設定。プロジェクター関連やサイネージなどの「光エレクトロニクス新商材」、健康美容機器のIoTやAV分野などにおける「コンシューマー製品規格開発」、「蓄電システム、HEMS」、「購買・物流・サービス」というカテゴリーで協業体制の確立を目指しているとした。
具体的なシナジー商品の第一弾も披露。マクセルの超短投写プロジェクター、タッチスクリーン、アイ・オーの小型PCを組み合わせた“モバイルタイプ・タッチソリューション”「プロジェクターたっち」が発表された。机上の投写映像に直接タッチして操作や書き込みができるという製品で、4月発売を予定。価格はオープンだが30万円台半ばを予定しているという。
同社が手がけるワイヤレスCDリッピングドライブや専用アプリを展開する「CDレコ」の取り組みについても、同社の北川典明氏が紹介を行った。
現在CDレコの累計出荷台数は約30万台で、CDレコアプリのインストール件数は57万件だという。また42万人がユーザー登録を行っており、女性52%・男性48%という男女比に加え、幅広い年齢層をカバーしていることも紹介された。
また、音楽再生ができるCDレコアプリが蒐集したビッグデータを元に、上記のユーザー層と照らし合わせて作成された「CDレコ ランキング 2017」も発表された。
再生数から集計されたアルバム ランキング総合1位はback number『アンコール』。本作は男女別でも総合1位となった。また、世代別・男女別のランキングも詳細に発表された。
これらのランキングについて、「オリコンのランキングとはあまり相関関係が見られないが、TSUTAYAのレンタルCDランキングとは相関がある」との見解も示された。またCDレコのデータでは「男性でもアイドルのランクインが少ない」「女性はジャニーズが圧倒的に多い」などの傾向が見られ、CDの売上ではなく、より現実的にどんな音楽が再生できるかを判断できるデータが得られるともアピールされていた。
ランキング発表では、多数の楽曲がランクインした安室奈美恵の楽曲を、ものまねタレントの中森あきないさんがアイ・オー・データのスマホ用マイク「SINGASONG」で歌うというパフォーマンスも披露された。
会場ではアイ・オー・データの最新製品も多数披露された。オーディオ関連では、エントリークラスのUSB出力対応ネットワークオーディオサーバー“Soundgenic”「HDL-RA2HF」「RAHS-S1」(関連ニュース)が披露された。
また、fidataブランドの高級USBケーブル「HFU2シリーズ」も参考出展。金メッキコネクターやアルミ削り出しエンクロージャー、銀メッキしたOFCによる24AWGケーブルなどを特徴としており、日本国内にて全数検査を行うなど品質にもこだわっている。出荷時期は4月頃を予定しており、価格は未定となっている。
好調の液晶ディスプレイについては、同社初のWQHD解像度対応となる27型ゲーミング液晶「LCD-GCQ271XDB」(5月下旬出荷)、同社初の240Hz駆動に対応した24.5型ゲーミング液晶「LCD-GC251UXB」(4月下旬出荷)、4K対応27型液晶「LCD-M4K271XDB」(3月末出荷)と3つの新製品が披露された。
そのほか、パネル着せ替えに対応したBtoB向けCDレコ、ネットワークカメラ、Wi-Fiルーターなど多数の新製品が参考出展されていた。
冒頭、代表取締役会長の細野昭雄氏が挨拶。モノづくりに加えて、クラウドやIoTにも力を入れて「アイ・オーならではの取り組みを行いたい」と述べた。また、fidataブランドにおけるハイエンドオーディオへの取り組みにも言及。また、CDレコでの取り組みやネットワークオーディオ操作アプリ「fidata Music App」のリリースにも触れ、「オーディオの世界におけるクラウドビジネスに本格的に取り組みたい」と語った。
続いて代表取締役社長の浜田尚則氏が同社の事業方針を説明した。同社は2016年に40周年を迎えたが、2010年前後に大きな業績悪化を経験した。しかし大規模な変革を実施し、2012年以降で再び右肩上がりの成長を遂げている。2013年からはロゴ変更も行っており、「現在を第二の創業期、変革期として捉えている」と述べた。
