トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2024/04/18 19:24
従来機ユーザーへのバージョンアップも

Brise Audio、ポタアン「TSURANAGI」に“バージョン2”モデル。ゲイン低下など改良

編集部:小野佳希
ブリスオーディオは、ポータブルオーディオ環境における理想の音質を求めて開発したというポータブルアナログヘッドホンアンプ「TSURANAGI」を、さらに改良した“Version2モデル”として、「TSURANAGI-V2」を4月19日正午より受注開始する。オープン価格だが税込40万円前後での実売が予想される。初回出荷は6月中旬を予定している。

TSURANAGI-V2

なお、従来モデルの「TSURANAGI」ユーザーに対しては有償バージョンアップサービスを用意。外装フル交換、基板上の必要パーツ交換、バッテリーの新品交換、ファームウェアのバージョンアップを行うサービスを10万円(税込)で提供する。

初代モデルからの主な変更点は「ゲインを6dB低下」「ボリュームカーブ変更」「レーザー刻印へ変更」の3点。ゲイン低下については、値の異なる新しい抵抗を使用することでゲインレベルが下がり、高感度なイヤホンでもノイズを感じにくいようにしたという。

イヤホンとプレーヤーを接続したところ

具体的には、ゲインを従来の10.5dBから4.5dBに下げており、これによってノイズを45%低減したと同社は説明。ゲインが下がると音圧を確保しづらくはなるが、現代のプレーヤーは高出力なため、十分だと判断したという。なお、初代モデルのゲインが10.5dBだった点について、数百Ωのヘッドホンを低出力のプレーヤーでも使用できることを想定し、ゲインを高めに設定していたと説明している。

ボリュームカーブ変更は、音量調整しやすさの向上を狙ったものであるとのこと。従来は小音量域では早く上がるカーブだったが、高感度なイヤホンでは調整しづらいことがあり、直線的なカーブに変更したのだという。なお最小音量と最大音量は変更していない。

そして、ケースの刻印をレーザー刻印へ変更することで印字の耐久性を向上。印字のデザインも変更し、よりシンプルにした。

「TSURANAGI」は、イヤホンケーブル/ポータブル用ラインケーブルのハイエンドモデルの開発用評価機を兼ね、ポータブルオーディオ環境における理想の音質を求めて開発したというブランド初のポータブルアナログヘッドホンアンプ。

入力端子は3.5mmアンバランス/4.4mmバランス、出力端子は2.5mmバランス/4.4mmバランスを搭載。入力信号をいったんアンバランス変換して電圧増幅した後、改めてバランス変換と電流増幅を行うという設計により、低歪と低ノイズを両立すると同時に、アンバランス入力も高精度にバランス信号へ変換、出力することができる。

ほか、同ブランドのハイエンドケーブルと同等の線材や電磁波吸収シールド材などの採用、左右chごとに独立させた電源回路、両電源及びDCサーボ搭載による入出力カップリングコンデンサの排除など、各部で低歪/低ノイズを徹底。“ソースの情報を余すことなく表現する”としている。連続再生時間は最長約8時間で、充電端子はUSB Type-Cを採用する。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB