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公開日 2024/11/21 11:00
専用レザーケース同梱

Astell&Kern、フラグシップDAPを小型軽量化した「A&ultima SP3000M」。音質設計ほぼそのまま、重さは半分以下に

編集部:松永達矢
アユートは、同社取り扱いのAstell&Kernより、フラグシップDAPのサウンドパフォーマンスを維持したまま小型軽量化を実現した「A&ultima SP3000M」を、11月29日(金)に発売する。価格は396,000円(税込)。

「A&ultima SP3000M」

2022年に発売されたブランドのフラグシップDAP「A&ultima SP3000」のオーディオパフォーマンスを維持したまま、小型軽量化を実現したというモデル。小型軽量化を行う上で、筐体素材をステンレススチールからアルミニウムへと変更。これに伴い質量は約493gから約237gへと半分以下の軽量化を実現した。なお、型番末尾の「M」には、小型化を示す “Mini”、優れた携帯性を示す “Mobility”、極めて優れたオーディオ性能を示す “Maximum”、サウンドにこだわる “Mania” 等々、複数の意味を込めたと同社は説明している。

基板設計を見直し小型化を行いながら、旭化成エレクトロニクス(AKM)のデジタル信号処理用チップ「AK4149EQ」2基とフラグシップDACチップ「AK4499EX」4基からなる「HEXAオーディオ回路構造」、スイッチレスでアンバランス出力とバランス出力を完全に独立させた「デュアルオーディオ回路」といったSP3000の設計を踏襲。本機においても130dBの圧倒的なSN比を実現させたと謳う。

小型軽量化を実現しながら、フラグシップDAPと同じ「HEXAオーディオ回路」を搭載

主要回路を一体化したAstell&Kern独自のサウンドソリューション「TERATON ALPHA」も継承。効果的な電源ノイズの除去、効率的な電源管理、歪みの少ない増幅により、オーディオ出力インターフェースを通して原音に近いオーディオ再生を提供する。

オーディオフォーマットは最大PCM 768kHz/32bit、DSD512(22.4MHz)のネイティブ再生に対応。MQA音源再生もサポート。再生音源のサンプリングレートをリアルタイムに最大PCM 384kHz、DSD64(2.8MHz)までアップサンプリングするDAR(デジタルオーディオリマスター)機能も備える。DAR機能は楽曲や自分の好みに合わせてオン/オフ切り替えが可能だ。

クアルコム製SoC「Snapdragon 6125」、8GBのDDR4メモリー、256GBのストレージ容量なども、SP3000同様の構成を取る。ディスプレイサイズおよび解像度は、4.1型 HD(720×1,280)タッチスクリーンが備えられる。

出力端子は3.5mmアンバランスと4.4mmバランス端子を搭載し、2.5mmバランス端子は省略された。また、「A&ultima SP3000T」で初採用された表示モード「VUメーターGUI」を搭載。音声信号の電圧レベルを表示するVUメーター風の画面表示により、アナログ感あふれる見た目で没入感を高めるとしている。

「SP3000T」で初採用された「VU メーターGUI」を搭載

Bluetoothバージョンは5.0で、コーデックはSBC/AAC/aptX HD/LDAC/LHDCをサポート。外形寸法は69.1W×119.6H×18.8Dmm、質量は上記の通り約237g。付属品としてGRUPPO MASTROTTO社の牛革を使用したプレミアムレザーケースを同梱する。

プレミアムレザーケースを同梱

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