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公開日 2023/03/29 12:14
アイリスグループは、東京都品川区に新オフィス「アイリスグループ目黒オフィス(以下、目黒オフィス)」を開設し、2023年3月28日(火)より稼働を開始した。報道関係を対象としたオフィス見学会が実施され、アイリスチトセ株式会社 代表取締役社長 大山紘平氏が概要について説明した。
「コミュニケーション×サステナブルで新たな価値を」をテーマに、実際の製品を体感できるショールームを兼ねた環境配慮型のライブショールームオフィス。「環境配慮」「生産性・快適性の向上」「健康」の3つをコンセプトに、ポストコロナの働き方やSDGsへの取り組みを進めたのが大きな特徴だ。コロナ禍に社内のコミュニケーション欠如が課題とされるなか、「社員が行きたくなるオフィス」を目指し、同グループの総合力を活かしたさまざまな提案が盛り込まれた。
JR目黒MARCビル13階、約618坪(約2043平米)のワンフロアに、アイリスオーヤマをはじめアイリスプラザ、アイリスフーズ、アイリスチトセ、アイリス・ファインプロダクツの5社・約180名が在籍する。
一つ目の軸「環境(SDGs)」からは、海洋プラスチック再生樹脂を使用したアイリスチトセのオフィスチェア「VIGOR-OBP」「TASQ-OBP」を執務スペースの半数以上に採用し、約462?の海洋プラスチックごみをアップサイクル。デスクやテーブルには「生産時にCO2を排出するスチールを極力減らすことにこだわった」(大山氏)と本社宮城県で管理された森から出た間伐材(FSC認証間伐材)を採用。成長期にCO2を吸収する木材に代えることで、約2トンのCO2排出削減(同社比)を実現する。
環境に配慮したオフィスにする効果のひとつとして大山氏は「社員がSDGsの取り組みを肌で感じることで、環境問題への意識を向上させていきたい」と訴えた。
二つ目の軸「生産性・快適性」では、その日の仕事内容に合わせて働く場所を自由に選択できることで生産性を高める働き方「ABW」(Activity Based Working)を導入。なかでも、「コロナ禍で浮き彫りになったコミュニケーションがとりにくくなった課題に対し、いろいろなところでコミュニケーションがとれる設計とし、コミュニケーションの質と量を増やしたい」と随所に様々なアイデアを採り入れる。
デスクのエンドには持ち運びも容易なイスを配し、偶発的なコミュニケーション “ちょいがけミーティング” が発生しやすい環境を構築。離れた大阪のチームとは専用の大きめのディスプレイの回線が常時つなげられ、同じオフィスで働いているかのように気軽にコミュニケーションをとることができる。
オンライン会議に対応した「テレキューブ」、会議などに最適な「フォーカスルーム」などミーティングも多様な用途に対応したスペースを用意。吸音性のパネルを使用した個人で集中できるスペースも窓際を中心に数多く設けられている。
「集中」「リラックス」「コミュニケーション」などの機能を用途に合わせてカスタマイズできるオフィス家具コレクション「enKAK(エンカク)」を採用し、配線・照明・空調工事などが二度手間がかからないように設計されているため、用途に合わせて容易にアップデートすることも可能だ。
快適性の面から目指したのは “社員が行きたくなるオフィス”。「テレワークが進んだことで、オフィスに戻りたくない社員側と会社側とのミスマッチが見られる」と指摘。空間デザインを手掛けるnendo社とコラボレーションしたenKAKの世界観に統一、色のトーンも2つに大きく色分けするなど居心地の良い空間を目指した。
三つ目の「健康」では、WELL認証でプラチナを取得する東京アンテナオフィス(浜松町)で実績があるノウハウを採用。大前提となるコロナ対策では、空間だけでなく壁や机の表面に存在する菌やウイルスを抑制する大規模空気清浄化の技術を搭載した「PlasmaGuard PRO アイリスエディション」、清掃業務の自動化と空間浮遊菌量や床面のウイルスを含む菌を削減できるDX清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」を導入する。
パーテーションで仕切られた閉塞的な空間とは決別したオープンで開かれた空間とし、間仕切りが必要な場面にもガラスパーテーションを採用。植栽も多く採り入れるなど、「心理的ストレスを少しでも取り除きたい」と訴える。なお、オフィス内のプロダクトはすべてアイリスグループのものが採用されているという。
アフターコロナ時代における安心・快適かつ社内コミュニケーションをより活発にするオフィス環境を提案したアイリスグループ目黒オフィス。大山氏は「5つのグループ会社がワンフロアで偶発的にコミュニケーションをとれることに価値がある。そうしたコミュニケーションが取れる環境を継続し、啓蒙していくことが大事」と力を込めた。
■オフィスの概要
正式名称:アイリスグループ 目黒オフィス
所 在 地:東京都品川区西五反田 3-5-8 JR 目黒 MARC ビル 13 階
開 設 日:2023年3月28日
従業員数:約180名(3月28日時点)
床 面 積:約617.98坪(約 2,042.91平米)
入居部署:アイリスオーヤマ、アイリスフーズ、アイリスチトセ、アイリスプラザ、アイリス・ファインプロダクツ
アクセス:JR目黒駅 徒歩7分、JR五反田駅 徒歩8分、東急目黒線不動前駅 徒歩6分
コミュニケーション×サステナブルで新たな価値を創造
アイリスグループが目黒オフィスを開設。 ポストコロナ時代に“社員が行きたくなるオフィス”
PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純■「環境配慮」「生産性・快適性の向上」「健康」がコンセプト
アイリスグループは、東京都品川区に新オフィス「アイリスグループ目黒オフィス(以下、目黒オフィス)」を開設し、2023年3月28日(火)より稼働を開始した。報道関係を対象としたオフィス見学会が実施され、アイリスチトセ株式会社 代表取締役社長 大山紘平氏が概要について説明した。
「コミュニケーション×サステナブルで新たな価値を」をテーマに、実際の製品を体感できるショールームを兼ねた環境配慮型のライブショールームオフィス。「環境配慮」「生産性・快適性の向上」「健康」の3つをコンセプトに、ポストコロナの働き方やSDGsへの取り組みを進めたのが大きな特徴だ。コロナ禍に社内のコミュニケーション欠如が課題とされるなか、「社員が行きたくなるオフィス」を目指し、同グループの総合力を活かしたさまざまな提案が盛り込まれた。
JR目黒MARCビル13階、約618坪(約2043平米)のワンフロアに、アイリスオーヤマをはじめアイリスプラザ、アイリスフーズ、アイリスチトセ、アイリス・ファインプロダクツの5社・約180名が在籍する。
一つ目の軸「環境(SDGs)」からは、海洋プラスチック再生樹脂を使用したアイリスチトセのオフィスチェア「VIGOR-OBP」「TASQ-OBP」を執務スペースの半数以上に採用し、約462?の海洋プラスチックごみをアップサイクル。デスクやテーブルには「生産時にCO2を排出するスチールを極力減らすことにこだわった」(大山氏)と本社宮城県で管理された森から出た間伐材(FSC認証間伐材)を採用。成長期にCO2を吸収する木材に代えることで、約2トンのCO2排出削減(同社比)を実現する。
環境に配慮したオフィスにする効果のひとつとして大山氏は「社員がSDGsの取り組みを肌で感じることで、環境問題への意識を向上させていきたい」と訴えた。
二つ目の軸「生産性・快適性」では、その日の仕事内容に合わせて働く場所を自由に選択できることで生産性を高める働き方「ABW」(Activity Based Working)を導入。なかでも、「コロナ禍で浮き彫りになったコミュニケーションがとりにくくなった課題に対し、いろいろなところでコミュニケーションがとれる設計とし、コミュニケーションの質と量を増やしたい」と随所に様々なアイデアを採り入れる。
デスクのエンドには持ち運びも容易なイスを配し、偶発的なコミュニケーション “ちょいがけミーティング” が発生しやすい環境を構築。離れた大阪のチームとは専用の大きめのディスプレイの回線が常時つなげられ、同じオフィスで働いているかのように気軽にコミュニケーションをとることができる。
オンライン会議に対応した「テレキューブ」、会議などに最適な「フォーカスルーム」などミーティングも多様な用途に対応したスペースを用意。吸音性のパネルを使用した個人で集中できるスペースも窓際を中心に数多く設けられている。
「集中」「リラックス」「コミュニケーション」などの機能を用途に合わせてカスタマイズできるオフィス家具コレクション「enKAK(エンカク)」を採用し、配線・照明・空調工事などが二度手間がかからないように設計されているため、用途に合わせて容易にアップデートすることも可能だ。
快適性の面から目指したのは “社員が行きたくなるオフィス”。「テレワークが進んだことで、オフィスに戻りたくない社員側と会社側とのミスマッチが見られる」と指摘。空間デザインを手掛けるnendo社とコラボレーションしたenKAKの世界観に統一、色のトーンも2つに大きく色分けするなど居心地の良い空間を目指した。
三つ目の「健康」では、WELL認証でプラチナを取得する東京アンテナオフィス(浜松町)で実績があるノウハウを採用。大前提となるコロナ対策では、空間だけでなく壁や机の表面に存在する菌やウイルスを抑制する大規模空気清浄化の技術を搭載した「PlasmaGuard PRO アイリスエディション」、清掃業務の自動化と空間浮遊菌量や床面のウイルスを含む菌を削減できるDX清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」を導入する。
パーテーションで仕切られた閉塞的な空間とは決別したオープンで開かれた空間とし、間仕切りが必要な場面にもガラスパーテーションを採用。植栽も多く採り入れるなど、「心理的ストレスを少しでも取り除きたい」と訴える。なお、オフィス内のプロダクトはすべてアイリスグループのものが採用されているという。
アフターコロナ時代における安心・快適かつ社内コミュニケーションをより活発にするオフィス環境を提案したアイリスグループ目黒オフィス。大山氏は「5つのグループ会社がワンフロアで偶発的にコミュニケーションをとれることに価値がある。そうしたコミュニケーションが取れる環境を継続し、啓蒙していくことが大事」と力を込めた。
■オフィスの概要
正式名称:アイリスグループ 目黒オフィス
所 在 地:東京都品川区西五反田 3-5-8 JR 目黒 MARC ビル 13 階
開 設 日:2023年3月28日
従業員数:約180名(3月28日時点)
床 面 積:約617.98坪(約 2,042.91平米)
入居部署:アイリスオーヤマ、アイリスフーズ、アイリスチトセ、アイリスプラザ、アイリス・ファインプロダクツ
アクセス:JR目黒駅 徒歩7分、JR五反田駅 徒歩8分、東急目黒線不動前駅 徒歩6分
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