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公開日 2022/09/07 16:15
持続可能な未来へ向けた取り組みを実施

【IFA】サムスン、IoTプラットフォーム「SmartThings」を介した“究極のサステナブルホーム体験”を紹介

編集部:松永達矢
サムスンは、ドイツ・ベルリンで開催されたコンシューマーエレクトロニクスショウ「IFA2022」にて基調講演を実施。同社のIoTプラットフォーム「SmartThings」を介したスマートホームソリューションや、持続可能な未来(Sustainable Future)へ向けた取り組みについて発表を行った。

プレスカンファレンスでオープニングスピーチを行う欧州サムスン最高マーケティング責任者兼副社長のベンジャミン・ブラウン氏

同社は現在、ほぼ全てのカテゴリーの製品にSmartThingsを搭載しており、講演ではこれを基盤としたマルチデバイス体験の実現をアピールした。さらに、同社製品だけでなくサードパーティ製品についても最大限活用できるようサポートすると説明。デバイスの選択肢を増やすことで、これまで以上にパーソナライズされたデバイス体験を提供していくと訴えた。

またSmartThingsの付帯機能として、接続された家電製品の電力使用量を容易にチェックし、エネルギー使用量の節約を促すSmartThings Energyを用いた“究極のサステナブルホーム体験”についても強調。2023年までに同社主要家電製品の100%をWi-Fi対応とし、SmartThings Energyサービスをデフォルトで提供することを目指すとしている。

SmartThings Energyサービスを介することで、ユーザーは簡単にエネルギー使用量を継続的に削減できるようになり、現在の最高エネルギー評価(欧州エネルギー基準)を超え、さらに10%の省エネを実現するという。加えて、AI Energy Modeなどの直感的な機能を実行することで、対応スマート家電を省エネモードで駆動。消費電力の抑制につなげるとのことだ。

ほか、サステナブルソリューションとして、Wi-Fiルーターなどの機器から光と電波を照射して充電する「ソーラーセルリモート機能」を紹介。今年中に同技術の設計ライセンスの一般公開を予定しており、本機能の普及により、7年間で2億個以上の電池の使用を防ぐことができるという。

製品の生産においても環境配慮を軸とした取り組みを行っており、「Galaxy Z Flip4」「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Buds2 Pro」といったモバイル製品のマテリアルとして廃棄された漁網を再利用し、新開発した素材を使用していると紹介。これを受け同社は2022年末までに、50トン以上のプラスチックが世界の海に流れ込むのを防ぐことができると続けた。

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