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公開日 2023/09/06 00:00
独自のボイスコントロール技術にも対応
Skullcandy、ANC搭載の “震えるヘッドホン” 最上位モデル「Crusher ANC 2」。 重低音も機能性もさらに充実
編集部 : 伴 修二郎
Skullcandy Japanは、Skullcandy(スカルキャンディー)のヘッドホン“Crusherシリーズ”の最上位モデル「Crusher ANC 2」を9月15日(金)より発売する。価格は43,800円(税込)。
「Crusher ANC 2」は、低音に連動して振動する特許取得済の技術「クラッシャーベース機能」を搭載するヘッドホン“Crusherシリーズ”の新モデル。同シリーズはこれまで10年以上にわたり、「Crusher Wireless」「Crusher Evo」など6モデルを展開しており、Crusher ANC 2は7世代目にあたるという。
Crusher ANC 2では、2019年に発売した「Crusher ANC」をベースに、各種性能をアップグレード。「振動するクラッシャーベース」「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」「パーソナルサウンド」の3つのテクノロジーがより進化したほか、新機能も多数搭載している。
低音再生に連動して振動する機能「クラッシャーベース」では、新しい40mm径ドライバーを搭載したことで、クラッシャーベースのダンピングが飛躍的に向上。これにより、正確で歪みのないクリアな“振動する重低音”を響かせるとアピールする。
また、ANCと併用することが可能で、組み合わさることでよりクリアで臨場感あるサウンドを実現。ライブ視聴や映画観賞、ゲームプレイなどあらゆるシーンで没入感ある体験が味わえるという。振動の効き具合は左イヤーカップのホイール、もしくは後述するボイスコントロール機能や専用アプリ「Skull-iQ APP」のスライダーから調整できる。
ノイズキャンセリングでは、従来通りANC用の4基のマイクを内蔵。新たにアプリ上でANCの強さを調整することが可能となり、周囲の騒音環境に合わせて最適な設定が行える。また、前モデルよりもホワイトノイズを抑制するほか、上述したクラッシャーベースの反響音を打ち消す効果をもたらすことで、クリアな高音と力強い重低音を実現するという。
ユーザーごとに合わせて音質を最適化するパーソナルサウンドでは、今回新たにデジタル聴力アプリ「Mimi」と連携。Skull-iQアプリ内のパーソナルサウンドにてユーザーの聴力を測定し、測定結果に基づいて専用の音質へと改善するサウンドプロファイルを作成することで、聞き取りづらかった音や今まで聞こえていなかった音が聞こえるようになるという。なお、サウンドプロファイルはヘッドホンに直接保存されるため、都度アプリを立ち上げる必要はない。
新たな機能も多数搭載。最大2台までのデバイスと同時接続が可能なマルチポイント接続に対応し、複数のデバイスをスムーズに切り替えながら使用できる。通話面ではクリアボイススマートマイクを搭載。人工知能を利用して周囲のノイズを低減し、話者の声とノイズを分離させることで、クリアな音声通話が行えるとする。
連続再生時間は、前モデルの最大24時間から最大60時間(ANCオフ時)まで向上。ANCオン時でも最大50時間までの長時間再生を実現した。10分間の充電で最大4時間再生が行える急速充電もサポートする。周囲の音を取り込む「外部音取り込み」モードも搭載し、取り入れたい外部音の量をアプリから調整することができる。
操作面では、本体に配置されたボタンから各種操作が可能。加えて、独自のハンズフリーボイスコントロール「Skull-iQ スマートテクノロジー」に対応する。「ヘイ!スカルキャンディー」と呼びかけることで、再生停止や着信応答から、音量調整、クラッシャーの振動調節などを本体に触れることなく操作できる。
装着性の面では、新たに低反発で肉厚なイヤーパッドを装備。前モデルより大型化しており、より安定感のあるソフトな着け心地を実現するという。また、ヘッドバンドは折れにくい耐久性のあるメタルスライダーに加えて、頭部の反発を抑えるニット素材のクッションを採用することで、前モデルよりも快適に着用できるとしている。
反転型のスイーベル構造を採用することで、ヘッドホン自体をコンパクトに折りたたむことが可能。付属する丈夫なトラベルケースに収納することで、製品を傷つけることなく簡単に持ち運ぶこともできる。
「Skull-iQ」アプリでは、本体のボタンに割り当てられた機能を自分好みにカスタマイズ可能。曲送りや音量調整、Spotify Tap、外部音取り込み機能の切り替え、音声アシスタントの起動など各種音声操作のほか、接続したスマホのカメラのシャッターを切る「Take Photo(写真を撮る)」といった操作も自由に割り当てられる。
3つの標準イコライザー設定とカスタム設定にも対応。音楽観賞に最適な「音楽モード」や、低音を抑制して声が聞き取りやすくなる「ポッドキャストモード」、迫力あるサウンドを楽しめる「映画モード」に加えて、5つのバンドから自分の好みに音質を調整できる「カスタムイコライザーモード」を備える。
そのほか、忘れ物防止アプリ「Tile」機能も搭載。Crusher ANC 2を紛失した場合に、アプリから接続が切れたおおよその場所を辿ったり、ヘッドホンからアラーム音を鳴らして探索が行える。
USB-C充電ポートと、有線接続用の3.5mm AUXポートも装備。Bluetoothバージョンは5.2、コーデックはSBC/AACをサポートする。インピーダンスは32Ω。本体質量は約332g。パッケージは100%リサイクルな素材を採用し、サスティナビリティにも配慮している。
昨日9月5日に、原宿に位置するSkullcandy Japan本社にて、メディア向け発表会が開催。「Crusher ANC 2」についてプレゼンテーションが実施された。
“Crusherシリーズ”は、Crusher ANC 2を含めて7世代にわたる進化を遂げてきた、同社を代表する人気ヘッドホンシリーズと説明。特に2020年に発売された「Crusher Evo」は生産が追いつかず、本国Skullcandyの公式サイトにて完売。Tik Tok動画のバズり需要もあり、急速に拡大していったという。
シリーズの具体的な実績として、2021年には37億円以上の売上を実現し、年々とユーザーが増え続けているとアピール。新型コロナウイルスによるパンデミック期間中においてもCrusherシリーズの需要は伸び続け、完売が続く状況が続いていたとのこと。
今回「Crusher ANC 2」の開発にあたり、同社はワイヤレスヘッドホン需要に関する調査を実施。同社の調べによれば、ANC搭載ワイヤレスヘッドホンの平均単価は約200ドルで、売上実績でも200ドル以上のモデルが62.4%のシェアを獲得。そして、販売されているワイヤレスヘッドホンのうち70%は、ANC機能を搭載しているモデルだという。
また、アメリカ本国で約2,600人のユーザー対してワイヤレスヘッドホンに「必須」もしくは「あったら便利」な機能を調査した結果、約76%が「1日以上駆動するバッテリー容量」、約68%が「快適な装着性」、56%が「ANC」を重要視していた。これらの市場調査を踏まえ、Crusher ANC 2に搭載する各種機能を決定したそうだ。
アップグレードされた既存機能についても言及された。ANC機能については、「クラッシャーベースによる反響音をANCで打ち消すことで、従来よりもクラッシャーベースのサウンドをよりクリアに届けることができるのが本機の大きなポイント」と効果を強調する。
また、新たにANCの強さを調整することが可能になったことで、「飛行機に乗る際はすごく強めたり、耳が疲れてきた際には少し弱くするなど、状況によって調整できることで、ノイズキャンセリングの活用の幅が広がった」と述べた。
パーソナルサウンドでは、2022年時で150か国、100万台以上のデバイスで利用され、200万件以上の聴力テストを実施した聴力テストアプリ「Mimi」の採用をアピール。前モデルで採用されたaudioduo社の技術との主な違いとして、聴力テストの前に年齢を選択でき、よりパーソナルな調整が行えるようになったことが挙げられた。
本発表会では一足先に、Crusher ANC 2の実機に触れることができた。まずは進化した「クラッシャーベース」の効果を試聴してみると、重低音に反応して生まれる心地よい振動は、まさにクラブ内で大型スピーカーを前にした感覚に近い。あのビリビリと顔にまとわりつくような重低音に近い体験が味わえた。
また、ANC機能の効果や確かな密閉感も相まり、環境音がほぼ気にならないためか、想像していたよりも見通しのよいクリアなサウンドも印象的。EDMやヒップホップはもちろんのこと、ロックやポップスなど幅広いジャンルを気持ちよく聴けそうだ。Netflixでアニメを視聴してみても大きな遅延は感じられず、震える重低音による没入感は圧巻。同社スタッフも「音楽のみならず、映画やゲームプレイにも適している」と力を込めていた。
