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公開日 2018/11/08 12:43
ウルトラマラソンも走れる
Jaybird、上掛け・下掛け両対応、最長14時間再生のBluetoothイヤホン「TARAH PRO」
編集部:川田菜月
ロジクールは、同社が取り扱うJaybirdブランドより、最大14時間の連続再生が可能なワイヤレスイヤホン「Jaybird TARAH PRO」を発表。BLACK/FLASHカラーを12月6日から発売、MINERAL BLUE/JADEとTITANIUM/GLACIERの2色は2019年1月以降の発売予定となる。価格は19,880円(税抜)。
TARAH PROはアンダーイヤー/オーバーイヤーに両対応したイヤホンで、イヤホン本体のケーブル接続部を回転させることで容易に装着スタイルを切り替えることができる「スイッチフィット」機能を装備する。
イヤーチップには、先に発表されたエントリーモデル「TARAH」などと同様に、フィンと一体型のシリコン製の外皮の内側にジェルを採用した新開発の「イヤージェル」を採用。適度に柔らかい素材で耳の形に自然とフィットし、様々な耳に合う高い装着感を実現するとしている。イヤージェルは左右それぞれ3サイズ用意する。
また本機は2時間の充電で最大14時間の長時間再生を実現。100kmという超長距離を走るようなウルトラマラソンでは完走関門タイムが13時間となっているのだが、そういった長距離レースや練習時などにも十分対応できるとアピール。さらに5分の充電で2時間の再生が可能な急速充電にも対応する。
ドライバーサイズはφ6mm。イヤホン本体にはマグネットを搭載し、使用しない時には左右イヤホンをくっつけられる「スナップロック」機能を備える。くっつけることで音楽が一時停止/電源がオフになり、ネックレスのように首かけも可能となる。また本体はIPX7の防水性能を装備。さらに塩分や油を含んだ汗に対しても強い、Jaybirdが独自に設定した高い防汗性能も備えているとのこと。
ケーブルはJaybirdで初めて反射素材を編み込んだファブリック素材を採用。摩擦が減り、形状も耳や頭側に添いやすく、装着感も向上したとのこと。ケーブルの長さを調整する「スピードシンチ」も備え、頭のサイズに合わせたフィット感を実現することができる。
また、ケーブル途中にはリモコンを装備、音楽再生/停止や、トラック送り、通話などの操作が可能だ。このリモコンはカーブ形状になっており、オーバーイヤーで装着した際に頭の形に沿って装着できるので、ボタンも押しやすくなっている点も特徴。リモコン背面に充電端子に装備、マグネットを内蔵しているのでクレードルとの接続も容易にできるとのこと。
スマートフォン向けアプリ「Jaybird」にも対応。ビジュアルイコライザーを用いて低音ブーストや中音・高音の強調など様々な音質調整が可能。また世界中のランナーがセッティングしたイコライザー設定なども保存されており、それらを使用することも可能。一度設定した音質は本体に保存されるため、アプリと接続していない状況でもカスタムした状態で聴くことができる。
周波数特性は20Hz - 20kHz、インピーダンスは16Ω。Bluetoothのバージョンは5.0で、プロファイルはHandfree、Headset、A2DP、AVCRP、SPP、コーデックはSBCをサポートする。質量は19.6g(中サイズのイヤージェル装着時)。
ロジクールは本日11月8日に東京・半蔵門にあるランニングステーション「JOGLIS」にて製品発表会を開催。(株)ロジクールのJaybird製品担当・黄 佑仁氏によるブランドおよび製品紹介が行われた。
同社は10月にBluetoothイヤホンの新モデルとして「TARAH」「X4」を発表(関連ニュース/レビュー記事)、本日発表されたTARAH PROは新シリーズのさらなるハイエンドモデルとして「ブランド史上、最高性能」とアピールしている。