2017年の収益のカテゴリー構成も紹介した。ストレージ(25%)と液晶ディスプレイ(約23%)で約半分を占めており、映像関連・ネットワーク(LAN・NASなど)は15%となっている。液晶ディスプレイについては、累計出荷台数が1,000万台を突破するなど、好調ぶりをアピールしていた。
また今期のテーマとして「エンドユーザーに対して“ズルしない”会社」というテーマを掲げていることを紹介。“ズルしない”という言葉は、倫理的であるだけでなく、自らのエゴを捨てた上で真に価値あるものを生み出すべく、考え抜く姿勢であるとした。
続いて執行役員の岡藤雅夫氏が、マクセルとの業務資本提携によるシナジーについてプレゼンテーションを行った。両社は2017年8月に資本業務提携契約を締結。現在、相互の製品・サービスの組み合わせによる新たなビジネス創出、次世代製品・サービスの共同研究開発、コンシューマー製品分野の間接業務の共用などを行っているという。
協業に向けては4つのテーマを設定。プロジェクター関連やサイネージなどの「光エレクトロニクス新商材」、健康美容機器のIoTやAV分野などにおける「コンシューマー製品規格開発」、「蓄電システム、HEMS」、「購買・物流・サービス」というカテゴリーで協業体制の確立を目指しているとした。
具体的なシナジー商品の第一弾も披露。マクセルの超短投写プロジェクター、タッチスクリーン、アイ・オーの小型PCを組み合わせた“モバイルタイプ・タッチソリューション”「プロジェクターたっち」が発表された。机上の投写映像に直接タッチして操作や書き込みができるという製品で、4月発売を予定。価格はオープンだが30万円台半ばを予定しているという。
同社が手がけるワイヤレスCDリッピングドライブや専用アプリを展開する「CDレコ」の取り組みについても、同社の北川典明氏が紹介を行った。
現在CDレコの累計出荷台数は約30万台で、CDレコアプリのインストール件数は57万件だという。また42万人がユーザー登録を行っており、女性52%・男性48%という男女比に加え、幅広い年齢層をカバーしていることも紹介された。
また、音楽再生ができるCDレコアプリが蒐集したビッグデータを元に、上記のユーザー層と照らし合わせて作成された「CDレコ ランキング 2017」も発表された。
再生数から集計されたアルバム ランキング総合1位はback number『アンコール』。本作は男女別でも総合1位となった。また、世代別・男女別のランキングも詳細に発表された。
これらのランキングについて、「オリコンのランキングとはあまり相関関係が見られないが、TSUTAYAのレンタルCDランキングとは相関がある」との見解も示された。またCDレコのデータでは「男性でもアイドルのランクインが少ない」「女性はジャニーズが圧倒的に多い」などの傾向が見られ、CDの売上ではなく、より現実的にどんな音楽が再生できるかを判断できるデータが得られるともアピールされていた。
ランキング発表では、多数の楽曲がランクインした安室奈美恵の楽曲を、ものまねタレントの中森あきないさんがアイ・オー・データのスマホ用マイク「SINGASONG」で歌うというパフォーマンスも披露された。
会場ではアイ・オー・データの最新製品も多数披露された。オーディオ関連では、エントリークラスのUSB出力対応ネットワークオーディオサーバー“Soundgenic”「HDL-RA2HF」「RAHS-S1」(関連ニュース)が披露された。
また、fidataブランドの高級USBケーブル「HFU2シリーズ」も参考出展。金メッキコネクターやアルミ削り出しエンクロージャー、銀メッキしたOFCによる24AWGケーブルなどを特徴としており、日本国内にて全数検査を行うなど品質にもこだわっている。出荷時期は4月頃を予定しており、価格は未定となっている。
好調の液晶ディスプレイについては、同社初のWQHD解像度対応となる27型ゲーミング液晶「LCD-GCQ271XDB」(5月下旬出荷)、同社初の240Hz駆動に対応した24.5型ゲーミング液晶「LCD-GC251UXB」(4月下旬出荷)、4K対応27型液晶「LCD-M4K271XDB」(3月末出荷)と3つの新製品が披露された。
そのほか、パネル着せ替えに対応したBtoB向けCDレコ、ネットワークカメラ、Wi-Fiルーターなど多数の新製品が参考出展されていた。