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公開日 2024/07/27 19:51
DUNU初のヘッドホンなども登場
<ヘッドフォン祭>LEPICから「DAC POCKET」大型ドングルDAC対応モデル登場/SeeAudioの “問題作”「Strawberry π」
編集部:杉山康介
ポータブルオーディオ製品の展示会イベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が、本日7月27日に東京・ステーションコンファレンス東京にて開催。本稿では605号室のピクセル、final、リアルアシスト、サウンドアース、エミライ、コペックジャパン、ブライトーンブースの模様を紹介したい。
ピクセルのブースでは、新作イヤホン「Typ622」をはじめとしたMADOOの各種ラインナップや、アクセサリーブランド・LEPICの製品を展示。初お披露目となるのが、LEPICの「DAC POCKET LARGE」だ。
DAC POCKETはドングル型(スティック型)DACをスマホと一体化できる製品だが、iBasso Audio「DC Elite」など、ここ最近増えてきている大型のハイエンドドングルDACに対応したモデルがラインナップされるかたち。今年前半に取り扱いを開始した頃、ユーザーと「最近大型ドングルDAC多いですよね」という話をしたことをメーカーに伝えたところ、即商品化が決まったそうだ。
DAC収納用のゴムバンドが大きくなっているのに加え、重さに対応できるよう、音質に影響を与えない範囲でマグネットを強化するなどの工夫が施されているという。価格は3,600円程度、8月末ごろの発売を予定する。
また、“空間音響イヤーピース” 「nuon」も一挙ラインナップ。従来のイヤーピースがイヤホン本来の素性を引き出す方向なのに対し、本製品はノズル先端部をあえて狭め、音を反射させて積極的にサウンドキャラクターを変えるため、メーカーでは “第3世代イヤーピース” と称しているとのこと。
通常のイヤホン向けモデルに加え、AirPods Pro用モデルとしてビデオ会議などの際に声が聞こえやすくなる「VOISE+」を用意するところもポイント。どれも8月中の発売予定で、通常イヤホン用は3,300円程度、AirPods用モデルは3,600 - 3,700円程度を見込んでいるそう。
finalは有線イヤホン “Sシリーズ” や、指で潰さずに装着できるフォームタイプのイヤーピース「Fusion-G」を参考出展。担当者はSシリーズについて「ここしばらくfinalはダイナミックドライバーを中心に開発してきた。その中で得た知見を活かしたBA機」だとしており、試聴した方からも良い評価をいただけているという。
また、REBブランドの完全ワイヤレス「GEAR01」に低遅延ゲーミングモードを搭載したモデルを参考出展。価格は据え置きで秋口の発売を予定、現在のゲーミングモード非搭載モデルと置き換えるかたちで販売するとのことだ。
さらに本日、finalは急遽「D8000」の後継モデル「D8000 DC」を発表し、ゲリラ試聴会を開催した。D8000 DCの詳細については別項で紹介しているためそちらをご覧いただきたい。
リアルアシストは、634earsやSeeAudioといった同社取り扱いブランドの製品を展示。634earsからは、「LOAK2」の筐体に真鍮を採用したモデルや「MIROAK-II Japan Limited」のオープンタイプを参考出展。どちらも価格や販売時期は未定だという。
そしてSeeAudioからは6BAイヤホン「Strawberry π」が参考出展。ポップボーカル特化という尖ったチューニングで、エンジニアが「別に売れなくてもいい」と言っている “問題作” らしく、試聴した方のリアクションも賛否両論だそう。
こちらは23万円程度の価格で秋口の発売を予定。気になる方はイベントなどで見かけた際に是非とも聴いてみて欲しい。
