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公開日 2018/08/16 15:31
低域ドライバーは独自のディファレンシャルドライブ方式
JBL PROFESSIONAL、ポリマー製ダイヤフラム採用のパワード・スタジオモニター「705P /708P」
編集部:平山洸太
ヒビノ株式会社は、JBL PROFESSIONALのパワード・スタジオモニター「705P Powered」「708P Powered」を、8月24日より発売する。価格はオープンだが、705Pが130,000円前後(1本)、708Pが265,000円前後(1本)での実売が予想される。
両機は、「比類ない再現力と力強いサウンドを獲得しながらも、極めてコンパクトなボディを実現した」というパワードタイプの2-Wayフルレンジ・スタジオモニター。基本的な構造は同様で、ウーファーのサイズが705Pでは5インチ、708Pでは8インチとなる。
高域には、1インチ環状ポリマー製ダイヤフラムを搭載したコンプレッション・ドライバーを採用。ポリマー製のダイヤフラムは、チタンやアルミ製ダイヤフラムなどにある金属特有の響きがないうえ、軽量で入力信号に俊敏に反応するため、繊細な響きを忠実に再現できるという。
また、制動性能に優れていることから分割振動が起きにくく、36kHz以上においても滑らかな特性を実現。環状ダイヤフラムは音への変換効率が高く、アンプの負荷が低下するため、リミッターが不要なことと合わせて、高出力時もクリアで正確な音場の再現が可能としている。
高域ドライバーが発した音は、最上位スタジオモニター「M2」のために開発された「イメージコントロールウェーブガイド」が先導し、クロスオーバー周波数まで均一な特性をもつという。
低域には、コンパクトなボディにおいても力強いサウンドを目指し、2つのボイスコイルで駆動する独自のディファレンシャルドライブ方式を採用。パワーコンプレッションが少ないため、大音圧が連続しても音質の変化が最小限だという。
さらにバスレフポートには開口の両側に丸みをもたせた独自のスリップストリーム設計を用いて、出力効率を上げながら乱流によるノイズを低減。これにより量感のある鮮明な低域の実現を図った。
クラスDのパワーアンプを新たに開発。高域と低域を各250Wでバイアンプ駆動し、規模の大きいスタジオにおいても余裕を持って対応できるという。また192kHz/32bitのDSPを内蔵しており、EQやディレイを実行できる。
EQには、設置環境などにより影響を補正する8バンドのROOM EQと、最終的な視聴環境やユーザーの好みに応じて使用するハイ/ローパスフィルターおよび4バンドのUSER EQが用意されている。ディレイは、スピーカー間のタイム・アライメントを補正する最大18msのSPEAKERディレイと、映像とのズレを補正する最大150msのFRAMEディレイが用意され、各項目はプリセットとして本体に6個まで保存が可能となっている。
持ち運びや設置にも配慮しており、移動時の衝撃による破損を防止するため各ドライバーを保護するグリル、壁に近接して設置できるための前面バスレフポート、壁や天井へ設置するための金具取り付けポイントなどを備える。そのほか708P Poweredには、側面にハンドルが装備されている。
アナログ入力に加えてAES/EBUデジタル入力を装備し、アナログ入力の感度は+4dBuと−10dBVから選択可能。デジタル入力はサンプリングレートコンバーターを搭載しており44.1/ 48/ 88.2/ 96 176.4/ 192kHzの信号に対応する。デジタル・スルーアウト端子も搭載。
前面には電源のON/OFF状態を示すLEDに加えて、システムの不具合や信号処理機能の動作状況を示すLEDも装備しており、背面には液晶ディスプレイとホイール式のコントローラーなどを配置し、各種設定が行える。
<主な仕様>
■705P Powered
再生周波数帯域:39Hz - 36kHz
指向角度(水平×垂直):110°×90°
最大音圧レベル:107dB
クロスオーバー周波数:1,750Hz
消費電力:50W
外形寸法:152W×269H×237Dmm
質量:5.5kg
■708P Powered
再生周波数帯域:35Hz - 36kHz
指向角度(水平×垂直):100°×90°
最大音圧レベル:114dB
クロスオーバー周波数:1,700Hz
消費電力:65W
外形寸法:252W×442H×313Dmm
質量:15kg
両機は、「比類ない再現力と力強いサウンドを獲得しながらも、極めてコンパクトなボディを実現した」というパワードタイプの2-Wayフルレンジ・スタジオモニター。基本的な構造は同様で、ウーファーのサイズが705Pでは5インチ、708Pでは8インチとなる。
高域には、1インチ環状ポリマー製ダイヤフラムを搭載したコンプレッション・ドライバーを採用。ポリマー製のダイヤフラムは、チタンやアルミ製ダイヤフラムなどにある金属特有の響きがないうえ、軽量で入力信号に俊敏に反応するため、繊細な響きを忠実に再現できるという。
また、制動性能に優れていることから分割振動が起きにくく、36kHz以上においても滑らかな特性を実現。環状ダイヤフラムは音への変換効率が高く、アンプの負荷が低下するため、リミッターが不要なことと合わせて、高出力時もクリアで正確な音場の再現が可能としている。
高域ドライバーが発した音は、最上位スタジオモニター「M2」のために開発された「イメージコントロールウェーブガイド」が先導し、クロスオーバー周波数まで均一な特性をもつという。
低域には、コンパクトなボディにおいても力強いサウンドを目指し、2つのボイスコイルで駆動する独自のディファレンシャルドライブ方式を採用。パワーコンプレッションが少ないため、大音圧が連続しても音質の変化が最小限だという。
さらにバスレフポートには開口の両側に丸みをもたせた独自のスリップストリーム設計を用いて、出力効率を上げながら乱流によるノイズを低減。これにより量感のある鮮明な低域の実現を図った。
クラスDのパワーアンプを新たに開発。高域と低域を各250Wでバイアンプ駆動し、規模の大きいスタジオにおいても余裕を持って対応できるという。また192kHz/32bitのDSPを内蔵しており、EQやディレイを実行できる。
EQには、設置環境などにより影響を補正する8バンドのROOM EQと、最終的な視聴環境やユーザーの好みに応じて使用するハイ/ローパスフィルターおよび4バンドのUSER EQが用意されている。ディレイは、スピーカー間のタイム・アライメントを補正する最大18msのSPEAKERディレイと、映像とのズレを補正する最大150msのFRAMEディレイが用意され、各項目はプリセットとして本体に6個まで保存が可能となっている。
持ち運びや設置にも配慮しており、移動時の衝撃による破損を防止するため各ドライバーを保護するグリル、壁に近接して設置できるための前面バスレフポート、壁や天井へ設置するための金具取り付けポイントなどを備える。そのほか708P Poweredには、側面にハンドルが装備されている。
アナログ入力に加えてAES/EBUデジタル入力を装備し、アナログ入力の感度は+4dBuと−10dBVから選択可能。デジタル入力はサンプリングレートコンバーターを搭載しており44.1/ 48/ 88.2/ 96 176.4/ 192kHzの信号に対応する。デジタル・スルーアウト端子も搭載。
前面には電源のON/OFF状態を示すLEDに加えて、システムの不具合や信号処理機能の動作状況を示すLEDも装備しており、背面には液晶ディスプレイとホイール式のコントローラーなどを配置し、各種設定が行える。
<主な仕様>
■705P Powered
再生周波数帯域:39Hz - 36kHz
指向角度(水平×垂直):110°×90°
最大音圧レベル:107dB
クロスオーバー周波数:1,750Hz
消費電力:50W
外形寸法:152W×269H×237Dmm
質量:5.5kg
■708P Powered
再生周波数帯域:35Hz - 36kHz
指向角度(水平×垂直):100°×90°
最大音圧レベル:114dB
クロスオーバー周波数:1,700Hz
消費電力:65W
外形寸法:252W×442H×313Dmm
質量:15kg