トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2022/11/16 14:21
「経験豊富なエンジニアと開発し限界を突破」

Bang & Olufsen、サウンドバー「Beosound Theatre」を映画館でデモンストレーション。「最強の没入感サウンドを1台で実現」

編集部:押野 由宇
Bang & Olufsenは、同社が新たに発売したサウンドバー「Beosound Theatre」のメディア向け発表会を開催した。

「Beosound Theatre」

Beosound Theatreはカスタムドライバーを含む12基のスピーカーや特許出願中の4つの音響技術を搭載し、ドルビーアトモスにも対応するサウンドバーだ。本製品の開発において込められたのが、「SOUND-ACOUSTICS」「TIMELESS DESIGN」「UNRIVALLED CRAFT」という3つの理念。すなわち、アコーステックなサウンド、優れたデザイン、クラフトマンシップだ。

「SOUND-ACOUSTICS」「TIMELESS DESIGN」「UNRIVALLED CRAFT」を開発理念に掲げる

ユニット構成としては、6.5インチカスタムメイドウーファー2基、5.25インチミッドレンジ1基、カスタムメイド同軸型センタースピーカー用1インチトゥイーター1基、3インチミッドレンジ2基、2.5インチフルレンジ4基、1インチトゥイーター2基を搭載。センターチャンネルを同軸構成とすることで、「クリアな音声」を提供する。

本体の分解図

アンプはセンターチャンネル、左/右/天井出力用に60Wのものを10基、ベース出力用に100Wのものを2基搭載している。「ルームセンス」という技術を搭載し、本体に内蔵する2つのマイク、そしてリスニングポイントに設置する1つの外部マイクを用いて、部屋の視聴環境を測定。環境に応じた最適な出力により、立体音響を実現するとしている。

外部マイクも活用した音響補正で、部屋に最適なサウンドを提供する

また、フラグシップスピーカー「Beolab 90」で開発されたビームフォーミング技術をベースに、ダイレクト/サイド/アップファイアリングスピーカーの組み合わせによる独自の立体音響技術を投入している。特許も申請中というこの技術では、スピーカーが音を出すだけでなく、ビーム幅と指向性を制御するために協働し、側壁反射の影響を低減して空間の広がりを感じさせるのだそうだ。

側面のユニットは横/上向きに角度をつけて設置されている

ほか、低域の出力調整機能「バスマネジメント」を採用。すべてのドライバーが低音の再生を担うことで、位相特性のそろった低音が実現できるとする。同社は本機の開発にあたっては「経験豊富なエンジニアと開発を進め、限界を突破できた」とアピール。「映画館のような最強の没入型サウンドを1台のサウンドバーで実現する」ことが狙いだと説明する。

「バスマネジメント」で低域の出力を調整

デザインはヨットからインスピレーションを得たという。ヨットの船底にあるキールのような形状は、アルミのブレードに載って宙に浮いているようなイメージであり、実際よりもスリムに見えるようにとの意図も込められている。この造形はデンマークの同社ファクトリーで培われたアルミの専門技術により生み出されている。

また前面にあるカバーは、デンマークの家族経営の工場でオーク無垢材から作られており、分解や交換が可能。ファブリック製のバリエーションも用意する。

今回、Beosound Theatreの発表会の会場には映画館が選ばれた。70人が収容できる空間は、当然のことながら一般家庭のホームシアター環境よりもはるかに広大。そこであえてサウンドバーのみで音を鳴らすデモンストレーションを行うことで、サウンドのパワフルさを実演した形だ。デモ再生では、特に同社が重要な要件であると考える「クリアな音声」の効果もわかりやすく、激しいシーンのなかでも人のセリフがはっきりと耳に届いてきた。
  • トピック
  • B&O

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB