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公開日 2020/10/26 11:41
VRなどへの利用を想定
10,000PPIの超高解像度な有機ELディスプレイ、スタンフォード大とサムスンが開発
編集部:風間雄介
スタンフォード大の研究者、Mark Brongersma氏とSamsung Advanced Institute of Technology(SAIT)は、最大10,000PPI(Pixel Per Inch)という超高画素密度を実現できる、有機ELディスプレイの新たなアーキテクチャーを開発した。
通常のスマートフォンの解像度は約500PPI以下のものが多く、桁違いの高解像度が実現することになる。
Brongersma氏がソーラーパネルの研究を通じて開発した「ナノスケールフォトニクス」技術を活用した。「optical metasurface」という、反射金属のベース層で光の反射を制御し、ピクセル内で異なる色を共鳴させることができる。この共鳴を利用することで、有機ELから効果的に光を取り出すことができるという。
このアイデアをもとにしたミニチュアサイズのディスプレイでの概念実証もすでに行われており、テレビなどで使われている白色有機ELディスプレイと比較し、色純度が高く、発光効率が2倍に向上したことを確認したという。
この技術をフルサイズのディスプレイに組み込むことが次のステップで、これをサムスンが推し進めている。
通常のスマートフォンの解像度は約500PPI以下のものが多く、桁違いの高解像度が実現することになる。
Brongersma氏がソーラーパネルの研究を通じて開発した「ナノスケールフォトニクス」技術を活用した。「optical metasurface」という、反射金属のベース層で光の反射を制御し、ピクセル内で異なる色を共鳴させることができる。この共鳴を利用することで、有機ELから効果的に光を取り出すことができるという。
このアイデアをもとにしたミニチュアサイズのディスプレイでの概念実証もすでに行われており、テレビなどで使われている白色有機ELディスプレイと比較し、色純度が高く、発光効率が2倍に向上したことを確認したという。
この技術をフルサイズのディスプレイに組み込むことが次のステップで、これをサムスンが推し進めている。