黄氏はまず、TARAH PROについて音質の良さを強調して紹介。「数多くのランナーと接する中で、イヤホンに対するイメージとして、スポーツタイプだと防水など機能面は充実しているものの音質は二の次で、高い音質は望めないと考えている人が多いと分かった」とし、「これまでもJaybirdは“スポーツブランド”として、スポーツ時に快適に音楽を楽しめる製品開発を目指して、機能性だけでなく音質についても訴求してきたが、今回はさらにこだわって音作りをした」と説明する。
ハイエンドモデルとして登場したTARAH PROでは、最大14時間の長時間再生に対応する点が特徴の一つ。実際に搭載するバッテリーも大きなものを採用しており、体積もTARAHより大きくなり少し幅もあるものの、耳への装着感は損なわないよう設計しているとのこと。バッテリーについては「容量は非公開としているが、配置にはこだわって設計した」という。
なお、イヤーチップ部分はエントリーモデルのTARAHと同じ、フィンと一体型のタイプを採用。この点については、「新ラインナップでは主にTARAHをベースとして展開している。一体型イヤージェルのフィット感については、十分に自信を持って提供しているので、TARAH PROでは高いフィット感はそのままに、他の点で何をプラスして上位機とするか?と考えた時、再生時間の伸長やスイッチフィット機構、マグネットによる電源オフなど、様々な機能面を高めることに注力した」と語る。
X4については、「従来製品と同じく、カスタマイズして自分仕様の装着感を目指すユーザー向けに、フィンとイヤーチップの分離型を採用した。分離型は高いフィット感を追求できるメリットもあるが、どう選んでいいかわからないというユーザーもいるので、良し悪しは分かれる。装着性やフィット感をより重視するユーザーに向けた製品として位置付けている」と説明した。
装着スタイルを容易に切り替えられる「スイッチフィット」は、耳への装着角度はそのままに、ケーブル接続位置が回転することで、耳が引っ張られることなくオーバーイヤーとアンダーイヤーを変更でき、「高い装着感につながっている。従来製品の中でも、最高レベルの装着感だと思う」とアピールした。
Jaybirdでは創設者はもちろん、開発担当者たちも皆ワークアウトが生活の一部となっているとのこと。スポーツブランドとして、「走る行為に音楽は必須である」と考え、走る事と音楽をつなぐ快適なデバイスを提供することで、ランニングをサポートし、使用する人のモチベーションや気持ちを高められるような製品作りを目指すと語った。
発表会後半には、Jaybird所属ランナーの川内鮮輝さんと女子トップトレイルランナーの吉住友里さんが登壇。二人の走るようになったきっかけや、音楽との関係性についてトークセッションが繰り広げられた。
川内さんは「走る事は今や日常生活の一部で、当たり前のこと。目標達成の充実感はもちろん、走っている時の地面の感覚や上がる呼吸など、走ることで得られる感覚全てが好き。同様に音楽を聴くことも自分にとっては当たり前の存在になっている」と、日々の生活でも練習時でも音楽を聴く事が多いのだという。聴く音楽ジャンルは「日本語の歌詞に感化される事が多いので邦楽が多い、Mr.Childrenが一番好き」とのこと。
また、走る事と音楽の関係については、「結果が振るわなかった時も、前向きな曲を聴いてモチベーションを高めたり、四季や朝昼晩の時間帯など、環境に合った音楽を聴くことで、より心地よく走ることができる。走る事の中に音楽を散りばめることで、ランニングの質を高められる」と語った。
吉住さんはトレイルランナーとして、日本国内の大会では「優勝以外したことがない」というトップ選手。競技を始めたのは約3年前くらいからで、「今や走る事は自分の一部。ランニングを通じて多くの人と出会い、関係も広がっていったので、自分の表現方法や存在価値というような思い」という。
音楽については「山を走る時は、その空気や風の音など、自然を五感で感じたいのであまり音楽は聴かないが、日常的に練習や講習、大会出場など全国を回るので、移動時に聴く事が一番多い」とのこと。また、「レース前には明るく元気になれるような曲を聴くことで気持ちを上げたりしていて、音楽に助けられている事は多い」と語る。