サウンドアースからは、DUNUブランド初のヘッドホン「嵐」とヘッドホンアンプ「V53」が登場。嵐は平面駆動型のヘッドホンで、25万円程度での販売を予定。発売時期はまだ未定で、現在サウンドなどの調整を行っているところだそう。
また「V53」は据え置き級のサイズながらバッテリーを搭載したヘッドホンアンプだという。バッテリー搭載の理由は確認できていないそうだが、日本で発売するにあたっては、PSEなどの観点からバッテリー非搭載での販売になりそうとのこと。こちらは30万円強くらいの値段で発売予定、時期は未定どなっている。
もう一つ、1DDイヤホン「KIMA2」もお披露目されていた。こちらは8 - 9月ごろに2万円程度での発売を予定しているそうだ。
エミライはFIIOやiFi Audio、Chord Electronicsといった取り扱いブランドの各種製品を展示。FIIOからはヘッドホンアンプ「K11」のDACをR2Rラダータイプにしたバリエーションモデル「K11 R2R」やBluetoothアンプ「BTR13」、Bluetoothレシーバー「BT11」などの製品の参考展示が行われた。
またiFi Audioからは、デスクトップオーディオ “ZENシリーズ” 第3世代のヘッドホンアンプ「ZEN CAN 3」、およびBluetoothレシーバー「ZEN Blue 3」が登場。それぞれ夏から秋にかけて発売する予定で調整中。国外での価格は299ドルだが、為替などもあり日本円でどうなるかについても調整しているところだという。
コペックジャパンは、Cayinの据え置きシステム「iDAP-8」「iDAC-8」「iHA-8」を参考出展。これまでもイベントで度々披露してきたモデルだが、秋から冬にかけての発売を予定しているという。
ただし、このうちオーディオプレーヤーのiDAP-8については、「Cayinユーザーであればポータブルプレーヤーを持っているケースが多く、それでも事足りる」ため、国内販売するか否か協議中だそうだ。
ブライトーンはZMF Headphonesの新製品「Bokeh」を出展。ブランド初のポータブルを意識したヘッドホンということで、約490gの本体質量や柔らかいイヤーパッドから、重厚な見た目に反して軽い装着感も特徴のひとつだ。
■LEPICから大型ドングルDAC用の「DAC POCKET」登場
ピクセルのブースでは、新作イヤホン「Typ622」をはじめとしたMADOOの各種ラインナップや、アクセサリーブランド・LEPICの製品を展示。初お披露目となるのが、LEPICの「DAC POCKET LARGE」だ。
DAC POCKETはドングル型(スティック型)DACをスマホと一体化できる製品だが、iBasso Audio「DC Elite」など、ここ最近増えてきている大型のハイエンドドングルDACに対応したモデルがラインナップされるかたち。今年前半に取り扱いを開始した頃、ユーザーと「最近大型ドングルDAC多いですよね」という話をしたことをメーカーに伝えたところ、即商品化が決まったそうだ。
DAC収納用のゴムバンドが大きくなっているのに加え、重さに対応できるよう、音質に影響を与えない範囲でマグネットを強化するなどの工夫が施されているという。価格は3,600円程度、8月末ごろの発売を予定する。
また、“空間音響イヤーピース” 「nuon」も一挙ラインナップ。従来のイヤーピースがイヤホン本来の素性を引き出す方向なのに対し、本製品はノズル先端部をあえて狭め、音を反射させて積極的にサウンドキャラクターを変えるため、メーカーでは “第3世代イヤーピース” と称しているとのこと。
通常のイヤホン向けモデルに加え、AirPods Pro用モデルとしてビデオ会議などの際に声が聞こえやすくなる「VOISE+」を用意するところもポイント。どれも8月中の発売予定で、通常イヤホン用は3,300円程度、AirPods用モデルは3,600 - 3,700円程度を見込んでいるそう。
■final、BAイヤホン新モデル「Sシリーズ」など出展。REBのゲーミングモード搭載TWSも
finalは有線イヤホン “Sシリーズ” や、指で潰さずに装着できるフォームタイプのイヤーピース「Fusion-G」を参考出展。担当者はSシリーズについて「ここしばらくfinalはダイナミックドライバーを中心に開発してきた。その中で得た知見を活かしたBA機」だとしており、試聴した方からも良い評価をいただけているという。
また、REBブランドの完全ワイヤレス「GEAR01」に低遅延ゲーミングモードを搭載したモデルを参考出展。価格は据え置きで秋口の発売を予定、現在のゲーミングモード非搭載モデルと置き換えるかたちで販売するとのことだ。
さらに本日、finalは急遽「D8000」の後継モデル「D8000 DC」を発表し、ゲリラ試聴会を開催した。D8000 DCの詳細については別項で紹介しているためそちらをご覧いただきたい。
■SeeAudioの “問題作” 「Strawberry π」参考出展
リアルアシストは、634earsやSeeAudioといった同社取り扱いブランドの製品を展示。634earsからは、「LOAK2」の筐体に真鍮を採用したモデルや「MIROAK-II Japan Limited」のオープンタイプを参考出展。どちらも価格や販売時期は未定だという。
そしてSeeAudioからは6BAイヤホン「Strawberry π」が参考出展。ポップボーカル特化という尖ったチューニングで、エンジニアが「別に売れなくてもいい」と言っている “問題作” らしく、試聴した方のリアクションも賛否両論だそう。
こちらは23万円程度の価格で秋口の発売を予定。気になる方はイベントなどで見かけた際に是非とも聴いてみて欲しい。
■DUNU初のヘッドホン「嵐」&ヘッドホンアンプ「V53」が登場
サウンドアースからは、DUNUブランド初のヘッドホン「嵐」とヘッドホンアンプ「V53」が登場。嵐は平面駆動型のヘッドホンで、25万円程度での販売を予定。発売時期はまだ未定で、現在サウンドなどの調整を行っているところだそう。
また「V53」は据え置き級のサイズながらバッテリーを搭載したヘッドホンアンプだという。バッテリー搭載の理由は確認できていないそうだが、日本で発売するにあたっては、PSEなどの観点からバッテリー非搭載での販売になりそうとのこと。こちらは30万円強くらいの値段で発売予定、時期は未定どなっている。
もう一つ、1DDイヤホン「KIMA2」もお披露目されていた。こちらは8 - 9月ごろに2万円程度での発売を予定しているそうだ。
■エミライはFIIOやiFi Audioの参考出展品を多数用意
エミライはFIIOやiFi Audio、Chord Electronicsといった取り扱いブランドの各種製品を展示。FIIOからはヘッドホンアンプ「K11」のDACをR2Rラダータイプにしたバリエーションモデル「K11 R2R」やBluetoothアンプ「BTR13」、Bluetoothレシーバー「BT11」などの製品の参考展示が行われた。
またiFi Audioからは、デスクトップオーディオ “ZENシリーズ” 第3世代のヘッドホンアンプ「ZEN CAN 3」、およびBluetoothレシーバー「ZEN Blue 3」が登場。それぞれ夏から秋にかけて発売する予定で調整中。国外での価格は299ドルだが、為替などもあり日本円でどうなるかについても調整しているところだという。
■Cayin、秋から冬にかけて発売予定の据え置きシステム
コペックジャパンは、Cayinの据え置きシステム「iDAP-8」「iDAC-8」「iHA-8」を参考出展。これまでもイベントで度々披露してきたモデルだが、秋から冬にかけての発売を予定しているという。
ただし、このうちオーディオプレーヤーのiDAP-8については、「Cayinユーザーであればポータブルプレーヤーを持っているケースが多く、それでも事足りる」ため、国内販売するか否か協議中だそうだ。
■ZMF Headphone初のポータブル向けヘッドホン「Bokeh」
ブライトーンはZMF Headphonesの新製品「Bokeh」を出展。ブランド初のポータブルを意識したヘッドホンということで、約490gの本体質量や柔らかいイヤーパッドから、重厚な見た目に反して軽い装着感も特徴のひとつだ。