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公開日 2019/06/04 19:53
初の国内ゴルフ4K中継なども
ひかりTVがAmazon Echo Show対応へ。自社イベントで今後の施策や先端技術アピール
編集部:小野佳希
NTTぷららは、今後の施策などを紹介するイベントを開催。自由視点映像技術「4DREPLAY」などの最新技術を採り入れてプロゴルフを「ひかりTV」で4K中継することや、ひかりTVをAmazon Echo Showで視聴できるようにする予定であることなどを明かした。
■4Kだけでなく最新の映像技術で「緊張感や臨場感がさらに増すゴルフ中継」
ゴルフの4K中継は、7月10日に開催される「ひかりTV 4K・FUNAIダブルスゴルフ選手権」で実施。ひかりTVのテレビサービス(放送)において、4K映像で独占生中継する。なお、男子プロゴルフ大会が4Kで生中継されるのは初めてだという。
生中継では、大会の模様を放送するとともに、映像解析から選手の心拍数を測定できる「非接触バイタルセンシング」や自由視点映像技術「4DREPLAY」などの最新技術も採用。「緊張感や臨場感がさらに増すようなゴルフ中継を行う」としている。
また、生中継後はテレビサービス(放送)ならびにビデオサービス(VOD)において、ドローン映像やウェアラブルカメラからの映像などを利用し、新たな映像表現を加えたコンテンツなども提供する予定だという。
■ひかりTVを「Amazon Echo Show」で視聴可能に
イベント会場では同社が持つ様々な技術を紹介するブースも展開。そのなかのひとつで、ディスプレイ付きスマートスピーカー「Amazon Echo Show」にひかりTVを対応させる予定であることを参考展示していた。
こちらでは、ひかりTV用のAmazon Alexaスキルを提供予定。音声操作によって、Amazon Echo ShowでひかりTVを視聴できるようになる。国内で初めてAlexaスキルに対応した動画サービスのひとつになる予定だという。
提供時期などは現時点では未定。「現在提供中のスマートフォン向けサービスなどと同様に、ひかりTVの映像サービスをご利用のお客様には追加料金などは不要で提供する予定だ」(説明員)とのことだった。
■ドコモグループ入りは「垂直統合ではなく水平分業」
イベントの冒頭であいさつに立った同社代表取締役社長の板東浩二氏は、今年の同社のテーマが「Reborn & Evolution 生まれ変わって、進化する」であると説明。2018年度の売上高は944億円で創業以来23期連続増収を達成したことや、今年度は売上高1,000億円を目指していることを紹介しつつ、「ここまでやってこられたのは、常に新しいサービス、ビジネスにチャレンジし続けてきたからだ」とコメント。「泥棒以外なんでもやろうという意気込みだった(笑)」と冗談を交えつつ、様々な分野に挑戦してきたと振り返った。
そして、7月1日付けでNTTドコモグループとなることに改めて言及。「10年間で市場環境が大きく変わり、スマホが中心になった。OTT事業者が積極的に活動しているがまだまだ市場は伸びていくと見ている。そこでドコモと一緒に新しいサービスやアプリ、コンテンツを開拓していくために、ドコモグループに入ろうと決意した」と、その背景を説明した。
一方で、「ドコモグループに入ってぷららはどう変わるのかとよく聞かれるが、ドコモとの連携をさらに強化する以外は何も変わらない」ともコメント。「創業以来、ぷららはNTTグループの中で新しい事業領域を開拓することを使命に活動してきており、これは今後も変わらない。今後の体制もNTTドコモとの垂直統合モデルではなく、いわば水平分業モデルだ。NTTグループの映像ビジネスをぷららに集めて、さまざまな外部企業に提供していく」と述べ、「我々が独自でやれることは限られている。さまざまな事業者とアライアンスを組んで新しい市場を作っていきたい。ぜひコラボさせてほしい」と来場者に呼びかけた。
■4K HDR+ハイレゾ音声での番組配信やAR/VRなど幅広い技術をアピール
会場では前述のAmazon Echo Show対応のほかにもさまざまなデモを実施。ベルリン・フィルのコンサート映像3本を4K HDR映像とハイレゾ音声で配信したことや、ハシラス社と連携した新たなVRサービス・コンテンツの企画開発を検討していることなどを紹介していた。
また、著名人やアニメキャラなどの3Dバーチャルフィギュアがスマホ上に現れる、ARを活用した新サービス「ひかりTV-VF(バーチャルフィギュア)」では、等身大のキャラとの記念撮影ができるデモを披露。「北斗の拳」のキャラやAKB48のメンバーの等身大VFとともに写真に収まることができるようになっていた。
さらに、NTTぷららが出資し9月に公開予定の映画「HELLO WORLD」を題材にしたAR技術もデモ。上記ひかりTV-VFのようなマーカーがない平面にもVFを表示できたり、市販されているペットボトルのパッケージデザインもVFのマーカーとして利用できることを紹介した。
そのほかにも、12Kの映像とドルビーアトモス音声でサッカーを観戦するイベント「Jリーグ デジタルスタジアム」(関連ニュース)に、NTTグループとして技術協力していたことなども紹介。BtoBも含めて幅広い技術を持っていることをアピールしていた。
■4Kだけでなく最新の映像技術で「緊張感や臨場感がさらに増すゴルフ中継」
ゴルフの4K中継は、7月10日に開催される「ひかりTV 4K・FUNAIダブルスゴルフ選手権」で実施。ひかりTVのテレビサービス(放送)において、4K映像で独占生中継する。なお、男子プロゴルフ大会が4Kで生中継されるのは初めてだという。
生中継では、大会の模様を放送するとともに、映像解析から選手の心拍数を測定できる「非接触バイタルセンシング」や自由視点映像技術「4DREPLAY」などの最新技術も採用。「緊張感や臨場感がさらに増すようなゴルフ中継を行う」としている。
また、生中継後はテレビサービス(放送)ならびにビデオサービス(VOD)において、ドローン映像やウェアラブルカメラからの映像などを利用し、新たな映像表現を加えたコンテンツなども提供する予定だという。
■ひかりTVを「Amazon Echo Show」で視聴可能に
イベント会場では同社が持つ様々な技術を紹介するブースも展開。そのなかのひとつで、ディスプレイ付きスマートスピーカー「Amazon Echo Show」にひかりTVを対応させる予定であることを参考展示していた。
こちらでは、ひかりTV用のAmazon Alexaスキルを提供予定。音声操作によって、Amazon Echo ShowでひかりTVを視聴できるようになる。国内で初めてAlexaスキルに対応した動画サービスのひとつになる予定だという。
提供時期などは現時点では未定。「現在提供中のスマートフォン向けサービスなどと同様に、ひかりTVの映像サービスをご利用のお客様には追加料金などは不要で提供する予定だ」(説明員)とのことだった。
■ドコモグループ入りは「垂直統合ではなく水平分業」
イベントの冒頭であいさつに立った同社代表取締役社長の板東浩二氏は、今年の同社のテーマが「Reborn & Evolution 生まれ変わって、進化する」であると説明。2018年度の売上高は944億円で創業以来23期連続増収を達成したことや、今年度は売上高1,000億円を目指していることを紹介しつつ、「ここまでやってこられたのは、常に新しいサービス、ビジネスにチャレンジし続けてきたからだ」とコメント。「泥棒以外なんでもやろうという意気込みだった(笑)」と冗談を交えつつ、様々な分野に挑戦してきたと振り返った。
そして、7月1日付けでNTTドコモグループとなることに改めて言及。「10年間で市場環境が大きく変わり、スマホが中心になった。OTT事業者が積極的に活動しているがまだまだ市場は伸びていくと見ている。そこでドコモと一緒に新しいサービスやアプリ、コンテンツを開拓していくために、ドコモグループに入ろうと決意した」と、その背景を説明した。
一方で、「ドコモグループに入ってぷららはどう変わるのかとよく聞かれるが、ドコモとの連携をさらに強化する以外は何も変わらない」ともコメント。「創業以来、ぷららはNTTグループの中で新しい事業領域を開拓することを使命に活動してきており、これは今後も変わらない。今後の体制もNTTドコモとの垂直統合モデルではなく、いわば水平分業モデルだ。NTTグループの映像ビジネスをぷららに集めて、さまざまな外部企業に提供していく」と述べ、「我々が独自でやれることは限られている。さまざまな事業者とアライアンスを組んで新しい市場を作っていきたい。ぜひコラボさせてほしい」と来場者に呼びかけた。
■4K HDR+ハイレゾ音声での番組配信やAR/VRなど幅広い技術をアピール
会場では前述のAmazon Echo Show対応のほかにもさまざまなデモを実施。ベルリン・フィルのコンサート映像3本を4K HDR映像とハイレゾ音声で配信したことや、ハシラス社と連携した新たなVRサービス・コンテンツの企画開発を検討していることなどを紹介していた。
また、著名人やアニメキャラなどの3Dバーチャルフィギュアがスマホ上に現れる、ARを活用した新サービス「ひかりTV-VF(バーチャルフィギュア)」では、等身大のキャラとの記念撮影ができるデモを披露。「北斗の拳」のキャラやAKB48のメンバーの等身大VFとともに写真に収まることができるようになっていた。
さらに、NTTぷららが出資し9月に公開予定の映画「HELLO WORLD」を題材にしたAR技術もデモ。上記ひかりTV-VFのようなマーカーがない平面にもVFを表示できたり、市販されているペットボトルのパッケージデザインもVFのマーカーとして利用できることを紹介した。
そのほかにも、12Kの映像とドルビーアトモス音声でサッカーを観戦するイベント「Jリーグ デジタルスタジアム」(関連ニュース)に、NTTグループとして技術協力していたことなども紹介。BtoBも含めて幅広い技術を持っていることをアピールしていた。