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公開日 2019/11/14 12:14
パイオニアは音の新サービスをアピール
<Inter BEE>デジタルコンテンツEXPOにVRや8K裸眼3Dなど先端技術が集結。電気による味覚変操作など変わり種も
編集部:小野佳希
昨年からInter BEEと同期間・同会場での開催となった「デジタルコンテンツEXPO」。VR/ARや「電気刺激による味覚操作」など、様々な先端技術が展示されている。
デジタルコンテンツEXPOは、デジタルコンテンツ協会が主催する、先端コンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマにしたイベント。2年前までは別日程・別会場で開催されていたが、JEITA主催のInter BEEと昨年からコラボして幕張メッセに会場を移して同時開催となった。
今回、VRでは例えばハシラスが“パーソナルモビリティ型VRライドデバイス”「キックウェイ」を出展。振動や加減速感とともにVRでゲームを楽しめるというもので、「これまでにない浮遊感やスリリングなVR体験ができるばかりかVR酔いも低減される」という。
また、凸版印刷は文化財をデジタルアーカイブする「トッパンVR」を展示。高精細撮影データや三次元形状計測データなどをもとに文化財を忠実に3D CG化するだけでなく、例えば壺の中も自由に確認できるなど現実世界では触れられない部分も確認できるなどといったメリットも紹介している。
Adobe(Adobe Research)は、ピクセルごとに色と不透明度をタッチ操作で調整できる卓上モニターサイズの透明ディスプレイを展示。「このディスプレイを介して現実世界の物体を見ることで、多人数のユーザーが、ゴーグルの着用もトラッカーなどの追加デバイスもなしで現実世界の見え方を高めるARの一形態を体験できる」とアピールしている。
ブルックリンに本拠を構えるLooking Glass Factoryは、8K/60Hz対応の裸眼3Dディスプレイ「Looking Glass 8K Immersive Display」を展示。45視点の多角度から最大12人が3Dメガネ等なしで3D映像を見ることができるというもので、2020年春の出荷を予定しているという。
音響関連では、パイオニアが、これまで培ってきた音響信号処理のノウハウと同社製アクチュエーターやマイクを用いた新サービス「Any-on」を展示。同サービスでは、アクチュエーターを取り付けることで、バス停や看板、ゴミ箱など様々なものから音を出せるようにするとともに、クラウドやAI技術とも連携可能。例えば既存の古いバス停を簡単に低コストでスマートバス停に変え、利用者が運行状況を会話によってリアルタイムに知ることができるようにするなどといったように活用できる。
少し変わったところでは、東京大学/大阪大学/明治大学が共同で「電気刺激による味覚操作手法」という研究で出展。微弱な電気刺激によって食べ物の味を感じる元となるイオンを舌に近づけたり遠ざけたりすることで味の濃さが変わって感じるのだという。
ブースでは、電極を内蔵したフォーク型とグローブ型、顎などに電極を貼り付けるタイプという3種類の装置を用意。調味料は一切使っていないのに味が変わるという不思議な体験に多くの来場者が驚いていた。
デジタルコンテンツEXPOは、デジタルコンテンツ協会が主催する、先端コンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマにしたイベント。2年前までは別日程・別会場で開催されていたが、JEITA主催のInter BEEと昨年からコラボして幕張メッセに会場を移して同時開催となった。
今回、VRでは例えばハシラスが“パーソナルモビリティ型VRライドデバイス”「キックウェイ」を出展。振動や加減速感とともにVRでゲームを楽しめるというもので、「これまでにない浮遊感やスリリングなVR体験ができるばかりかVR酔いも低減される」という。
また、凸版印刷は文化財をデジタルアーカイブする「トッパンVR」を展示。高精細撮影データや三次元形状計測データなどをもとに文化財を忠実に3D CG化するだけでなく、例えば壺の中も自由に確認できるなど現実世界では触れられない部分も確認できるなどといったメリットも紹介している。
Adobe(Adobe Research)は、ピクセルごとに色と不透明度をタッチ操作で調整できる卓上モニターサイズの透明ディスプレイを展示。「このディスプレイを介して現実世界の物体を見ることで、多人数のユーザーが、ゴーグルの着用もトラッカーなどの追加デバイスもなしで現実世界の見え方を高めるARの一形態を体験できる」とアピールしている。
ブルックリンに本拠を構えるLooking Glass Factoryは、8K/60Hz対応の裸眼3Dディスプレイ「Looking Glass 8K Immersive Display」を展示。45視点の多角度から最大12人が3Dメガネ等なしで3D映像を見ることができるというもので、2020年春の出荷を予定しているという。
音響関連では、パイオニアが、これまで培ってきた音響信号処理のノウハウと同社製アクチュエーターやマイクを用いた新サービス「Any-on」を展示。同サービスでは、アクチュエーターを取り付けることで、バス停や看板、ゴミ箱など様々なものから音を出せるようにするとともに、クラウドやAI技術とも連携可能。例えば既存の古いバス停を簡単に低コストでスマートバス停に変え、利用者が運行状況を会話によってリアルタイムに知ることができるようにするなどといったように活用できる。
少し変わったところでは、東京大学/大阪大学/明治大学が共同で「電気刺激による味覚操作手法」という研究で出展。微弱な電気刺激によって食べ物の味を感じる元となるイオンを舌に近づけたり遠ざけたりすることで味の濃さが変わって感じるのだという。
ブースでは、電極を内蔵したフォーク型とグローブ型、顎などに電極を貼り付けるタイプという3種類の装置を用意。調味料は一切使っていないのに味が変わるという不思議な体験に多くの来場者が驚いていた。
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