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公開日 2024/10/23 19:11
新開発「ステンレスマウントフレーム」を搭載

final、“一音一音の実在感が感じられる” ダイナミック型イヤホン「A6000」

編集部:成藤正宣
finalは、「新しい音質評価基準の提示」をコンセプトとする “Aシリーズ” から、「ステンレスマウントフレーム」を初搭載したダイナミック型イヤホン「A6000」を11月14日(木)に発売する。価格は59,800円(税込)。本日10月23日より予約受付も開始する。

「A6000」

フラグシップイヤホン「A8000」で確立した同社独自の音質評価手法を、さらに進化させて音作りを行ったというモデル。

音圧などの条件を固定した主観的な評価ではなく、さまざまなクオリティの音楽をさまざまな音量で聴く実際のリスニング状況に沿った新しい評価法を採用。“目の前で生演奏を聴くような一音一音の実在感が感じられるサウンド” に仕上げたとしている。

ドライバーユニットは、自社開発の6mmダイナミック型「f-Core DU(エフコアDU)」を搭載。振動板/ボイスコイル/磁気回路/接着剤などの部品はもちろん、生産機器も自社設計するほどにこだわって製造している。

フロントハウジングには磁力の影響を受けにくく比重の高い真鍮を採用。ボイスコイルには30μの超極細CCAWを使用して振動板の時間応答性能を高め、最小限の接着剤で組み立てることで可動部を徹底的に軽量化した。振動板自体も、一般的な生産手法の3分の1程度の小ロットで丁寧にプレス加工し、圧力の偏りを最小限に抑え、歪のない均一な形状に作り上げている。

さらに本モデルでは、ハウジング内部にドライバーユニットを固定する「ステンレスマウントフレーム」を新開発。ハウジングには軽量なABS樹脂素材を採用して装着の快適さを高める一方、ドライバーユニットを強固な金属フレームで支えることで “音の粒度が極めて細かく、一音一音の輪郭が鮮明に感じられる音質” を両立したとのこと。

新開発の「ステンレスマウントフレーム」でドライバーユニットを強固に固定

ハウジングの表面には、粒状感のある特殊加工「ハードグレイン加工」を施した。剛性を高め、傷や指紋汚れをつきにくくすると同時に、細やかな陰影のある質感も表現している。

軽量なABS樹脂ハウジングの表面には「ハードグレイン加工」を施す

0.78mm 2pinコネクターによるケーブル着脱に対応。付属ケーブルには新たに開発した「ソフト単結晶ケーブル」を採用しており、サウンドは高い解像度と柔らかい質感を兼ね備え、取り回しの良さにも優れるという。ケーブル長は約1.2m。

イヤーピースは、音質を最大限に引き出すことを目的として、開口部の広い「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を採用。耳に触れる部分には柔らかめ、音導管部分には固めのシリコン素材を用いており、音導管部には強度と柔軟性を高める溝加工を施している。サイズはSS/S/M/L/LLの5サイズを同梱する。

感度は101dB、インピーダンスは18Ω。質量は約24g。シリコン製キャリーケースも付属する。

シリコン製キャリーケース

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