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公開日 2024/07/27 17:29
STAXのエントリー機「SRS-X1000」にも注目
<ヘッドフォン祭>フォステクス、藍染めヘッドホンお披露目/ティアック新クロック「CG-10M-X」が早速登場
編集部:杉山康介
ポータブルオーディオ製品の展示会イベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が、本日7月27日に東京・ステーションコンファレンス東京にて開催。本稿では606号室のフォステクス、Meze Audio、ティアック、STAX、HIFIMAN、Bower & Wilkins/Denonブースの模様を紹介したい。
フォステクスは先日発表したばかりの新フラグシップヘッドホン「TH1000RP」「TH1100RP」を展示。今回が初お披露目だったこともあり、開場直後から多くの方が試聴に訪れていた。
最大の特徴となるのが、全面刷新された新型の平面振動板RPドライバーを搭載することだ。今までのモデルでも随時改良などは行なってきたが、イチから新規開発したのは実に20数年ぶりとのこと。ユーザーからも「RPドライバーの新開発はまだですか?」という声が多く寄せられていたそうで、フォステクスファンにとっては待ちに待ったモデルと言えるのだろう。
また、藍染めされた無垢材ハウジングも大きなポイント。徳島の阿波藍を用いているのだが、本機にあわせるために専用の藍を育ててもらうところから始まっているうえ、ジーンズなどで用いるものとは異なる、専用の製法で染料を作るなど、徹底したこだわりがなされているとのこと。
実際、試聴した方からも良い反応を得られているそうで、参加者のみならず、他メーカーなど“同業者”が試聴にくる姿も見受けられた。
Meze Audioは、新ヘッドホン「105AER」やエントリーIEM「ALBA」を参考出展。105AERは為替の変動が激しいことなどもあり、価格や発売時期がなかなか見えない状態らしいが、ALBAは「8月末くらいに3万円を切る価格で発売する予定」だと語っていた。
また、同ブースには完実電気のブランド・PERFECTIONの「AMORCRYSTAL」が展示。ケーブルを通すことでケーブルから発生する高周波ノイズをジュール熱に変換・放出し、ノイズを除去することができるというアクセサリー製品で、大小様々なラインナップを揃えるため、例えば最小サイズのものをイヤホンの左右ケーブルに通したりと、ポータブルオーディオにも活用できるという。
大きめのものを選んで、ケーブルを複数回通せばより強い効果を得ることも可能。ただし「ノイズが取れてスッキリする反面、やりすぎると音痩せしたように感じる場合があるかもしれない。逆に言えば、巻く回数の調節などで好みに合わせて調整などもできる」という。価格は税込3,850円からで、9月の発売を予定している。
ティアックからは、本日27日発売の新マスタークロックジェネレーター「CG-10M-X」が登場。試聴も可能で、外部クロックの有無でどれだけ音が変わるかを試すことができる貴重な場となっていた。
また、8月発売予定のUSB-DAC「UD-507」、かねてよりイベントに登場しているヘッドホンアンプ「HA-507」も出展。HA-507は今回で最終バージョンになったとのことで、「秋頃には発売できそうな見込み。価格は税込30万円いかないくらいと、UD-507よりは抑えられると思う」とのことだ。
STAXはエントリーモデルの「SRS-X1000」からフラグシップモデル「SR-X9000」までのフルラインナップで登場。中でも注目なのが、今年5月に“静電型イヤースピーカー新世代入門機”として発売されたSRS-X1000だ。
発売直後から絶大な人気を誇るという本機だが、なんでも「このヘッドホンが良いと聞いたけど、一体どうやって使うんですか?」と問い合わせが来るなど、オーディオに詳しくない方にまで届くほどの広がりを見せているという。
担当者も「SRS-X1000をきっかけにして、STAXの魅力を知ってもらえたら嬉しい」と語っていた。
HIFIMANは、静電型ヘッドホンの新フラグシップモデル「SUSVARA UNVEILED」/新エントリーモデル「MINI SHANGRI-LA」を中心としたラインナップを展開。中でもSUSVARA UNVEILEDは7月12日に発売したばかり、かつ税込118.8万円とかなりの高額ながら、「予想を超える売れ行き」だという。
MINI SHANGRI-LAも好評を博しているとのことで、「静電型ヘッドホンの良さはそのまま、セットで約39万円という価格を実現していることに驚いてもらえるのでは」と自信を見せていた。
■フォステクスは新規開発RPドライバー搭載&藍染めフラグシップヘッドホン初お披露目
フォステクスは先日発表したばかりの新フラグシップヘッドホン「TH1000RP」「TH1100RP」を展示。今回が初お披露目だったこともあり、開場直後から多くの方が試聴に訪れていた。
最大の特徴となるのが、全面刷新された新型の平面振動板RPドライバーを搭載することだ。今までのモデルでも随時改良などは行なってきたが、イチから新規開発したのは実に20数年ぶりとのこと。ユーザーからも「RPドライバーの新開発はまだですか?」という声が多く寄せられていたそうで、フォステクスファンにとっては待ちに待ったモデルと言えるのだろう。
また、藍染めされた無垢材ハウジングも大きなポイント。徳島の阿波藍を用いているのだが、本機にあわせるために専用の藍を育ててもらうところから始まっているうえ、ジーンズなどで用いるものとは異なる、専用の製法で染料を作るなど、徹底したこだわりがなされているとのこと。
実際、試聴した方からも良い反応を得られているそうで、参加者のみならず、他メーカーなど“同業者”が試聴にくる姿も見受けられた。
■Meze Audioの新ヘッドホン/イヤホンが参考出展。PERFECTIONのノイズ除去アクセサリーも
Meze Audioは、新ヘッドホン「105AER」やエントリーIEM「ALBA」を参考出展。105AERは為替の変動が激しいことなどもあり、価格や発売時期がなかなか見えない状態らしいが、ALBAは「8月末くらいに3万円を切る価格で発売する予定」だと語っていた。
また、同ブースには完実電気のブランド・PERFECTIONの「AMORCRYSTAL」が展示。ケーブルを通すことでケーブルから発生する高周波ノイズをジュール熱に変換・放出し、ノイズを除去することができるというアクセサリー製品で、大小様々なラインナップを揃えるため、例えば最小サイズのものをイヤホンの左右ケーブルに通したりと、ポータブルオーディオにも活用できるという。
大きめのものを選んで、ケーブルを複数回通せばより強い効果を得ることも可能。ただし「ノイズが取れてスッキリする反面、やりすぎると音痩せしたように感じる場合があるかもしれない。逆に言えば、巻く回数の調節などで好みに合わせて調整などもできる」という。価格は税込3,850円からで、9月の発売を予定している。
■ティアック新クロック「CG-10M-X」早速登場。「HA-507」は「秋頃発売できそう」
ティアックからは、本日27日発売の新マスタークロックジェネレーター「CG-10M-X」が登場。試聴も可能で、外部クロックの有無でどれだけ音が変わるかを試すことができる貴重な場となっていた。
また、8月発売予定のUSB-DAC「UD-507」、かねてよりイベントに登場しているヘッドホンアンプ「HA-507」も出展。HA-507は今回で最終バージョンになったとのことで、「秋頃には発売できそうな見込み。価格は税込30万円いかないくらいと、UD-507よりは抑えられると思う」とのことだ。
■STAX「SRS-X1000」は“非オーディオマニア”に届くほどの人気ぶり
STAXはエントリーモデルの「SRS-X1000」からフラグシップモデル「SR-X9000」までのフルラインナップで登場。中でも注目なのが、今年5月に“静電型イヤースピーカー新世代入門機”として発売されたSRS-X1000だ。
発売直後から絶大な人気を誇るという本機だが、なんでも「このヘッドホンが良いと聞いたけど、一体どうやって使うんですか?」と問い合わせが来るなど、オーディオに詳しくない方にまで届くほどの広がりを見せているという。
担当者も「SRS-X1000をきっかけにして、STAXの魅力を知ってもらえたら嬉しい」と語っていた。
■HIFIMAN新フラグシップヘッドホン「SUSVARA UNVEILED」は「予想を超える売れ行き」
HIFIMANは、静電型ヘッドホンの新フラグシップモデル「SUSVARA UNVEILED」/新エントリーモデル「MINI SHANGRI-LA」を中心としたラインナップを展開。中でもSUSVARA UNVEILEDは7月12日に発売したばかり、かつ税込118.8万円とかなりの高額ながら、「予想を超える売れ行き」だという。
MINI SHANGRI-LAも好評を博しているとのことで、「静電型ヘッドホンの良さはそのまま、セットで約39万円という価格を実現していることに驚いてもらえるのでは」と自信を見せていた。