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公開日 2018/10/26 11:00
ダブル・エアーコンプレッションドライバー

デノン、“低音再生の常識を覆す” ワイヤレスイヤホン最上位機「AH-C820W」

編集部:小澤貴信
デノンは、同社の特許技術 ダブル・エアーコンプレッション・ドライバーを搭載したネックバンド型Bluetoothイヤホン「AH-C820W」を12月中旬より発売する。価格はオープンだが、25,000円前後での実売が予想される。

「AH-C820W」

ダブル・エアーコンプレッション・ドライバーは、同社イヤホン最上位モデル「AH-C820」で採用された技術。「低音再生の常識を覆す」と同社では謳っている。AH-C820Wはその型番からもわかる通り、AH-C820をBluetoothワイヤレス化したモデルとなり、イヤホン部はほぼ共通となる。

AH-C820Wのイヤホン部

首からかけているところ

Bluetoothはバージョン5.0で、コーデックは低遅延を実現するaptX Low LatencyをはじめaptX、AAC、SBCに対応。バッテリーについては、2時間の充電で約10時間の再生が可能となる。

本体のUSB micro B端子を使ってパソコンなどと接続して、有線デジタル接続でも再生が行えるUSB-DAC機能も搭載。デジタル入力は48kHz/16bitまでに対応する。充電を行いながらのリスニングも可能だ。

USB端子経由でデジタル有線接続も可能

ネックバンドの左内側に操作ボタンを配置

AH-C820と同様の11.5mmダブル・エアーコンプレッション・ドライバーを搭載。2基の11.5mmダイナミックドライバーを向かい合わせに配置することで、2倍の振動板面積を確保。量感と超低域までのクリアネスを兼ね備えた低音再生を実現するとする。

イヤホン部は基本的にAH-C820と同様だ

また、ドライバーの前後の音圧バランスを調整することによって振動板のピストンモーションを最適化する、アコースティック・オプティマイザーを搭載。ハウジングの前方、後方それぞれに1つのポートを設けて、2つのドライバーの動作を最適化している。

AH-C820Wのイヤホン部

イヤーピースを外したところ

さらにAH-C820と同様にデュアル・ダイレクトケーブルを搭載。2つのドライバーそれぞれに専用ケーブルを直接接続することで、純度の高いサウンドを実現するという。線材にはOFCを、シースにはしなやかかつ耐久性に優れるメッシュ被覆を採用する

ネックバンドは、首や肩のラインに自然に沿うようにデザインされている。首に触れる部分には肌触りの良いシリコン素材を採用。また、ネックバンドからケーブルを引き出す位置もケーブルへの負荷が最小になるように設計されている。

イヤホン部(DENONロゴが入っている側)にはマグネットが配置されており、音楽を聴かないときはイヤホン同士をくっつけて固定することができる。また、マグネットはネックバンドの先端にも配置されており、イヤホン部をネックバンドに固定することも可能だ。

ネックバンドにマグネットでイヤホンを貼り付けできる

イヤホン同士もマグネットでくっつけられる

操作ボタンはネックバンドの左内側に配置。電源ボタン、音楽再生や通話などの操作を行うコントロールボタン、音量ボタンを装備している。

電話の着信を振動で通知するバイブレーター機能を搭載。電源のオン/オフやペアリング操作を行った際にも振動で操作が正しく行われてたことを通知してくれる。

イヤーピースは、5種類のシリコン製チップと低反発フォームのComplyチップを同梱。シリコン製チップはS、M、Lに加えて、ロングタイプのLong SとLong Mも用意されている。

シリコン製イヤーピースは5サイズを同梱

イヤホンもエルゴノミックデザインとすることで、自然なフィット感が得られるとのこと。また移動中などにおいても外れにくいように配慮されている。

内蔵マイクによるハンズフリー通話にも対応。cVc技術により、周囲の騒音や風切り音を抑えてクリアな音声通話を実現する。

再生周波数帯域は4Hz〜22kHz、最大出力音圧レベルは100dB、質量は約72g。付属品としてセミハード・キャリングケースが付属する。

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