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公開日 2024/11/20 18:31
有線タイプの「nwm WIRED」同時発売。ネックバンド型「nwm GO」も開発中

nwm、完全ワイヤレス “耳スピーカー” 新モデル「nwm DOTS」。新規設計ドライバー搭載、デザインも一新

編集部:杉山康介
NTTソノリティは、同社nwmブランドのオープンイヤー型完全ワイヤレス “耳スピーカー” 「nwm DOTS」と、エントリー有線モデル「nwm WIRED」を本日11月20日より順次発売する。価格はオープンだが、nwm DOTSは税込24,200円前後、nwm WIREDは税込4,950円前後での実売が想定される。

nwm DOTS

nwm WIRED

■2つのnwmコア技術を両方搭載、ドライバーからデザインまで刷新した「nwm DOTS」



nwm DOTSは、完全ワイヤレス耳スピーカー「nwm MBE001」の後継となるモデル。音を耳元に閉じ込めるNTT独自技術「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」を踏襲しつつ、周囲の音をカットして自分の声だけを相手に届ける特許技術「Magic Focus Voice」を新搭載。2つのコア技術により、音楽鑑賞だけでなく通話にも使えるマルチユースモデルだとしている。

コア技術のPSZ、Magic Focus VoiceをW搭載

ドライバーは完全新規で設計された12mm径のものを搭載しており、前モデルと同径ながら音圧・音質が大幅に向上。計測データ上では、出力レベルは全帯域において前モデルを上回り、特に中低域の厚みが増しているうえ、音漏れ抑制レベルも1kHz以降の帯域で改善しており、よりパワフルなオーディオ体験を提供すると説明する。

音響特性、音漏れ抑制レベルともに向上

質量は本体片耳で約8gと、前モデル比で12%の軽量化を実施。筐体デザインはヘッドホンタイプのフラグシップモデル「nwm ONE」と共通する円モチーフのデザインに刷新するとともに、シリコンフックと可動式のテールチップで耳に固定する方式へと変更し、軽やかで安定感のある着け心地を追求した。円を2つ重ねたデザインや製品名の「DOTS」には、「点と点が繋がり共存していく」というメッセージが込められているとのこと。

連続再生時間は単体で最大8時間と、前モデル(最大6時間)よりアップ。さらに、前モデルと異なりケースにはバッテリーを搭載するため、ケース充電込みで最大32時間の連続再生を実現した。

再生周波数帯域は80Hz - 20kHzで、BluetoothはVer.5.3、コーデックはSBC/AAC/LC3をサポート。本体にはIP54相当の防塵・防水性能を装備し、パッケージにはSサイズ/Lサイズのテールチップを1ペアずつ同梱する。

nwm DOTS機能性など

カラーはチャコールブラック/ストーンホワイト/マスタードイエロー/バーガンディレッド/モスグリーンの5色をラインナップ。うちチャコールブラック/ストーンホワイトの2色は本日11月20日より発売、マスタードイエロー/バーガンディレッド/モスグリーンの3色は12月上旬の発売を予定している。

5色を展開

nwm WIREDは、有線型耳スピーカー「nwm MWE001」の後継となるモデルで、引き続きPSZ技術を搭載。充電や遅延を気にする必要がない有線タイプなため、オンライン学習や会議、ゲーム、動画視聴など幅広いシーンで使えるとする。

こちらも前モデルと同じ12mm径ながら完全新規設計のドライバーを採用し、前モデル以上の出力、音漏れ抑制を実現。なお、本機に搭載するドライバーはnwm DOTSのものとは別物で、それぞれの製品特性に合わせて振動板やコイルなどから新たに開発しているそうだ。

質量は両耳(コード含まず)で約7.2gと、前モデル比で20%の軽量化を実施。ケーブルも絡みにくいものへと改良するなどのアップデートを行いつつ、「オープンイヤーが気になる」全ての方が手に取りやすいようにと、前モデル(税込8,250円)よりも低価格での提供を実現した。

前モデルと比べてアップグレードしつつ低価格化を実現

こちらもnwm ONE譲りの円形デザインへと刷新し、老若男女問わず好みに合うカラーが選べるよう、ダークブラウン/ホワイトベージュ/ネイビーブルー/ミントグリーン/コーラルピンクというパステルカラー5種類をラインナップ。パッケージもホッチキスなどを一切使わない完全クラフト仕様で、誰かに贈りたくなるデザインを目指したとのこと。

再生周波数帯域は100Hz - 20kHzで出力音圧レベルは87dB、最大入力は40mW、インピーダンスは16Ω。コード長は1.2mで、本体にはIPX4相当の防水性能を備える。

パッケージのデザインにもこだわっている

5色を展開

■右肩上がりで成長するオープンイヤー市場で、間口を広げるべく拡充



本日11月20日、都内にて製品発表会が開催。代表取締役社長の坂井博氏が登壇し、「コロナ禍を経て室内でもイヤホンを使うことがスタンダードとなってきた今、コミュニケーションなどの場面で新しい音の課題が生まれてきている」と説明する。

NTTソノリティ 代表取締役社長 坂井博氏

例えば同社がイヤホン・ヘッドホンにまつわる問題について調べたところによると、呼びかけに気づかなかった経験を60.6%、呼びかけたのに無視された経験を50.4%、車両の接近などで危険を感じた経験を30.8%の方がしているという。また長時間装着による耳の蒸れや圧迫感などもあるが、これらはオープンイヤー型の浸透によって解決できるのではないか、と述べた。

イヤホン、ヘッドホンが当たり前になったことで新たな課題が出現

実際、オープンイヤー型イヤホンへの関心は高まっており、Yahoo! における「オープンイヤー」の検索数は2023年ごろから急激に上昇。2019年と2024年の6か月平均で比較すると、約7倍もの増加を果たしているという。また、国内市場規模も右肩上がりに成長中で、2024年には前年比で+50%の成長が予想されるとのこと。

さらにnwmは11月8日、世界最大のイヤホン市場である中国でのブランドローンチを実施した。こういった背景を踏まえ、オープンイヤーの間口を広げるべく、耳スピシリーズの拡充とさらなる投資を行うとし、新製品であるnwm DOTS、nwm WIREDを発表したという。加えて来春、ブランド初のアクティビティ向けネックバンド耳スピーカー「nwm GO」をリリースすることも明かされた。

nwm GO

■来春発売予定の「nwm GO」もお披露目



nwmはこれまでビジネスユースを想定した製品展開を行ってきたが、オープンイヤーとアクティビティの相性の良さに着目し、ワークアウトやアウトドアなどの趣味、アクティビティにも最適な製品の開発に至ったという。

こちらも完全新規開発の12mmドライバーを搭載し、アクティブシーンでも聴きやすい広がりのあるサウンド体験が可能だと説明。PSZ技術や防水性能も備えるほか、アクティブな活動でもずれない安定性と快適性を有するとしている。

現時点で明らかになっているnwm GOの仕様

現在まさに開発中なため詳細は不明だが、「アウトドアシーンから日常までマッチするデザイン展開」を行う予定とのこと。引き続き続報に期待したいところだ。

坂井氏と同社クリエイティブディレクターの竹内慎太郎氏

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