黄氏は、「もちろんブランドとしても、レース中に聴くことは想定していないが、そこに至るまでの練習や日々の生活の中で、音楽を聴くことでモチベーションや結果につながっていくということを後押ししていきたい」とした。
TARAH PROはアンダーイヤー/オーバーイヤーに両対応したイヤホンで、イヤホン本体のケーブル接続部を回転させることで容易に装着スタイルを切り替えることができる「スイッチフィット」機能を装備する。
イヤーチップには、先に発表されたエントリーモデル「TARAH」などと同様に、フィンと一体型のシリコン製の外皮の内側にジェルを採用した新開発の「イヤージェル」を採用。適度に柔らかい素材で耳の形に自然とフィットし、様々な耳に合う高い装着感を実現するとしている。イヤージェルは左右それぞれ3サイズ用意する。
また本機は2時間の充電で最大14時間の長時間再生を実現。100kmという超長距離を走るようなウルトラマラソンでは完走関門タイムが13時間となっているのだが、そういった長距離レースや練習時などにも十分対応できるとアピール。さらに5分の充電で2時間の再生が可能な急速充電にも対応する。
ドライバーサイズはφ6mm。イヤホン本体にはマグネットを搭載し、使用しない時には左右イヤホンをくっつけられる「スナップロック」機能を備える。くっつけることで音楽が一時停止/電源がオフになり、ネックレスのように首かけも可能となる。また本体はIPX7の防水性能を装備。さらに塩分や油を含んだ汗に対しても強い、Jaybirdが独自に設定した高い防汗性能も備えているとのこと。
ケーブルはJaybirdで初めて反射素材を編み込んだファブリック素材を採用。摩擦が減り、形状も耳や頭側に添いやすく、装着感も向上したとのこと。ケーブルの長さを調整する「スピードシンチ」も備え、頭のサイズに合わせたフィット感を実現することができる。
また、ケーブル途中にはリモコンを装備、音楽再生/停止や、トラック送り、通話などの操作が可能だ。このリモコンはカーブ形状になっており、オーバーイヤーで装着した際に頭の形に沿って装着できるので、ボタンも押しやすくなっている点も特徴。リモコン背面に充電端子に装備、マグネットを内蔵しているのでクレードルとの接続も容易にできるとのこと。
スマートフォン向けアプリ「Jaybird」にも対応。ビジュアルイコライザーを用いて低音ブーストや中音・高音の強調など様々な音質調整が可能。また世界中のランナーがセッティングしたイコライザー設定なども保存されており、それらを使用することも可能。一度設定した音質は本体に保存されるため、アプリと接続していない状況でもカスタムした状態で聴くことができる。
周波数特性は20Hz - 20kHz、インピーダンスは16Ω。Bluetoothのバージョンは5.0で、プロファイルはHandfree、Headset、A2DP、AVCRP、SPP、コーデックはSBCをサポートする。質量は19.6g(中サイズのイヤージェル装着時)。
ロジクールは本日11月8日に東京・半蔵門にあるランニングステーション「JOGLIS」にて製品発表会を開催。(株)ロジクールのJaybird製品担当・黄 佑仁氏によるブランドおよび製品紹介が行われた。
同社は10月にBluetoothイヤホンの新モデルとして「TARAH」「X4」を発表(関連ニュース/レビュー記事)、本日発表されたTARAH PROは新シリーズのさらなるハイエンドモデルとして「ブランド史上、最高性能」とアピールしている。
黄氏はまず、TARAH PROについて音質の良さを強調して紹介。「数多くのランナーと接する中で、イヤホンに対するイメージとして、スポーツタイプだと防水など機能面は充実しているものの音質は二の次で、高い音質は望めないと考えている人が多いと分かった」とし、「これまでもJaybirdは“スポーツブランド”として、スポーツ時に快適に音楽を楽しめる製品開発を目指して、機能性だけでなく音質についても訴求してきたが、今回はさらにこだわって音作りをした」と説明する。
