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公開日 2020/01/05 07:00
日本時間1月7日にプレカン集中
「CES 2020」みどころチェック! 完全ワイヤレスは次なる進化へ、8Kテレビはさらに身近に
編集部:風間雄介
年始の恒例行事となっている、世界最大級の家電イベント、CES。今年の会期は1月7日〜10日で、例年同様、米ラスベガスで行われる。
当サイトは今年も現地へ取材班を派遣。オーディオビジュアルやモバイル、デジタルガジェット関連の話題を中心に、現地から速報レポート、詳報レポートを随時お届けしていく。
本会期に先だって行われるプレスデーは現地時間1月5日夕方からスタート。様々なプレイベントやカンファレンスが行われる。
まずは例年通り、各社のプレスカンファレンスやイベントの日程をチェックしていこう。時間はすべて日本時間だ。
【1月6日】
・「CES Unveiled」10:00〜
【1月7日】
・「LG電子 プレスカンファレンス」 01:00〜01:45
・「パナソニック プレスカンファレンス」 03:00〜03:45
・「ハイセンス プレスカンファレンス」 04:00〜04:45
・「クアルコム プレスカンファレンス」 04:00〜04:45
・「TCL プレスカンファレンス」 05:00〜05:45
・「UHD Alliance プレスカンファレンス」 06:00〜06:45
・「HDMI LA プレスカンファレンス」 06:00〜06:45
・「ソニー プレスカンファレンス」 10:00〜10:45
・「サムスン キーノート」 11:30〜
例年と違うのは、サムスンが「プレスカンファレンス」を開かず、代わりに「キーノートスピーチ」のスピーカーとして、Hyun-Suk Kim氏が登壇すること。サムスンがキーノートに登壇するのは2016年以来となる。果たしてどのようなサプライズが用意されているのか、期待が高まる。
そのほかの参加企業や時間は昨年とあまり変わらない。おなじみの日韓メーカーに加え、年々技術力や存在感を高めている中国メーカーからも新たな提案が行われそうだ。
個別のメーカーで気になるのは、例年、CESにあわせて大量に新製品や新技術を発表するソニーと、テレビの新モデルなどを発表することが多いパナソニック、そして黒物はもちろん、白物まで含めて大規模な展示を行うLG、サムスンなどだ。今年はどんな発表が待っているだろうか。以下、各ジャンルごとに注目点をかんたんにまとめてみた。
■5Gの活況に期待
全体を通して、最も活気づくであろうトピックは「5G」だ。すでに米国や韓国などでは商用サービスが開始されており、日本でもこの春開始される。これまでは、その通信速度の速さと低遅延性能などのスペック面が強調されるとともに、「あんなこともできる、こんなこともできる」と様々なソリューションが提示されることが多く、かえってイメージがボンヤリしがちだった5G。今年はその性能が実際の製品や機能に落とし込まれ、5Gのメリットがわかりやすく提示されるだろう。
■8Kテレビがますます増加、曲げられるディスプレイも豊富に
テレビでは、引きつづき8Kが話題の中心になりそうだ。8Kテレビを販売しているメーカーが増えており、今年は画質を突き詰めたモデル、より買いやすい価格のモデルなど、バリエーションが広がることが予想される。65型近辺のサイズが安価に販売されたら、普及に弾みがつきそうだ。
8K放送が日本でスタートしてから1年経つが、ネイティブ8Kコンテンツが少ない感は否めない。NetflixやAmazonなど、超大手の映像プラットフォームが8Kに乗り出すことを期待したい。またフルHDから4Kへの移行期を思い起こすと、4Kコンテンツを8K解像度へ自然にアップスケーリングする技術も重要な技術となるだろう。
テレビやスマホでは昨年、「曲げられる」「巻き取れる」という特徴を持つ製品が市場に投入された。スマホは様々な曲げ方のものが出てくるだろう。次に覇権を握る形態がどうなるのか、興味はつきない。
テレビについても、LGが、ふだんは天井に折り曲げてしまっておき、視聴するときだけ引き下ろして使えるディスプレイを出展予定。大画面化、高精細化、高画質化だけでなく、空間の中におけるテレビのあり方を根本的に変えうるソリューションを見ることができるだろう。
■完全ワイヤレスイヤホンは次の時代へ?