「Crusher ANC 2」は、低音に連動して振動する特許取得済の技術「クラッシャーベース機能」を搭載するヘッドホン“Crusherシリーズ”の新モデル。同シリーズはこれまで10年以上にわたり、「Crusher Wireless」「Crusher Evo」など6モデルを展開しており、Crusher ANC 2は7世代目にあたるという。
Crusher ANC 2では、2019年に発売した「Crusher ANC」をベースに、各種性能をアップグレード。「振動するクラッシャーベース」「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」「パーソナルサウンド」の3つのテクノロジーがより進化したほか、新機能も多数搭載している。
低音再生に連動して振動する機能「クラッシャーベース」では、新しい40mm径ドライバーを搭載したことで、クラッシャーベースのダンピングが飛躍的に向上。これにより、正確で歪みのないクリアな“振動する重低音”を響かせるとアピールする。
また、ANCと併用することが可能で、組み合わさることでよりクリアで臨場感あるサウンドを実現。ライブ視聴や映画観賞、ゲームプレイなどあらゆるシーンで没入感ある体験が味わえるという。振動の効き具合は左イヤーカップのホイール、もしくは後述するボイスコントロール機能や専用アプリ「Skull-iQ APP」のスライダーから調整できる。
ノイズキャンセリングでは、従来通りANC用の4基のマイクを内蔵。新たにアプリ上でANCの強さを調整することが可能となり、周囲の騒音環境に合わせて最適な設定が行える。また、前モデルよりもホワイトノイズを抑制するほか、上述したクラッシャーベースの反響音を打ち消す効果をもたらすことで、クリアな高音と力強い重低音を実現するという。
ユーザーごとに合わせて音質を最適化するパーソナルサウンドでは、今回新たにデジタル聴力アプリ「Mimi」と連携。Skull-iQアプリ内のパーソナルサウンドにてユーザーの聴力を測定し、測定結果に基づいて専用の音質へと改善するサウンドプロファイルを作成することで、聞き取りづらかった音や今まで聞こえていなかった音が聞こえるようになるという。なお、サウンドプロファイルはヘッドホンに直接保存されるため、都度アプリを立ち上げる必要はない。
新たな機能も多数搭載。最大2台までのデバイスと同時接続が可能なマルチポイント接続に対応し、複数のデバイスをスムーズに切り替えながら使用できる。通話面ではクリアボイススマートマイクを搭載。人工知能を利用して周囲のノイズを低減し、話者の声とノイズを分離させることで、クリアな音声通話が行えるとする。
連続再生時間は、前モデルの最大24時間から最大60時間(ANCオフ時)まで向上。ANCオン時でも最大50時間までの長時間再生を実現した。10分間の充電で最大4時間再生が行える急速充電もサポートする。周囲の音を取り込む「外部音取り込み」モードも搭載し、取り入れたい外部音の量をアプリから調整することができる。
操作面では、本体に配置されたボタンから各種操作が可能。加えて、独自のハンズフリーボイスコントロール「Skull-iQ スマートテクノロジー」に対応する。「ヘイ!スカルキャンディー」と呼びかけることで、再生停止や着信応答から、音量調整、クラッシャーの振動調節などを本体に触れることなく操作できる。
装着性の面では、新たに低反発で肉厚なイヤーパッドを装備。前モデルより大型化しており、より安定感のあるソフトな着け心地を実現するという。また、ヘッドバンドは折れにくい耐久性のあるメタルスライダーに加えて、頭部の反発を抑えるニット素材のクッションを採用することで、前モデルよりも快適に着用できるとしている。
反転型のスイーベル構造を採用することで、ヘッドホン自体をコンパクトに折りたたむことが可能。付属する丈夫なトラベルケースに収納することで、製品を傷つけることなく簡単に持ち運ぶこともできる。
「Skull-iQ」アプリでは、本体のボタンに割り当てられた機能を自分好みにカスタマイズ可能。曲送りや音量調整、Spotify Tap、外部音取り込み機能の切り替え、音声アシスタントの起動など各種音声操作のほか、接続したスマホのカメラのシャッターを切る「Take Photo(写真を撮る)」といった操作も自由に割り当てられる。