ハイエンドモデルとして登場したTARAH PROでは、最大14時間の長時間再生に対応する点が特徴の一つ。実際に搭載するバッテリーも大きなものを採用しており、体積もTARAHより大きくなり少し幅もあるものの、耳への装着感は損なわないよう設計しているとのこと。バッテリーについては「容量は非公開としているが、配置にはこだわって設計した」という。
なお、イヤーチップ部分はエントリーモデルのTARAHと同じ、フィンと一体型のタイプを採用。この点については、「新ラインナップでは主にTARAHをベースとして展開している。一体型イヤージェルのフィット感については、十分に自信を持って提供しているので、TARAH PROでは高いフィット感はそのままに、他の点で何をプラスして上位機とするか?と考えた時、再生時間の伸長やスイッチフィット機構、マグネットによる電源オフなど、様々な機能面を高めることに注力した」と語る。
X4については、「従来製品と同じく、カスタマイズして自分仕様の装着感を目指すユーザー向けに、フィンとイヤーチップの分離型を採用した。分離型は高いフィット感を追求できるメリットもあるが、どう選んでいいかわからないというユーザーもいるので、良し悪しは分かれる。装着性やフィット感をより重視するユーザーに向けた製品として位置付けている」と説明した。
装着スタイルを容易に切り替えられる「スイッチフィット」は、耳への装着角度はそのままに、ケーブル接続位置が回転することで、耳が引っ張られることなくオーバーイヤーとアンダーイヤーを変更でき、「高い装着感につながっている。従来製品の中でも、最高レベルの装着感だと思う」とアピールした。
Jaybirdでは創設者はもちろん、開発担当者たちも皆ワークアウトが生活の一部となっているとのこと。スポーツブランドとして、「走る行為に音楽は必須である」と考え、走る事と音楽をつなぐ快適なデバイスを提供することで、ランニングをサポートし、使用する人のモチベーションや気持ちを高められるような製品作りを目指すと語った。
発表会後半には、Jaybird所属ランナーの川内鮮輝さんと女子トップトレイルランナーの吉住友里さんが登壇。二人の走るようになったきっかけや、音楽との関係性についてトークセッションが繰り広げられた。
川内さんは「走る事は今や日常生活の一部で、当たり前のこと。目標達成の充実感はもちろん、走っている時の地面の感覚や上がる呼吸など、走ることで得られる感覚全てが好き。同様に音楽を聴くことも自分にとっては当たり前の存在になっている」と、日々の生活でも練習時でも音楽を聴く事が多いのだという。聴く音楽ジャンルは「日本語の歌詞に感化される事が多いので邦楽が多い、Mr.Childrenが一番好き」とのこと。
また、走る事と音楽の関係については、「結果が振るわなかった時も、前向きな曲を聴いてモチベーションを高めたり、四季や朝昼晩の時間帯など、環境に合った音楽を聴くことで、より心地よく走ることができる。走る事の中に音楽を散りばめることで、ランニングの質を高められる」と語った。
吉住さんはトレイルランナーとして、日本国内の大会では「優勝以外したことがない」というトップ選手。競技を始めたのは約3年前くらいからで、「今や走る事は自分の一部。ランニングを通じて多くの人と出会い、関係も広がっていったので、自分の表現方法や存在価値というような思い」という。
音楽については「山を走る時は、その空気や風の音など、自然を五感で感じたいのであまり音楽は聴かないが、日常的に練習や講習、大会出場など全国を回るので、移動時に聴く事が一番多い」とのこと。また、「レース前には明るく元気になれるような曲を聴くことで気持ちを上げたりしていて、音楽に助けられている事は多い」と語る。
黄氏は、「もちろんブランドとしても、レース中に聴くことは想定していないが、そこに至るまでの練習や日々の生活の中で、音楽を聴くことでモチベーションや結果につながっていくということを後押ししていきたい」とした。