ポータブルオーディオでは、すでに完全ワイヤレスイヤホンが市場の主役となって久しい。バッテリー持続時間や途切れにくさ、ワイヤレス充電、そして音質向上など、イヤホンとしての基本性能競争は一段落した感がある。続いてはノイズキャンセリング機能を搭載したものが一気に増えそうで、CESでも発表が相次ぐはずだ。
数年前に「ヒアラブル」という言葉が一瞬流行しかけ、その後あまり聞かなくなったが、完全ワイヤレスイヤホンは5Gなどの最新技術とつながることで、そのポテンシャルをさらに引き出せる。ARや音声アシスタントとの高度な融合を果たした、完全ワイヤレスイヤホンのさらなる進化にも期待したい。
当サイトは今年も現地へ取材班を派遣。オーディオビジュアルやモバイル、デジタルガジェット関連の話題を中心に、現地から速報レポート、詳報レポートを随時お届けしていく。
本会期に先だって行われるプレスデーは現地時間1月5日夕方からスタート。様々なプレイベントやカンファレンスが行われる。
まずは例年通り、各社のプレスカンファレンスやイベントの日程をチェックしていこう。時間はすべて日本時間だ。
【1月6日】
・「CES Unveiled」10:00〜
【1月7日】
・「LG電子 プレスカンファレンス」 01:00〜01:45
・「パナソニック プレスカンファレンス」 03:00〜03:45
・「ハイセンス プレスカンファレンス」 04:00〜04:45
・「クアルコム プレスカンファレンス」 04:00〜04:45
・「TCL プレスカンファレンス」 05:00〜05:45
・「UHD Alliance プレスカンファレンス」 06:00〜06:45
・「HDMI LA プレスカンファレンス」 06:00〜06:45
・「ソニー プレスカンファレンス」 10:00〜10:45
・「サムスン キーノート」 11:30〜
例年と違うのは、サムスンが「プレスカンファレンス」を開かず、代わりに「キーノートスピーチ」のスピーカーとして、Hyun-Suk Kim氏が登壇すること。サムスンがキーノートに登壇するのは2016年以来となる。果たしてどのようなサプライズが用意されているのか、期待が高まる。
そのほかの参加企業や時間は昨年とあまり変わらない。おなじみの日韓メーカーに加え、年々技術力や存在感を高めている中国メーカーからも新たな提案が行われそうだ。
個別のメーカーで気になるのは、例年、CESにあわせて大量に新製品や新技術を発表するソニーと、テレビの新モデルなどを発表することが多いパナソニック、そして黒物はもちろん、白物まで含めて大規模な展示を行うLG、サムスンなどだ。今年はどんな発表が待っているだろうか。以下、各ジャンルごとに注目点をかんたんにまとめてみた。
■5Gの活況に期待
全体を通して、最も活気づくであろうトピックは「5G」だ。すでに米国や韓国などでは商用サービスが開始されており、日本でもこの春開始される。これまでは、その通信速度の速さと低遅延性能などのスペック面が強調されるとともに、「あんなこともできる、こんなこともできる」と様々なソリューションが提示されることが多く、かえってイメージがボンヤリしがちだった5G。今年はその性能が実際の製品や機能に落とし込まれ、5Gのメリットがわかりやすく提示されるだろう。
■8Kテレビがますます増加、曲げられるディスプレイも豊富に
テレビでは、引きつづき8Kが話題の中心になりそうだ。8Kテレビを販売しているメーカーが増えており、今年は画質を突き詰めたモデル、より買いやすい価格のモデルなど、バリエーションが広がることが予想される。65型近辺のサイズが安価に販売されたら、普及に弾みがつきそうだ。
8K放送が日本でスタートしてから1年経つが、ネイティブ8Kコンテンツが少ない感は否めない。NetflixやAmazonなど、超大手の映像プラットフォームが8Kに乗り出すことを期待したい。またフルHDから4Kへの移行期を思い起こすと、4Kコンテンツを8K解像度へ自然にアップスケーリングする技術も重要な技術となるだろう。
テレビやスマホでは昨年、「曲げられる」「巻き取れる」という特徴を持つ製品が市場に投入された。スマホは様々な曲げ方のものが出てくるだろう。次に覇権を握る形態がどうなるのか、興味はつきない。
テレビについても、LGが、ふだんは天井に折り曲げてしまっておき、視聴するときだけ引き下ろして使えるディスプレイを出展予定。大画面化、高精細化、高画質化だけでなく、空間の中におけるテレビのあり方を根本的に変えうるソリューションを見ることができるだろう。
■完全ワイヤレスイヤホンは次の時代へ?
ポータブルオーディオでは、すでに完全ワイヤレスイヤホンが市場の主役となって久しい。バッテリー持続時間や途切れにくさ、ワイヤレス充電、そして音質向上など、イヤホンとしての基本性能競争は一段落した感がある。続いてはノイズキャンセリング機能を搭載したものが一気に増えそうで、CESでも発表が相次ぐはずだ。
数年前に「ヒアラブル」という言葉が一瞬流行しかけ、その後あまり聞かなくなったが、完全ワイヤレスイヤホンは5Gなどの最新技術とつながることで、そのポテンシャルをさらに引き出せる。ARや音声アシスタントとの高度な融合を果たした、完全ワイヤレスイヤホンのさらなる進化にも期待したい。