3つの標準イコライザー設定とカスタム設定にも対応。音楽観賞に最適な「音楽モード」や、低音を抑制して声が聞き取りやすくなる「ポッドキャストモード」、迫力あるサウンドを楽しめる「映画モード」に加えて、5つのバンドから自分の好みに音質を調整できる「カスタムイコライザーモード」を備える。
そのほか、忘れ物防止アプリ「Tile」機能も搭載。Crusher ANC 2を紛失した場合に、アプリから接続が切れたおおよその場所を辿ったり、ヘッドホンからアラーム音を鳴らして探索が行える。
USB-C充電ポートと、有線接続用の3.5mm AUXポートも装備。Bluetoothバージョンは5.2、コーデックはSBC/AACをサポートする。インピーダンスは32Ω。本体質量は約332g。パッケージは100%リサイクルな素材を採用し、サスティナビリティにも配慮している。
■Skullcandy Japan本社にてメディア向け発表会を開催
昨日9月5日に、原宿に位置するSkullcandy Japan本社にて、メディア向け発表会が開催。「Crusher ANC 2」についてプレゼンテーションが実施された。
“Crusherシリーズ”は、Crusher ANC 2を含めて7世代にわたる進化を遂げてきた、同社を代表する人気ヘッドホンシリーズと説明。特に2020年に発売された「Crusher Evo」は生産が追いつかず、本国Skullcandyの公式サイトにて完売。Tik Tok動画のバズり需要もあり、急速に拡大していったという。
シリーズの具体的な実績として、2021年には37億円以上の売上を実現し、年々とユーザーが増え続けているとアピール。新型コロナウイルスによるパンデミック期間中においてもCrusherシリーズの需要は伸び続け、完売が続く状況が続いていたとのこと。
今回「Crusher ANC 2」の開発にあたり、同社はワイヤレスヘッドホン需要に関する調査を実施。同社の調べによれば、ANC搭載ワイヤレスヘッドホンの平均単価は約200ドルで、売上実績でも200ドル以上のモデルが62.4%のシェアを獲得。そして、販売されているワイヤレスヘッドホンのうち70%は、ANC機能を搭載しているモデルだという。
また、アメリカ本国で約2,600人のユーザー対してワイヤレスヘッドホンに「必須」もしくは「あったら便利」な機能を調査した結果、約76%が「1日以上駆動するバッテリー容量」、約68%が「快適な装着性」、56%が「ANC」を重要視していた。これらの市場調査を踏まえ、Crusher ANC 2に搭載する各種機能を決定したそうだ。
アップグレードされた既存機能についても言及された。ANC機能については、「クラッシャーベースによる反響音をANCで打ち消すことで、従来よりもクラッシャーベースのサウンドをよりクリアに届けることができるのが本機の大きなポイント」と効果を強調する。
また、新たにANCの強さを調整することが可能になったことで、「飛行機に乗る際はすごく強めたり、耳が疲れてきた際には少し弱くするなど、状況によって調整できることで、ノイズキャンセリングの活用の幅が広がった」と述べた。
パーソナルサウンドでは、2022年時で150か国、100万台以上のデバイスで利用され、200万件以上の聴力テストを実施した聴力テストアプリ「Mimi」の採用をアピール。前モデルで採用されたaudioduo社の技術との主な違いとして、聴力テストの前に年齢を選択でき、よりパーソナルな調整が行えるようになったことが挙げられた。
本発表会では一足先に、Crusher ANC 2の実機に触れることができた。まずは進化した「クラッシャーベース」の効果を試聴してみると、重低音に反応して生まれる心地よい振動は、まさにクラブ内で大型スピーカーを前にした感覚に近い。あのビリビリと顔にまとわりつくような重低音に近い体験が味わえた。
また、ANC機能の効果や確かな密閉感も相まり、環境音がほぼ気にならないためか、想像していたよりも見通しのよいクリアなサウンドも印象的。EDMやヒップホップはもちろんのこと、ロックやポップスなど幅広いジャンルを気持ちよく聴けそうだ。Netflixでアニメを視聴してみても大きな遅延は感じられず、震える重低音による没入感は圧巻。同社スタッフも「音楽のみならず、映画やゲームプレイにも適している」と力を込めていた。
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